おばさんの落書き部屋

日々の出来事など思いつくまま

第68回「春の院展」

2013-04-18 20:21:18 | 美術展

4/21まで開催中の「第68回・春の院展」を見に松坂屋美術館に立ち寄った。
日本美術院同人の先生の作品と共に、初入選と書かれた東海地方出身・在住作家
などの日本画が表現豊かに展示されていた。

色彩も艶やかな錦鯉や舞妓さん・雪の風景、浜辺・花など題材も多種多様。
季節柄、中でも「春の譜」「早春」など“春”をテーマにしたものが多かった。
チラシに印刷された「春牡丹」もその一つだが、重なった柔らかいはなびらが淡い色調で
写実的に描かれていて、見とれてしまった。

今日は気温があがり、桜が終わったあとの夏への早い季節が移ろいを感じた。

 


「ジミー大西作品展」鑑賞

2013-01-04 21:09:46 | 美術展

名古屋栄三越で開催の“挑戦と革新”と題した「ジミー大西作品展」を観に出かけた。
デパートでは新春初売りセールのため、多くの人でどの売り場も賑わっていた。

ジミー大西は吉本のお笑いタレントで、以前に観たTVで素晴らしい絵の才能の持ち主である
事は知っていた。
18歳から描き続け300点以上に上る作品があるそうで、その作品は紙の上だけではなく、
驚く程、幅広いものだった。
会場入り口を入ると「トーテンくんのオーケストラ」「小さな花火のひみつ」などの絵本原画に始まり、
切手、ポスター、メルシャンのワインラベル、車、モノレール、ロサンゼルスの観光バスの天井やボディ、
洋服、靴、バッグなどのデザイン。
平面だけでなく子ども用ベンチ、モニュメントやウィンドウディスプレイなど立体的なデザインも。
加藤登紀子「沖縄情歌」のCDジャケットや日経マスターズの表紙のシリーズも。
写真展示ではあったが、世界最大級の天然ガス・ドリームタンカーの側面に描かれた大作で
4匹の蟹や魚は2006年の日豪交流年に描かれたものだそうだ。
(この時の様子はTVで放映されていた記憶がある)

とにかく、色彩が鮮やかで自由奔放で対象物を型に嵌めて描いていなくて既成概念に
とらわれていない独特の魅力があった。
構図は大胆だが、緻密に描かれていて、魅力的な作品ばかりで、岡本太郎にも通じる
感性に溢れていた。