これは私の勤め先の屋上庭園からの1枚です。香炉掃除を始める前と
終わってからの写真です。日が短くなって来ましたね。
仕事が休みの日に着々と母の死後の手続きをしています。
先日お世話になった特養に、退所手続きに行って来ました。
いつも母のお世話をしてくださっていたFさんが担当してくださり、積もる話に花が咲きました。
「こういった施設に入所される方のご家族は、ハッキリと二つに分かれるんです。一つは親の面倒をみたくないからと、預けっぱなしにされるご家族。そしてもう一つは、本当は一緒に住んでお世話をしたいけど、やむを得ず親を預けられるご家族です。
かずえさんのご家族は、正に後者の典型的なご家族でした。でも悲しいことに、現実は厳しいんです。そういったご家族は、本当に数えるほどしかいらっしゃいません。
いつも衣類やタオルにパンダちゃんの絵がついた、お名前シールを貼って持ってこられてたでしょ?本当に愛情たっぷりの素敵な娘さんだなぁってみんなで感心していました。
それでね、時々間違えて、隣に座っている方が、あのシールが貼ってあるタオルを使っていたりすると、かずえさん、ギロッっと睨むんです。あ、それ私の・・・みたいなお顔をされてね。だけど文句を仰る訳じゃない。だって、そういう方だったでしょ?でもそのお顔が、私は可笑しくて。今でも思い出すんですよ。」と涙される。
以前私が作ったアルバムも、Fさんは大興奮してくださって、その日ちょっとぼんやりしていた母が、余り反応してくれなかったので「私が必ずしゃんとなさってる時にお見せしますから!ボロボロになっても良いですか?」と聞いてくださったのでした。
それを母に見せた時、これは私の父と母・・・と、そこに載っている全ての人を思い出して説明してくれたのだそうです。それは今年の誕生日プレゼントでしたから、ほんの9カ月前のことです。「あの時は本当に嬉しそうになさって。泣き笑いをされてましたよ。」その時の母の写真を撮ってくださり、PCで1枚の画像にして送ってくださったのもFさんでした。
「だけどね、かずえさん、差し入れのお菓子だけは、絶対にダメ!と言って、私たちには一度もわけてくれなかったんです。そういうところも何だか可愛らしくて。私たちはその様子を見て、いつも笑わせて貰ってたんですよ。」
母の様子を聞けば聞くほど、あぁこんなに愛情深い方たちにお世話して貰っていたんだな・・・と涙がボロボロ溢れました。
母の持ち物で、今後施設で使えるものがあるなら、是非使って頂きたいとお願いしていたのですが・・・。
「私ね、かずえさんのあのパンダのシールが貼ってあるタオル、個人的に1枚頂いちゃったんです。それを見る度にかずえさんのことを思い出してます。」
そんなFさんは、今年の12月で施設をお辞めになるという。
お年寄りが大好きだというFさんは、以前働いていた「訪問介護」のお仕事に戻られるようです。
あぁ!母はなんて運が良いんだろう。こんな方に最期までお世話して頂いて。最期のお見送りの時も、Fさんは深々と頭を下げて母を見送ってくれました。
きっとFさんはまた、新たな「訪問介護」のお仕事で、沢山のお年寄りの支えになられるんだろうな・・・と思いました。
施設に預けた親御さんに、会いに行きたくてもいけない事情がある方もきっといらっしゃるはず。我が家は父が母のために残してくれた年金があり、時間的にも余裕があった。そして母自身が穏やかな人で、会いに行きたいと思わせてくれる人だった。
だからFさんはとても褒めてくださったけど、たまたまあらゆる事情がそれを許しただけなのだと思うのです。
終わってからの写真です。日が短くなって来ましたね。
仕事が休みの日に着々と母の死後の手続きをしています。
先日お世話になった特養に、退所手続きに行って来ました。
いつも母のお世話をしてくださっていたFさんが担当してくださり、積もる話に花が咲きました。
「こういった施設に入所される方のご家族は、ハッキリと二つに分かれるんです。一つは親の面倒をみたくないからと、預けっぱなしにされるご家族。そしてもう一つは、本当は一緒に住んでお世話をしたいけど、やむを得ず親を預けられるご家族です。
かずえさんのご家族は、正に後者の典型的なご家族でした。でも悲しいことに、現実は厳しいんです。そういったご家族は、本当に数えるほどしかいらっしゃいません。
いつも衣類やタオルにパンダちゃんの絵がついた、お名前シールを貼って持ってこられてたでしょ?本当に愛情たっぷりの素敵な娘さんだなぁってみんなで感心していました。
それでね、時々間違えて、隣に座っている方が、あのシールが貼ってあるタオルを使っていたりすると、かずえさん、ギロッっと睨むんです。あ、それ私の・・・みたいなお顔をされてね。だけど文句を仰る訳じゃない。だって、そういう方だったでしょ?でもそのお顔が、私は可笑しくて。今でも思い出すんですよ。」と涙される。
以前私が作ったアルバムも、Fさんは大興奮してくださって、その日ちょっとぼんやりしていた母が、余り反応してくれなかったので「私が必ずしゃんとなさってる時にお見せしますから!ボロボロになっても良いですか?」と聞いてくださったのでした。
それを母に見せた時、これは私の父と母・・・と、そこに載っている全ての人を思い出して説明してくれたのだそうです。それは今年の誕生日プレゼントでしたから、ほんの9カ月前のことです。「あの時は本当に嬉しそうになさって。泣き笑いをされてましたよ。」その時の母の写真を撮ってくださり、PCで1枚の画像にして送ってくださったのもFさんでした。
「だけどね、かずえさん、差し入れのお菓子だけは、絶対にダメ!と言って、私たちには一度もわけてくれなかったんです。そういうところも何だか可愛らしくて。私たちはその様子を見て、いつも笑わせて貰ってたんですよ。」
母の様子を聞けば聞くほど、あぁこんなに愛情深い方たちにお世話して貰っていたんだな・・・と涙がボロボロ溢れました。
母の持ち物で、今後施設で使えるものがあるなら、是非使って頂きたいとお願いしていたのですが・・・。
「私ね、かずえさんのあのパンダのシールが貼ってあるタオル、個人的に1枚頂いちゃったんです。それを見る度にかずえさんのことを思い出してます。」
そんなFさんは、今年の12月で施設をお辞めになるという。
お年寄りが大好きだというFさんは、以前働いていた「訪問介護」のお仕事に戻られるようです。
あぁ!母はなんて運が良いんだろう。こんな方に最期までお世話して頂いて。最期のお見送りの時も、Fさんは深々と頭を下げて母を見送ってくれました。
きっとFさんはまた、新たな「訪問介護」のお仕事で、沢山のお年寄りの支えになられるんだろうな・・・と思いました。
施設に預けた親御さんに、会いに行きたくてもいけない事情がある方もきっといらっしゃるはず。我が家は父が母のために残してくれた年金があり、時間的にも余裕があった。そして母自身が穏やかな人で、会いに行きたいと思わせてくれる人だった。
だからFさんはとても褒めてくださったけど、たまたまあらゆる事情がそれを許しただけなのだと思うのです。
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