今日も日々是好日

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例えば38.5℃の熱

2009-08-08 10:48:56 | 感想
例えば、熱がある時
熱が上がってきて38.5度になるのと、熱が下がってきて38.5度になるのとでは
気持ちの持ち方が全然違うと思うのです

熱が上がって38.5度になった時、
「この熱はどれくらいまで上がるの?」
「何の病気なの?」
「いつまでこんな状況(体辛い状態など)が続くの?」
こんな不安が頭の中をぐるぐるしますよね

私も今そんな状態です
そんな時、「看護覚え書」ナイチンゲール(著)を読み、印象に残った部分がありました

(引用開始)

友人たちの悪い癖である元気づけの言葉かけほど病人を痛めつける
ものはほかに類がない。
病人が直面している危険をわざと軽く言い立てたり、
回復の可能性を大げさに表現したりして、病人に「元気」をつけようとする。
そのような軽薄な行為は現に慎むべき

(引用終了)

思わず納得してしまった
私のことを心配して励ましてくれているのは分かるのですが、「絶対に治るから」
「死ぬ病気じゃないから大丈夫」などの言葉をかけられればかけられるほど
気分が滅入りました
逆に、言葉がなくても私を心配している気持ちが伝わってきた人もいます

病気の回復の兆しが見えれば、こんな気持ちにはならないはず…
しかし、明かに回復の兆しが見えている人(患者)のほうが少ないのではないでしょうか?

同じ38.5度でも気持ちが全然違うということ
病気になって改めて気付かされたことです