13年前の東日本大震災で事故を起こした福島第一原発。核燃料が溶け出し、炉の底に金属やコンクリートと一緒になって溶けて固まっているデブリ。
高線量の放射線を帯びていてその撤去をどうするかは廃炉に向けた最も大きな課題となっている。13年かけてやっと取り出したデブリは0.7グラム。
残されているデブリの総量は880トン。これを安全に取り出して初めて廃炉の道筋が見えてくる。一体いつまでかかるのか。今後30年、40年、それ以上も。
どこが安全で、安価なエネルギーと言えるのか。こうした教訓をすっかり忘れて、また原発の再稼働、新増設に舵を切っている自民公明政権、石破政権。国民民主党も日本維新の会も同様。
地震大国日本で安心安全な原発の運転はあり得ない。南海トラフによる大地震が予想されているのに、四国の伊方原発の運転再開はあってはならないのでは。
原発にかけている莫大なお金を自然エネルギーの普及開発に振り向けることが求められる。日本は太陽光、風力、水力、潮力、地熱などの自然エネルギ大国なのだから。
中川、潮止橋付近からの夕景。雲と光の織り成す妙。
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