AKB48の旅

AKB48の旅

SWITCH vol.30「さしこリローデッド」

2012年10月26日 | AKB
内容のあまりのすばらしさに、一度はスルーしようと思った・・・と書くと何のこっちゃだけど、とにかくそゆこと。

このインタビューがさっしーの肉声に限りなく近いとしたら、いや逆に編集者とかがこんな作文できるはずもない内容なんで、本当にさっしーが語ってるんだろう。シンプルに驚くしかない。これは19歳の女の子の語る内容ではない。最高レベルの優秀な人材が、最高の教育と得がたい経験を積み重ねた上で、それでも語れるだろうかというほどの中身。なんだこれは。

先日取り上げた小林先生との対談でもそうだけど、さっしーは何か常識的なレベルを軽く突き抜けた感じがする。ここで言う「レベル」が何なのかはよくわからんけど、ずっと前に書いたさっしー評で、「振れ幅」について触れた。その「振れ幅」の桁が常人とは違うのかなと思う。

秋元康はこれをすぐそばで見てるんだから、そりゃあ楽しくてしょうがないだろうな。

NMBの横山さん

2012年10月25日 | AKB
「北川謙二」でも違和感なく溶け込んでた。既存のNMB選抜メンバーとはフリが合ってなかったけど、これはやむを得ないところ。フリのシンクロぶりがNMBカラーだし、チームKの全力キレキレからの軌道修正には、それなりに時間がかかるだろうしね。

ぐぐたすでも、すっかりNMBメンバーに溶け込んでるのが伝わってくるし、私が推測するところの今回の兼任の第一の目的と考えるチームMへの手当も、さっそく矢倉さんに寄り添ってたし、山本さん、渡邊さんとは、昔からのチームメイトにしか見えない様子は流石としか。

そのコミュ力は、方法論は違えどさっしーと通じるものがある。やはりそういう能力を見極めた上で、HKTにさっしーを、NMBに横山さんを送り込んだと見て良いように思う。こうなると、SKEの北原さんが楽しみになってくる。UZA選抜から外れてることだし、がっつり食らいついてほしい。タイミングとしては、新曲か新劇場か、その早いほうかな。空気としては劇場のこけら落としデビューあたりかなと。

10月3日に放送された「中居正広のザ・大年表7 各界のリーダーが大集合2時間スペシャル!!」で、高橋さんが後輩全員のメールアドレスを知っててフォローをしてる旨、峯岸さんが証言してたけど、表から見える実際の行動を見るに、横山さんが事実上の総監督補佐であるという推測は見当違いではないと思ってる。

このあたりやはり自然発生的、自己組織化的なんだろうけど、それを後付けで秋元康がオーソライズして行く、そういうことなんだろう。虚心坦懐に現実を受け止め、必要にして十分なできる限りの手当をした上で、そこからようやく一歩先のリスクを取りに行く。結果的に用意周到になるんで、ひとたび賭けに勝てば、以後は勝ち続ける可能性が高くなる。ギャンブラー秋元康の真骨頂かな。

「電池以下」出版記念トークライブ

2012年10月24日 | AKB
秋元康にして、けっこう突っ込んだことを語ってるようなんだけど、残念なことに一次ソースが見つからない。以下のサイトで詳細に文字おこしされてるんで、これを信じることにする。さすがに長文だし、個人サイトだし、引用は控えることに。

http://d.hatena.ne.jp/eg_2/20121019

さて、ざっと読んでみて分かることは、本ブログでいろいろ推測したり妄想したりしてきたことが、基本間違ってないってことかな。もうちょっと自信持って良いのかも。そもそも秋元康が正直に語るものかっていうのは、それ自体が無意味な問題提起なんで却下。語る内容の真偽ではなくて、その意味するところ、秋元康の考え方が重要。

とは言え、巷間はびこる陰謀論的なものが悉く否定されてるのがなにより痛快かな。もっともらしく語る人が多すぎるなあとは思ってたけど、そんなんじゃないという私見は既述。それでも陰謀論が好きな人は、秋元康が嘘をついていると言い張るのかも知れないけどね。

スナック喫茶エデン

2012年10月23日 | AKB
予想外に面白かった。「アドリブ芝居中」だけど設定はちゃんと作り込まれてる感じだなと思ってたら、ラストで小嶋さんがさらりと触れてた。出演者のキャラが濃いこともあってメタフィクション的と呼んで良いんだろう。存在様式としてはマジすか1に近いと言えるかも。

当然のように比較されるだろうテラスハウスよりも、逆説的だけどある意味リアルというか、スーパーリアルというか。ただこれもテラスハウスとの対比になるけど、こちらもターゲットは誰なのか。no3bファン限定というのは考えにくいし、ゲストとかリリーフランキーさんとかの名前で客が呼べるのかというと、こちらもマニアックな世界になりそう。企画的に地上波全国ネットの合理的な説明がつかないように思うし、実際に数字的にも厳しかったようだし。まあそれ言ったら、地上波という存在そのものがアレだけど。

ここは視点を変えてAKBファンという立場を堅持するなら、隠れた目的が総監督の人脈なのかなと。様々な分野の実力者とアドリブでやり合える、メタフィクション的な社交の場であり、秋元康の人脈を高橋さんに引き継がせるための、現場を借りた公私混同的なやりたい放題。かつてとんねるずがこんなことをよくやってた様な気がする。クレジットにもしっかり「企画」で秋元康、トップネームだしね。

テラスハウス・・・

2012年10月22日 | AKB
第1回はポカーンだった。なんじゃこりゃーですわな。そのままスルーして第2回を待ったけど、状況は変わらず。どっから突っ込めば良いのやら。

「実在する男女6人の日々を記録中」という能書きとは裏腹に、濃すぎる非現実感。日常空間のはずなのに、撮影部隊ががっつり入ってる。的確なカメラワークに、かえって背後にうごめくスタッフの姿が透けて見えてしまう。日常会話とはほど遠いとしか思えないしゃべり方に、もしかして台本?を考えてしまう。

視点をフラットにして、ターゲットは誰なのか。かねてからトヨタは若者の車離れを嘆いていたんで、そういう層への訴求を考えてるのか。にしては、ヲタや腐女子からは反発を招くだけだろうし、リア充の多くはこんな時間どころか、そもそもテレビなんか見ないだろうし。金曜の深夜にテレビを見る、都市部の若いリア充って何ものなんだろう。

出演してる6人とも小綺麗を超えてビジュアルが良いし、背景となるテラスハウスにも生活感がない。しかもそのわりには、北原さんを除く5人の設定としての経済事情は決して芳しいものではないような。バランス的に見て、テレビサイドの人であるところの北原さんが一番違和感がないというのが、この番組の立ち位置を示す指標かな。いろいろ倒錯してる。

見続けようとは思うし、放送前の「予想」は書いたけど、本当に北原さんのための企画、北原さんありきの番組なんじゃないかとすら現状思い始めてる。