ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
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職場の先輩の葬儀

2025-02-23 05:55:55 | 雑記
先日記事にした、職場の大先輩Yさん62歳の通夜葬儀が、一昨日と昨日しめやかに執り行われました。

突然の訃報に、皆の気持ちが沈んでしまい、営業部のMさんなどは、特に慕っていた先輩だったので、落胆ぶりは相当なものでした。

葬儀の日程が決まる前、寺務局長のKさんは、何かをずっと考え込んでいる様子でした。

ある時住職に「ちょっとご相談があります。Yさんの葬儀ですが、当山で行うとなった場合、その費用を免除して頂くと言うことは難しいでしょうか?長年親会社である葬儀社で多大なる貢献をされ、ここ数年は当山で懸命にお仕事をしてくださった方です。出来ればご遺族の負担を減らすことが、私達からのたむけにもなるのではないかと、私は考えるのですが」

しばらく考えておられた住職でしたが「良いでしょう。そうしましょう。親会社はケチだから、何か言って来る可能性はあるけども、そうなったら私の一存でそうしたと私が申しましょう」

これには私も驚きました。ただ、私のことは嫌っている?住職だけれど、この人は男気のある人だなぁと、少し前からそう思っていたので、今回のことで私は彼を見直したのでした。

そんな話を聞いていて、その昔、第二夫の父が亡くなった時のことを思い出しました。映画の美術の仕事をしていた義父でしたが、そういう自由業のような仕事でお金を貯めることはなかなか難しかったようです。ですからお葬式は最小限の祭壇で・・・と私たち家族は考えていました。

ところが仕事時代のお仲間たちが「〇〇さんの葬式なんやから、俺らに任せとけ」そう言って、当日撮影用の葬儀セットを持ち込んでくれ、それはそれは立派な祭壇での葬儀を行うことが出来ました。

立派な祭壇はもちろん有難かったですが、何よりお仲間たちのお気持ちが本当に嬉しかった。それは生前の義父の人柄だったのだろうな・・・と思ったものでした。

生前Yさんは、Mさんに「葬式の費用で家族に負担は掛けたくないから、俺は安い所でやって貰うよ」そう言われていたそうです。葬祭業についていながら、そんな風に思っていたYさん。当山での立派なお葬式、喜んで無償で参加した驚くほど数多くのスタッフたち。ご家族に負担を掛けることなく行われたことを、きっと喜んでくださっているのではないかと思いました。

残された奥様と息子さんたちお二人。もう既に立派な大人になられた息子さんたちでしたが、余りに早過ぎるお父様の死を、どんな風に受け止められたのかは、私にはわかりません。

でもこうして仕事仲間たちが精一杯のことをしてくれた・・・と知れば、父は皆から慕われ愛された、立派な仕事人だったのだと理解してくれたのではないかと思います。

一昨日の夜に行われた通夜には、引きも切らず、沢山の方が弔問に来られ、昨日の葬儀も涙、涙のお別れでした。火葬場へのお見送りの際は、従業員一同が全員揃って感謝の気持ちで深く頭をたれ、お見送りをしました。

Yさんが安らかに眠ってくださることを心からお祈りいたします。


葬儀で受付にたった3時間立っていただけで
立ち仕事は無理だ・・・と思い知ったワタクシでした
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