草庵の記

弓部大動脈、腹部大動脈、腸骨動脈、冠動脈にステント11本。
私の体はサイボーグ

動脈瘤の再発

2019-02-28 16:52:17 | 心臓血管外科検査

2013年11月11日記録


今日は北からの寒気団が降りて来て寒い一日の始まりだった。

留守番できないワンはトリミングをかねてペットショップにお預け
娘が出社前にモモを送り届けた。。


私たちは7時35分頃迎えのタクシーで心血専門病院へ出発した。
到着したときは8時前だったが番号札は既に45番目で患者の多さに驚いた。

循環器内科に通ったのは8月、9月
心臓関係の患者は極めて少なかった。
流石11月も初旬を終えると急増するのだろうか?

待合も座る場所さえないほどに混雑していた。
幸い皆何とか座席を確保できたようだった。


しばらく待っていると診察前に検査指示票が手渡された。
採血、超音波、レントゲン、単純CT検査のメニューだった。

9月にCT以外の検査を受けていることを伝えると医師に確認してくれた。
今日はCT検査のみで良いことになった。

放射線科のある1階に下りると、ここでも患者でごった返していた。
幸い私の座る場所は確保できたが、30分もすると立って待つ人が増えてきた。
スタッフが慌てて丸椅子を用意した。何しろ心臓系病人だから…
かつて改築前の放射線科はこれほど混雑はしていなかった。

患者も今日は比較的若い層が多かった。
よぼよぼの高齢者が少なく、団塊の世代以下の年齢層の人を多く見かけた。

1時間ほど待ってCT検査を受け、2階の外来で結果を待ちました。


結果……
心配した人工血管のつなぎ目は上下ともに何事も無かった。
が、脚の動脈と腹部動脈の2か所に膨張が見つかった。

つまり動脈瘤である!

足といっても腹部である。
詳細を訊く気もなくきょと~んとしてた私。


これだけ食事制限を護りぬいても再発は免れなかった。
まだ治療する段階ではないそうだ。

「他に悪い箇所があるのに…そちらの治療を何故受けないのですか?」H医師
「もう受けたくありませんので…」私
「どうしてですか? このまま放置してると苦しんで苦しんで死んでしまいますよ!」H医師
「もう良いかなと思うのです。この4年間本当に苦しみました。
これ以上に苦しむことはないんじゃないですか?(意味不明)」私

私、どうしてステント治療を受けないんだっけ??
今日はそんなことを話すつもりじゃなかったので…ガハハ、忘れてた。
どうでもいいことだしね( 一一)

家に帰って思い出しました。薬の副作用が怖くて受ける気持ちが失せたのでした!?

そのとき、私はさらりと流しました。
「私のバイパス手術は100%詰まっていました」私
「ああ、ときどきあるのです、そういうことが…」H医師
「あ、私の血管やたら細いですものね」私
「ええ」医師
(助っ人出さないと先生の立場ないしね)

で、
話が一段落してH医師の名前に記憶があったのでお訊きしてみました。

「先生はY先生のチームでいらっしゃいますか?」
「はい、そうです。Yのチームです」
「じゃ、私の手術を執刀してくださいましたよね?」
「え? 私は一時外国で勉強していましたから…」
「私の手術は2010年1月18日でした」

先生はパソコンのカルテをひも解かれ…

「執刀しています」
「そうですか、お名前に記憶があったものですから…」

○○先生がどこそこの病院に行かれ、
△△先生はこちらで前期研修を受けられ、
今大阪大学で再度お勉強なさっていますよね。

「え~? どうしてそんなに詳しいんですか?」

次々世間話混じりに…
「どうして?」
「は~い、ネットで」

先生は苦笑というか微笑していらっしゃいました。
私、何やってるんだか(-_-)

私の再発は覚悟していたし…
カテーテルステントも今は入れるつもりはないし、、
どうでも良いのです。

ただ、バイパス手術を受けて、即閉塞していたのです。

恨むつもりはありませんが、それが私の運命だったのでしょうし、
取り返しはつかないし…

でも、苦しんでいる私をきちんと調べないで
心療内科に行けとおっしゃったのは Y主治医でした。

バイパス手術を執刀なさったのは
恐らくY主治医の弟子クラスのスタッフだったと思います。

弓部大動脈瘤の手術は大きな手術です。

時間も無かったでしょうし、私の血管はボロボロだったし、
あまりに細かった…色々な悪条件の下でうまく繋げなかったのでしょう。

生活習慣病に罹った私に大きな非があるのです。


皆さまもどうぞ、食生活には特にお気遣いください。
後悔先に立たずです。。。

中性脂肪が多い人、コレステロールの多い人…
十中八九『動脈硬化症』が疑われます。


グルメ番組に翻弄されないように!

高カロリー食品は身を亡ぼします。

ぶ~、私かなり医師団を怨んでるね、きっと(;´Д`)苦笑


※ ところで再発ではなく、これは最初から複数個の
  動脈瘤がみつかっていて、それが成長しているだけ
  だったのですよね。私お大きな勘違いです。


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最終決断

2019-02-28 16:38:11 | 循環器内科

2013年10月1日記録

今日は過日からの検査も終了し、循環器内科での最終診断でした。

ステントの挿入を行うか、否かの問題について…

医師と患者の話し合いでした。



過日の検査結果が思ったよりはるかに良く、

おまけに側副血行路が細いながら出来、

冠状動脈のつまりが1か所溶解が始まったという結果。

実に目出度く、私は鬱症状から脱することができた。


そして、右半身の痛みは「頚肩腕症候群」と「帯状疱疹後神経痛」が
影響していることを自覚し、パソコンの使用頻度を若干少なくした。
すると、若干痛みも緩和された。。
その旨医師に伝えると納得したように首を縦に頷いていらっしゃいました。

もちろん、当然のように息苦しさやみぞおちの苦痛が消えたわけではない。
声も嗄声のままで、一日のうち頻繁に声が出なくなり、
息つぎもできなくなったりする。

血栓の溶解と新しい血管を思う時、ひょっとするとこのまま改善され
完治するのではないでしょうか??

「それは考えられません!」

(があ~~~ん)

「冠動脈の詰まりは血栓ではなく、
 コレステロールですからね」


(があ~~~ん)


それでも一生バイアスピリンを飲み続けながら、
ステントを装着して…
この苦痛が絶対に消えるとは言い切れないそうです。。

やはり、ステントは入れないことにしました。
で、また半年後に検査です。

ところが、心臓血管外科に全然行ってないので
また行くようにアプローチされました。

で、11月に今度は心血外科の予約が入りました。
私はいつまで経ってもこの医者と縁が切れることは
もう無いのだろうと思います。


思わず、後藤久典さんのことばを思い出してしまいました あう。

「冠動脈硬化症とは?」

冠動脈硬化とは、文字通り、冠動脈におこる動脈硬化のことです。
では動脈硬化とはいったいどのような病気なのでしょうか?

動脈硬化とは、たとえて言えばパイプの”ヤニ”詰まりです。
血液中に存在するコレステロールやカルシウムなどの
”ヤニ”の原因となる物質が、高い圧にさらされて
わずかに損傷が入った動脈壁にくっつきます。

そうするとこの付着物の上にさらに”ヤニ”の原因物質や
血液凝固成分などが付着してゆき、次第に斑状に
へばりついた塊となってゆきます。
これを粥腫斑 (atheromatous plaque)と呼びます.

粥腫(じゅくしゅ)の中にはヤニ物質がなかば
半固形状の汁となってたまっており、
粥腫斑の付着した部分の動脈壁は柔軟性を失って
蝋細工状の硬さに変わってゆくのです。

動脈硬化という言葉はこの硬さから由来してるのですが、
動脈硬化の本態は、単に部分的な動脈の硬化ということにとどまらず、
実際にはパイプのヤニ詰まり現象を意味しているのです。


冠動脈硬化をおこした部分では冠動脈の内腔が”ヤニ”によって
狭められる現象がおきます.
軽いうちはたいした狭窄にはなりませんが、ヤニの上にヤニが着き、
さらに狭くなって、内腔を通過する血液が渦を巻くように
流れが滞りがちになると、さらにそこに血栓の付着も重なって、
次第に内腔が極端に狭まってゆくことがあります。

本来の内腔径の75%以上に内腔が狭まる
(すなわち,内腔がもともとの25%以下の直径になってしまった)場合に、
はじめて冠血流の低下という現象が生じます。

逆に言えば、左冠動脈主幹部を除いて、冠動脈狭窄が75%以上まで
進行するまでは冠動脈血流に有意の減少は生じないのです)

だ、そうです(-_-)。


芽かぶを食べても、沖縄県産太もずくを食べても
コレステロールは溶けないのね(-_-)。

海藻の食べ過ぎで甲状腺機能低下症になってしまいました。


コメント
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