社労士(社会保険労務士)さんのひとり言

社会保険労務士ブログは早く卒業して、グルメブログにしたいものです。

コンプライアンスを上げる工夫。

2008年03月02日 09時33分06秒 | Weblog
検索ワードに「服薬遵守」という語がありましたので、ちょっと、それについて書いてみようかな…と。

いわゆる服薬遵守=コンプライアンスを向上させるには…。
1、薬の工夫
2、本人の自覚
3、周りの助力

1ですが…。コンプライアンスの向上に、各医薬品メーカーが取り組んだ結果、錠剤の小型化や服薬頻度の減少が実現しています。

錠剤の小型化…特にカプセル剤では、大きな薬は飲みにくいですよね。それで小型化により、飲みやすさを追求した製剤が増えました。

ただ…。錠剤を小型化すると、刻印が見にくい。また、落してしまうと、どこにあるのかわからなくなってしまう…という欠点もありますけどね。

服薬頻度の減少…1日3回、薬を飲むよりも、朝だけ薬を飲む方が忘れにくいということですね。1日1回服用の血圧降下剤が出たとき、顔を洗う洗面台に薬を置いておくと薬の飲み忘れが防げる…なんて拡宣していたものです。

2ですが…。

薬を飲む必要性を、患者自身が理解しているかどうか…ですね。その動機付けが重要となります。

(私の場合は、「薬さえ飲んでいたら大丈夫」=「薬を飲み忘れたらアウト」ですからね。そりゃあ、意地でも服薬しますわな。)

3ですが…。

できるだけ、薬を同時間服用にまとめる方が、コンプライアンス向上にはプラスであります。

(私の場合、最大時には、朝食前・朝食後・昼食後・夕食後・夜間の5回、薬を服用。又は貼る必要がありました。そのため、朝食前と夜間の薬を忘れる事がありました。)

できるだけ1回分の薬を分包すること。(特に高齢者等の場合は、その方が望ましいです。PTPから、いちいち取り出す手間を省く…という利点もあります。)

入院患者さんの場合は、数日毎に処方を行い、薬のコンプライアンス状況をチェックすることも考えられます。逆に、服薬状況が悪い患者さんには、ナース管理にせざるを得ないかも。

その他…。

家族管理の必要性。
薬袋からピルケース等へ薬を移し、飲む時間毎に薬を整理しておく。


また、コンプライアンスとは直接関係ありませんが、飲み忘れたときの対処法についても、医師や薬剤師に聞いておくことが望ましいですね。

(ちなみに…。私が朝食前のアクトス服用を忘れてしまった時、医師から「朝食後でもいいから飲むように。」と言われました。)
コメント
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