AKB48の旅

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リノガワと滞納と風紀

2014年03月14日 | AKB
「指原の乱」が2クールで終わるらしいとの情報があるけど、嘘だと言ってくれ-。と言うわけで、もう触れることができなくなりそうな「指原の乱」なんで、慌て気味に取り上げることに。

3月12日深夜放送回は、指原さんの引っ越し先物件巡りということになってて、なのになぜか、三田の超高級マンションが登場。リビングだけで80畳の広さに加えて、130畳のバルコニーはあるわ、専用バストイレ付きのゲストルームはあるわ、さらにはプライベートエリアが別途独立してて、どう考えても21才の女の子の住む部屋として、リアリティは皆無。家賃も進撃の200万円+敷金4ヶ月とのことで、入居時に1000万円が必要というトンデモぶりで、こちらも当然ながら、いかに指原さんと言えども、明々白々にムリ筋。

なのに、なぜに引っ越し先との触れ込みでの、「指原の乱」での紹介となったのか。これってなんかオカシイだろ。常識的に考えて、このマンションに指原さんが引っ越すことは、100%あり得ない。ならばなぜ、そんな物件を紹介するのか。そこには何か別の意図、それこそ「電通の陰謀」が隠れてるんではないか。

こういう書き方をすると、あっさりと陰謀論に吸着されてしまう方々が、一定数いることはなんとなく知ってるんで、敢えて書かせていただくけど、「電通の陰謀」というのは、100%冗談だから。番組内で指原さんがパフォーマンスして見せたように、「見よこの身体、ヴォーン、電通!」ということ。なんのこっちゃ。

話を戻そう。そこでピコーンとひらめいたのが「リノガワ」という例の怪情報。こういった超高級物件の入居者には、中国人の富裕層が多いという消息筋の噂がある。そんな中国富裕層のリノガワな人は、「指原の乱」を見ている可能性がある。というかまず間違いなく見てる。とすれば、この番組内で紹介されると、宣伝効果が極めて高い可能性がある。そこに目を付けたのが、登場してきた「メソッド株式会社」なんであり、それこそ電通の営業なんじゃないか。このステマで、いくら稼ぐんだ、ヴォーン、電通!

もう一つ、興味深かったのが、芸能人が入居できるかどうかの審査関連の話。いろいろ言われて来たところだけど、不動産会社の担当者が語った、人気の不安定さ故の「滞納」問題というのが、とてもリアリティがあるように感じられた。やはりそこなんだなと言うか。あと、水商売に関しては「風紀」という言葉も出てきたけど、これは芸能人にも多少は当てはまるのかも知れない。つまりは、まずは滞納と風紀なのかなと。

ホント、「指原の乱」という番組は、一次情報が得られにくい業界のリアルを垣間見させてくれる、そんな怪物番組としての評価ができるように思う。様々な分野の多彩なレイヤで、意図してかせざるかに関わらず、既存の体制側が「隠蔽」してきた事実を、白日の下にさらけ出してる。そんな在り方は、ある種ネットの存在様式そのものにも近いと言えそう。流石はかつての狼のコテハンの面目躍如というところか。