2025 父の祥月命日

2004年3月4日、74歳の父は脳梗塞で亡くなりました。今年は22回忌です。日本のしきたりや習慣など、無知な私は祥月命日をどうしてあげればいいのか分からないまま、父の好物だった料理を作り、好きなお酒を一緒に飲んで、色んな話をすることにしています。

何と言っても大好物は、鶏のから揚げやったもんね。

お魚も好きやったけ、今年は真ホッケを買って来て焼いたよ。

「高血圧やけ、数の子はようけは食べられん」って言いよったよね？もう死んでしもたんやから、血圧気にせんで食べて食べて～。

今年の祥月命日は、お父さん一人ぼっちやないやろ？お母さんもそこにおるんやろ？そやけどこの間ちょっと思い出したんよね。お父さん「死んでもワシはかずさんとは会えんかもしれん」って言うとったやろ？「ワシは地獄に行くやろうし、かずさんは多分天国やろ」それが分かっとったんやったら、生きとる内にお母さんを悲しませるようなこと、せんかったら良かったんよ。

日本酒買うて帰るの忘れたんやけど、この前職場で貰うたお供え物の日本酒があった。どこまでいっても日本酒には見放されんのやねぇ。女房子供には見放されても。笑

もうね、あたしはお母さんもポンちゃんもおらんようになって、何を生きがいにすればえぇんか分からんようになっとるよ。それでもまぁ、気付けばやっぱりがんばって生きて行かんとしょうがない･･･みたいなことにもなっとる。

事前に休みを申請しとったこの日は、時間もたっぷりあったけ、大根おろしでポンちゃんを作ってみたよ。

これはね、大分前にブロ友さんが作っとったのを真似っこしてみた。そやけどあんまり上手には出来んかった。

お父さんが半笑いした写真と、お母さんが満面笑みの写真を小さな仏壇に飾って、朝晩お参りするようになって、ちょっとやけど、お父さんとの距離が縮まった気がしとるよ。これまでは祥月命日とお盆の時だけ、お父さんのこと思い出しとったのに、最近はよう思い出すようになった。

どうね？お金に糸目をつけんで、こうして好物の料理が並んどったら、やっぱり嬉しいもんやないん？「まぁ実際大したことはないけどのぉ」って得意の憎まれ口、叩きそうやけど･･･ね。

地獄？の父と天国の母が会えたのか、そこのところは分からないけど、二人が一緒に居てくれてるといいなぁと思った夜でした。

けどね、お母さんは、お父さんと会えるから地獄に行くか？って閻魔様に聞かれたら、ぜってぇ断ると思うんよね。いやこれマジで。笑

かずえさんってそういう人よ～。
「お母さん、お父さんと会えるからて地獄はイヤよ～」言うよ。爆
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