あの日から1年

ポンちゃん、元気にしてますか？

ポンちゃんがままを置いて逝ってから今日で丸1年。

毎日ポンちゃんの遺影に話し掛けてるけど、にゃ～ともにゃんとも言ってくれないポンちゃん。

だけどね、そっちには、おかっぱさんちのうめさんやうんちゃん、キクさんやよねちゃん、そしてたれちゃんやチャー坊もいてくれるでしょ？桜吹雪さんちのさくらちゃんやふーちゃんとも一緒？

みんな優しい子たちばっかりだったから、きっと淋しい思いはしてないよね･･･ってままは自分に言い聞かせてるよ。

お婆ちゃんとはもう会えたかな？ポンちゃんの中で、お婆ちゃんの順位は我が家で第3位（つまり最下位）だったから、あんまり喜んでないかも？とか思っちゃったけど、でもそっちでお婆ちゃんの得意な、ポンちゃんが大好きだった「ちゃっちゃっちゃ～っ」をやって貰えてると良いなぁってままは思ってます。

1年が過ぎても、ままは未だにポンちゃんを見送った最後の日々のことを書くことが出来ません。

スマホがね、1年前のストーリーとか、勝手に送って来るのよ。いつもならサンバくんの成長記録とかだから、喜んで見る癖に、11月に入ってから、それが怖くて、直ぐにスマホを閉じることが続いた。

いつまでも飼い主がそんなんじゃ、ポンちゃんが喜ばないよね、って頭ではわかっているのに、どうすることも出来ないヘタレまま。

最後の治療に通っていた頃、先生に爪切りをして貰ったじゃない？あの時、ポンちゃんの爪が肉球に刺さっていて、食い込んだ爪を無理やり引き抜いた時のポンちゃんの「うぎゃ」っていう声が、まだままの耳にはハッキリ残ってる。

知識としては知っていたのに、ポンちゃんの爪がそんなことになっているなんて、全く気付いてあげられなかったままは、本当にアホでダメで、飼い主失格だって心底思った。

あの日、家に帰ってから何度も何度も「ごめんね～。痛かったね～、ホントにごめんね～」ってポンちゃんを抱きしめながら、何度も謝ったよね。

そんなままに抱っこを許してくれ、身をゆだねてくれたポンちゃんに、心の底から申し訳なく思い、そして愛しいと思って抱き締め続けた。

おかっぱさんがね、子ねこを保護したのよ。複数の里親サイトで募集をかけたんだけど、反応がないと知って、ままは何度も手をあげようかと迷いました。

だけどその度に、飼い主失格だった己を思い出し、そしてあのお別れの日のことを思い出して、手を上げることは出来なかった。

ポンちゃんみたいに、ねこ飼い初心者に育てられる子は、到底幸せになれる気がしなくて･･･ね。

ポンちゃんの一周忌には、少しは立ち直った姿を見て貰えるかと思っていたのに。こんなままでホントにごめんね。

「バカまま～！ぶっとばしゅよ！」
っていうポンちゃんの声が聞こえて来そう。

いつか本当に、笑ってポンちゃんのこと、思い出せる日が来ると良いなぁって、粘着質な性格のままは、まだ諦めてはいないんだよ。だけどもしかしたら、その前に「いつか同じ場所で」と思っている、そっちに行くことになるかも･･･だけどね。笑

ポンちゃん
ままんちの子になってくれて
本当にありがとう
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