日清戦争から130年、日露戦争から120年の今年、日本の植民地支配を韓国で考える旅に参加した。歴史教育者協議会が主催。富士国際旅行社が企画。
総選挙前の慌ただしい時期だったが、大いに学ぶことができた旅。
1875年(明治8年)明治維新からわずか8年後、日本は朝鮮の江華島で日本の軍艦と朝鮮の砲台が戦火を交えた江華島事件。翌年、朝鮮と修好条規を結ぶことに。朝鮮にとっては全くの不平等条約であった。ここから、日本の朝鮮支配の野望がスタートすることに。
その現場に立ち、韓国の歴史学者から当時の状況の説明を聞く。
江華島事件から19年後、日清戦争、29年後、日露戦争が。その戦争のいずれも主たる戦場は朝鮮半島で朝鮮の支配をめぐる戦争であった。その二つの戦争に勝利した日本はやがて朝鮮併合を成し遂げ、植民地に。1945年、日本の敗戦まで続くことになる。
日本がいかに朝鮮を支配していったのか、その一端を韓国からみることができた有意義な旅であった。
江華島南端部の草芝鎮の城跡。当時の朝鮮王朝の砦。王宮のある漢城の入り口にあたる漢江の河口に位置する。現地でいただいたパンフ。ハングルでの説明。
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