今日は、いつもの散歩のコースからはずけて、拝島駅の近くまで行き、折り返して
帰ってきた。途中熊川神社の中を通り、戻って来るが、違った風景を眺めての早朝
散歩も良いものだ。昨日は、午後に近くの福祉会館での囲碁クラブでの年に二度ある
大会に出席してきた。18人が参加しての大会であったが、朝から4時までで5回
討つのであるが芳しい成績ではなかった。日ごろクラブで時間を費やして誰とでも
討っているので気軽に遊べる。やはり老人にとっては、囲碁が時間を費やすことと
金のかからない遊びでは最高だ。この福祉会館では、同じ部屋で将棋をする人も
大勢くる。囲碁と将棋を歴史で対比してみる。将棋と囲碁の人口は、日本においては、
ほぼ匹敵しているかもしれない。将棋は、古代インドのチェスに似たゲームが起源と
いわれているが、現状では、奈良県の興福寺境内から発掘された駒が最古といわれ
ています。駒は16点あり、同時に1058年=と書かれた木簡(もっかん。細長い木片)
が出土しました。この駒は、木簡の上に王将と文字が書いたのが見られ、すでに五角
形をしていました。この後、いろいろと工夫、改善が行われ、江戸時代にはいって
からは、捕虜にした駒を、再度使用する方法が考案されました。この方法が考案され
てから、急激に、庶民の中に愛好家が増えました。これは、日本特有のゲームであり
世界には類を見ないものです。このように、将棋は、日本人が工夫した終局のゲーム
と言えるかもしれない。この将棋と囲碁の差を比較すると、下記のようにいえるの
ではないか。
比較の項目 囲碁 将棋
攻めの印象 面的 直線的
勝利の差 面積の広さ 王様を捕らえる
歴史の差 中国より吉備真備が持ち込む 日本独自で起源はインドで工夫改善のもの
時代の対象 貴族 戦国武将 庶民
普及の範囲 世界 日本のみ
このように、日本人の工夫、改善のことは、将棋だけでなく、日本語の成り立ちにもよく
あらわれているのではないか。将棋と囲碁の歴史がいっているように、昔から続いている
娯楽の最たるものであろう。