友人に誘われて午後から愛知県芸術劇場に オカリナの演奏を聴きに出かけた。
「Spring Consert」題し、15:30~18:30まで鈴木夏織 門下生が16組出演。
オカリナの楽器は独特な形で土から出来た素焼で、素朴な音色を醸し出すくらいの知識しか
持ち合わせていないが、プラスチック製などもあるとか・・。
ハーモニカは吹き吸いがあるが、オカリナは吹くのみらしいのでロングトーンやスローテンポの
曲ほど息継ぎがむずかしいのではないか? 綺麗な音を出せるようになるには相当、年月を
要するのでは? などと思いながら聴き入った。
演奏曲目はおもちゃのチャチャチャなどの「楽しい曲」や崖の上のポニョなどの「アニメソング」
ロミオとジュリエットなどの「映画音楽」など多彩なプログラムだった。
中でも、「トリプル管」(構造はどうなっている?)で男性が演奏された鳥よ/小さな旅、そして
先生演奏の「愛と別れの曲」は素晴らしく機会があればもう一度、生で聴いてみたい。
このコンサートで特に印象に残ったのは88歳からオカリナを始め、現在99歳のおばあさんが
ステージに立たれたことである。
お祝いに仲間から100本のお花のプレゼントがあり、見ていて感動した。
このホール利用者の中でも最高齢ではないかとの司会者のコメントがあり、会場からも大きな
拍手がわき起こった。
おばあさんから元気をもらい、オカリナの持つ何とも言えない温かい音色の余韻に浸りながら会場を
後にした。
ずっと以前に買った宗次郎のCDを取り出して改めて聴いてみることにしよう。
インタビューで「長生きの秘訣は?」と聞かれる99歳のおばあちゃん