
これまでニュースで取り上げられた大きな医療事故について、
事故の起こった経緯や裁判の経過が詳細に記されています
これから述べる私の意見に反感をもたれる方も多いと思いますが、
思ったことを書きたいと思います
2000年、京都大学病院において人工呼吸器の加温加湿器に看護婦が誤って
エタノールを注入し、患者を死亡させるという事故がありました
亡くなられた方は本当にお気の毒ですし、ご遺族の方はやりきれない気持ちだと思います
裁判で原因究明がなされますが、これという原因ってあるのでしょうか?
本当に単純なミスで、確認不足だったと思うのです
どんなに医療事故を少なくする取り組みがなされても、ミスはゼロに近づきますが、
それでもゼロにはならないと思うのです
仕事でも家庭でもミスをしない人はいるでしょうか?
医療の現場でミスはあってはなりませんが、どんなに気を付けていても、
ミスをしてしまうことはありますし、確認を忘れたり、思い違いをすることは誰にでもあるはずです
しかし、同じように気を付けていてもミスが少ない人、多い人がいます
これは性格によるものと思われますが、ミスが多い人はそのことを常に自覚し、
人一倍確認をするなどの努力が必要です
それができないのなら医療従事者として働く事を辞めるくらいの覚悟がないといけません
この本の最後に医療事故を防ぐために患者ができることについて書かれていました
今はインターネットなどで、病院、病気、薬などの情報が簡単にできるし、
本屋でも病気について詳しく書かれた本もたくさんある
そういう情報を患者側も入手する努力が必要だと思う
医療従事者も人間であることを忘れていはいけないと思います