元気な声が天空に飛び込んできた。
「クリスマスバージョンだ。」
そーっと おばーさんは窓辺に。
「おはようございます」
「おはよう」
たったそれだけの会話だけど胸がドキドキした。
暫く土手で喋ってた少女達は華やぎを残して帰って行った。
彼女達に娘を重ね合わせている自分が居る事に気ずいたけど、
それは寂しさじゃなく小さな暖かさとして。
着替えを拒んでいた姉が着替えたし、
「柔らかくて暖かいよ」ってわたしのソックスを履かせたら
素直に履いてくれた。ずーっと履きっぱなしのソックス
かえたかったんだ!
素足の冷たさは神からの暖かさが勝った。
良い事二つもあった日よ。