3月18日(月曜)
都内での外出の後、夜の便で羽田空港から、福岡空港へ。
プライベートではもちろんですが、
今まで福岡空港へはあまり行く機会がなかったのです。
入社して間もない頃、広島に向かうはずのフライトが
天候不良か何かで結局福岡に着いてしまい、
広島での打合に出席できず、
仕方ないので同行いただいたメーカーの方と二人で
博多ラーメンだけ食べて帰ったことを、
機内で久し振りに思い出しました。
普段、機内では耳栓(イヤーウィスパーというやつです)をしているので
機内音楽を聴くことはあまりないのですが、
今日はちょっとだけ心が波立っていたので、
アイマスクをして寝る気にもなれず、
プログラムの中のオールナイトニッポンclassicなるものを
聴くとは無しに聴いていましたら、
イルカの『海岸通』が流れてきました。
あなたが船を選んだのは
私への思いやりだったのでしょうか
別れのテープは切れるものだと
何故気付かなかったのでしょうか
港に沈む夕陽がとてもきれいですね
あなたを乗せた船が小さくなってゆく
夜明けの海が悲しいことを
あなたから教えられた海岸通
あなたの言うとおり妹のままで
いた方が良かったかも知れない
あなたがいつかこの街離れてしまうことを
やさしい腕の中で 聞きたくはなかった
まるで昨日と同じ海に波を残して
あなたを乗せた船が 小さくなってゆく
巡りくる季節と同じように、
僕らは出会いと別れを何度も何度も繰り返しながら、
なんだかんだで歳を重ねてきてるんですよね。
この曲を聴くと、涙が出るのをこらえようとするときに
鼻の奥のあたりがツンと痛くなるような
そんな気持ちになります。
この歌と同じシチュエーションなど僕の思い出には無いけれど、
心の中のそんな情景とリンクするんでしょうかね。