レガシーメディアとしてのテレビ、そしてTEPPEN

今回のさっしーのHKT移籍発表はANNで行われたんだけど、もちろん金曜の深夜だったこともあるだろうけど、メディアの反応があまりにも遅かったことが、印象として強く残った。正確には把握してないけど、テレビはもちろん、ネットのニュースサイトすら反応は鈍かった。

今をときめくAKBの、しかも中心メンバーにして最注目されてるメンバーの、スキャンダルを一部認めた上での「移籍」処置。人の不幸は密の味とばかり、間違いなく極めて需要の高いニュースなのに、ラジオによるリアルタイムに完敗じゃないか。なんかオワコンだったはずのラジオが、そのリアルタイム性故、身軽さ故、一周回っての優位性が際立つ結果に。世の中、何が起こるか分からない。

AKBがラジオに多く出演するのは、そこがハードルが低いことに加えて、秋元康の出身地だったからくらいに軽く思ってたけど、ラジオの優位性に密かに気がついていたのだとしたら、あらためてその慧眼ぶりを賞賛するしかないか。少なくともネットとの相性は、テレビよりも良いのは明らかのよう。

AKBのようなリアルーバーチャル連続体に立ち位置を置く劇場型アイドルの台頭は、テレビという恐竜を、レガシーメディアの巨魁を、ついに本当に葬り去るのかも知れないな。

といいつつ、そのテレビ番組、TEPPEN見たよ。仁藤さん、すばらしかった。誰が見ても明らかな勝利だったし、ハートの強さ、そしてコメント力もさすがはAKB。そして仁藤さん、きれい。もうちょっと人気出ても良いように思うけど・・・、小嶋さんにかなりかぶってるのが不運かも。