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前回の「男の条件」を読んで、最終章に書いていた知覧の件を、別本にて出版と会ったので早速購読。
永松さんのおじいちゃんが、「もし、人生の道に迷ったら鹿児島の知覧へ行け。必ず何かが見えてくる。そこにはな、爺ちゃんの仲間たちがいるから挨拶しておいてくれ」と言われたことを思い出し、知覧へ行ったことから始まる。
私たちは、戦後の幸せな時代を過ごさせてもらっている。
物はあふれ、食べるものにも困らない。
でも、一方ではこの時代に、貧困と呼ばれる人たちの社会弱者も増えているという。
大切な人を守るということ。
戦時中の特攻隊員たちの想いが、ヒシヒシと伝わる。
大切な家族を守りたい。ただそれだけなのだ。
でも、そこにはまだ見ぬ未来の日本の将来を託した戦いでもあった。
私たちは、そこなら何を学び、何を未来へとつないでいくのか。
学んでいかなければ、わからない、知らないことばかり。
来年は、終戦70年という。
もう、戦後という言葉も聞かなくなった。
この本が届いた時、偶然にも90歳になる叔母に電話をして話をした。
戦後、自衛隊で男社会の中で働いてきた叔母。
国に言われるままに全国を回り、海外で勉強をし首席で卒業したことなど初めて聞くこともあったけど、しっかりと日本のために働いてきた、その誇りがあるといっていた。
特攻隊員たちと同じ時代を生き、今こうして永らえて身体が不自由になってきた叔母が、何を思っているかは私には計り知れない。
ただ、「あなたが、なぜそんなに遠くに行ってしまったのかわからないけど、あなたのすべき運命があるのだから頑張りなさい。」と言われた。
どんな運命が私にあるのかわからないけれど、ワクワクする気持ちを忘れないで進んでみたいと思う。
私の守るべきものって、何だろう。
子供たち、孫たち、やはり特攻隊員たちと同じ、日本の将来なのかもしれない。
そして、笑顔で過ごせる毎日。
家族を守るということは、地域を守り、県や国となって、世界平和が一番大切となる。
平和な時代をいつまでも、次の世代へつないでいきたいですね。
知覧に行ってみたい。
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