AKB48の旅

AKB48の旅

「メロンジュース」のフォーメーション

2013年07月22日 | AKB
ヤフオクドームコンサート初日。レポによれば箱は埋まったようで何より。HKTの2ndシングル「メロンジュース」が初お披露目と言うことで、選抜メンバーが発表されて、4人入れ替わった。結果、ぐぐたすでのHKTメンバーの書き込みが凄いことに。

全部目を通せてるかどうか自信がないけど、みんな素晴らしい内容で、これがリアルタイムで発信されてることに、何というか、感動を覚えたかな。それぞれが織りなす重畳感は、後追いの、しかも物語化を終えた後の知識ではあるけど、初期AKBをどこか彷彿とさせる、もちろん状況とかはまったく違うんだけど、重なる感じがする。

一つだけ引用することにしてみて、選んだのは森保さん。

以下森保まどかぐぐたす7月20日23:14引用

遅くなりましたが…

今回の2ndシングル、
選抜に入ることが出来ました!

いつも応援してくださる
皆さんのおかげです*

ありがとうございます。

選抜メンバーも
フォーメーションも、
1stとはがらっと変わった2nd。

メンバーみんな、
それぞれどの立場でも
思う事や悩む事はあります。

心が素直だから、
泣きたい時には
涙だって流すかもしれない。

でもこんな不器用で
がむしゃらなグループだから、
皆さんには見守ってほしいと思うんです。

私達のストーリーを
見届けてほしい。

伝えたいことが多すぎて
うまく言葉に出来ませんが…

これからも、
応援よろしくお願いします!

以上引用(一部改行位置変更)

森保さんがいみじくも指摘されてる形になるけど、「メロンジュース」の基本フォーメーションは、何かと象徴的に見える。ダブルセンターと言いつつ、フロントメンバーが田島さん、朝長さん、宮脇さん、兒玉さんの4人。そして2列目のセンターがさっしー。「立ち位置ゼロ」という意味でのセンターは、事実上、無化されてる。

このフォーメーションを見て、すぐに思い浮かんだのが、「AFTER RAIN」のフォーメーションだった。あちらはいろいろ複雑なんだけど、基本、大島さん、松井Jさん、渡辺麻さん、島崎さんの4人がフロントメンバーで、2列目のセンターに高橋さんが配置されてる。

「AFTER RAIN」という曲は比較的短いんだけど、その短い間に、フォーメーションはめまぐるしく変わる。中でも間奏部分が独特で、「立ち位置ゼロ」ではない微妙に後列のセンターで、高橋さんが一人でパフォーマンスし、それが全員に伝わっていくという演出になってる。しかも、各自のフリは同一ではない。

つまりは立ち位置が示してるのは、人気でも序列でもない、各メンバーのAKBにおける役割であるということが示されてるように見える。そこには「立ち位置ゼロ」という意味でのセンターは存在しないことになる。また前列/後列というのも、縦深という意味合いが、より強いことになる。

「メロンジュース」のパフォーマンスはまだ不明だけど、さっしーのポジは、この高橋さんのポジと同じ意味づけであるように思う。さっしーがいるというだけで、HKTでは序列が最初から無意味化してることも含め、選抜なら選抜内での役割によって、それぞれのポジが決まるという風にシフトしてると見なせるんじゃないか。

仲谷さんの「非選抜アイドル」と、このHKT選抜(そして非選抜)の見え方はストレートに繋がるわけで、これは共同体化の芽生えにして、正に初期AKBに重なるあり方であり、秋元康氏は、そこをはっきり意識して仕掛けてきてるように思う。