今日、NHKでの放映。興味深く見る。
1949年(昭和24年)7月に起きた事件。当時、国鉄総裁だった下山氏が行方不明に。翌日、常磐線綾瀬駅近くの線路で貨物列車にひかれて轢死体で発見。
当時、大量首切りに反対していた国鉄労働者、共産主義者の仕業、などと宣伝されたが、結局、事件は迷宮入り。
しかし、様々な資料、証言から、当時、日本を占領していた米軍、GHQの手によるものとの推測。共産主義の拡大を恐れたアメリカが、日本を反共の砦にするために、仕組んだ謀略事件。下山事件の翌年、朝鮮戦争が勃発。日本はその最前線、米軍への物資補給の一大基地として使われる。国鉄もしかり。
NHK でのドラマとドキュメントでの下山事件の放映。改めて戦後日本の行く末を決めた米軍と旧日本軍の諜報機関との闇の協力。
中川の流れと潮止橋。マンションの谷間に筑波山の山頂が顔をのぞかせている。