おばさんの落書き部屋

日々の出来事など思いつくまま

オカリナ コンサート

2012-02-25 21:28:45 | 日記

友人に誘われて午後から愛知県芸術劇場に オカリナの演奏を聴きに出かけた。
「Spring Consert」題し、15:30~18:30まで鈴木夏織 門下生が16組出演。

オカリナの楽器は独特な形で土から出来た素焼で、素朴な音色を醸し出すくらいの知識しか
持ち合わせていないが、プラスチック製などもあるとか・・。
ハーモニカは吹き吸いがあるが、オカリナは吹くのみらしいのでロングトーンやスローテンポの
曲ほど息継ぎがむずかしいのではないか? 綺麗な音を出せるようになるには相当、年月を
要するのでは? などと思いながら聴き入った。
演奏曲目はおもちゃのチャチャチャなどの「楽しい曲」や崖の上のポニョなどの「アニメソング」
ロミオとジュリエットなどの「映画音楽」など多彩なプログラムだった。
中でも、「トリプル管」(構造はどうなっている?)で男性が演奏された鳥よ/小さな旅、そして
先生演奏の「愛と別れの曲」は素晴らしく機会があればもう一度、生で聴いてみたい。

このコンサートで特に印象に残ったのは88歳からオカリナを始め、現在99歳のおばあさんが
ステージに立たれたことである。
お祝いに仲間から100本のお花のプレゼントがあり、見ていて感動した。
このホール利用者の中でも最高齢ではないかとの司会者のコメントがあり、会場からも大きな
拍手がわき起こった。
おばあさんから元気をもらい、オカリナの持つ何とも言えない温かい音色の余韻に浸りながら会場を
後にした。
ずっと以前に買った宗次郎のCDを取り出して改めて聴いてみることにしよう。

       

   
  インタビューで「長生きの秘訣は?」と聞かれる99歳のおばあちゃん
 



 


世界遺産「ヴェネツィア展」

2012-02-22 20:23:26 | 日記

名古屋市博物館で開催(12/22~3/4)中の「ヴェネツィア展」に出かけた。
観覧料・当日券は1300円だが「日展東海展」の鑑賞券を持参したので100円値引きしてもらう。
1/11に女性会館で「ヴェネツィア展によせて」と題し、公開講座があったことと2004年12月に
この地を訪れたことがあり、懐かしさも手伝って是非、鑑賞したいと思っていた。

水上に生まれたこの都市は泥の中に基礎を置いて、干潟に建物が建てられているという
立地にまず驚かされた。
ゲルマン人のイタリア侵略からこ逃れるため、この湿地帯に避難したことから歴史が始まり、
足場が悪い湿地帯には侵入者が襲ってくることが出来ないメリットがあったそうだ。
会場にその様子が図解で示されていたが、大量の丸太の杭を打ち込みそれが土台となっており、
そのためヴェネツィアを逆さまにすると森が出来ると言われているそうだ。

黄金期を迎えたヴェネツィア人の生活、貴族たちの華麗な日々を当時の画家により
描かれた絵画にで窺い知ることが出来る。
展示品は絵画、織物、ドレスなどの衣類、香水、履物、ゲーム、レース編み、手袋や
刺繍の施されたバッグ、工芸品など、どれも素晴らしいものばかりだ。
中でも、ヴェネツィアン・グラスは模様も極めて繊細で色彩も美しく見とれてしまった。
500個のパーツからなるシャンデリアは組み立てるだけでも大変な作業であったと想像する。

シェークスピアの戯曲「ヴェニスの商人」もこの地が舞台であり、24年間アジアを旅した「東方見聞録」の
マルコ・ポーロはこの地の出身と知った。
ヴェニスは英語で日本語の表記ではヴェネツィアはイタリア語からきているそうだ。
この地の歴史の一端を知り、さまざまな展示品から短時間ではあったが、繁栄を極めた
ヴェネツィアを堪能することが出来た。
機会があれば、もう一度訪れたい場所の一つである。
 
         


公開講座「いま」を読み解く

2012-02-19 21:27:41 | 講演会

2/18(土)名古屋女性会館主催の公開講座へ出かけた。
 テーマ:「性犯罪被害者の声を聴いてください」
 講 師:アコースティックデュオ 「PANSAKU」

講師紹介によると
「PANSAKU」は、2008年4月結成のギターボーカルをつとめる「ぱん」と
カホン&コーラスをつとめる「SAKU」の女性アコースティックデュオ。
曲はオリジナル中心で「心」をテーマにうたっており、2010年6月に「ぱん」が自らの
レイプ被害体験をもとに作った曲、「SUTAND」を発表し各地の性被害者支援イベントで
ライブ講演を音楽を通して声に出せない被害者を励ますと同時に、性暴力・性犯罪被害
への理解を訴えているとのこと。
「ぱん」さんの話
パンが大好きで、昼間はパン屋さんで働き夜は音楽活動と充実した毎日を過ごしていた
ある日、2004年7月夜、帰る途中のコンビニ駐車場で突然助手席に乗り込んで来た男に
刃物を突き付けられ、お金を盗られ、運転させられて行った場所でレイプされた。
命だけは助かったものの、その日から肉体的、精神的に変わってしまい、未だに体調が
安定せず、苦しんでいる。
相談した家族は「もう、その話は口にするな」「忘れろ!」と言い、死んだ方が良かった
のではと思うこともあったそうだ。
今、一緒に活動している「SAKU」さんや廻りの友人たちにも助けられこの活動をしているとのこと。

講座を聴いて
こういうことはドラマや映画での世界での出来事のような気がしていたが、
実際には本当に身近に起こり得ることで、警察に届けず泣き寝入りしている人が多いと聞く。
そのため、犯人もなかなか捕まらず同じ犯罪を繰り返しているのだろう。
以前、朝日新聞出版・小林美佳著「性犯罪被害にあうということ」という本を読んだことがある。
あってはならないことだが、自分、そして身近な人が犯罪に巻き込まれたらどうしたらよいか・・

    どんな出来事があっても  どんな言葉言われても
    変わらない君におくることば  これだけは伝えたい
    君は愛されているもの  それが本当のすがた
    君は愛されているもの  この言葉が響きわたるために・・・
「PAN」さんのつらい経験を語る勇気と活動に感動し、美しいハーモニーの歌声に
会場からは大きな拍手が起こった。付随して愛知県警本部住民サービス課犯罪被害者
支援室員からも性犯罪に関わるお話しがあった。

    
     




映画鑑賞

2012-02-16 23:01:08 | 日記

1/30~2/16までに観た映画

「J・エドガー」 ミッドランドスクエアシネマ
米連邦捜査局(FBI)の初代長官ジョン・エドガー・フーバーの実像に迫った映画。
仕えた8人の大統領にも怖れられた、国を守るためには手段を選ばなかった男を「タイタニック」で
一躍有名になったレオナルド・ディカプリオが主演。
45年にわたり長官を勤めながら、秘めたる私生活はマザコンとバイセクシャル。
監督は俳優でもあるクリント・イーストウッド。

「サルトルとボーヴォワール」名演小劇場
社会通念や偏見に抵抗し、新しい愛のあり方を模索した哲学者2人の軌跡を描いた映画。
サルトルは“実存主義”を世に広め、世界中の若者に大きな影響を与えた作家であり
ボーヴォワールは著書“第二の性”が有名だが、自由恋愛による契約結婚で苦悩しながらも
事実婚としてサルトルが死ぬまで支え合った。

「サラの鍵」名演小劇場
1942年7月のパリ。フランス警察の一斉検挙があり、ユダヤ人のサラは両親と連行される。
その時、サラは弟を納戸に隠し鍵をかけた。
収容所に送られた少女とホロコーストの悲劇を2009年のパリの女性雑誌記者が追跡取材。

「灼熱の魂」名演小劇場
2通の謎めいた遺書を残して亡くなった母親の壮絶な過去を双子(姉・弟)の子どもが辿る物語。
カナダで育った姉・弟は行方不明の父と兄を捜しに中東にある母の祖国を訪ね、
母の数奇な人生を辿るうちに驚愕の真実を知る。全編スリリングなストーリーだった。

「ラブ アゲイン」 星ヶ丘 三越映画劇場
理想的な家庭に甘えていた夫は、単なるイケていない中年になっていて、
人生半ばでふと立ち止まった妻に、突然離婚を切りだされる。
自分改造計画でイケてるダンナになり、もう一度妻の気持ちを取り戻すラブコメディ。

「無言歌」名古屋シネマテーク
中国文化大革命(1966~76年)の政治戦争に巻き込まれ、強制労働を強いられた人たちの
実話を基に描かれた必見の映画。
反右派闘争は57年毛沢東が前年に出した「共産党批判を歓迎する」との方針を突然撤回し、
方針に従って党を批判した知識人たちを粛清した事件だそうだ。
舞台はゴビ砂漠にある収容所で荒れ地に掘った地下壕でネズミを捕ったり、草を食べ寒さと
飢えで多くの人が命を落とす。
全編、内容もさることながら地下壕が舞台なので暗い。
中国政府の許可を得ず撮影されているので、中国では上映を禁止されているとのこと。

「ルルドの泉で」名演小劇場
フランス・ピレネー山脈麓の聖地ルルドにある泉は奇跡を起こすことがあると言い、
病人や孤独の老人たちが世界中から訪れる。
重い病で車いす生活を送るクリスティーヌに奇跡が起こり突然立ち上がって歩けるようになる。
しかし、周囲の人たちはなぜ恩恵を受けたのが彼女なのか、嫉妬する。
聖地に渦巻く人間関係が描かれている。

   

   
  

 


スイーツタイムコンサート

2012-02-15 21:01:07 | 日記

最近、ダイヤモンド社発行:宗次徳二著「日本一の変人経営者」を読んだ。
“CoCo壱番屋を全国チェーン店に育てた男の逆境力”とのサブタイトルに惹かれ手にした本だ。

30余年前、夫婦二人で立ち上げた小さな店のスタートで、ズブの素人が誰の知恵も借りず、同業他店の
マネも一切することなく、お客様第一の経営を心がけ2004年にカレー単品のフランチャイズチェーンと
しては初めて1000店目を突破。その足跡や経営の在り方、考え方が書かれている。
孤児で3歳の時に児童養護施設から引き取ってくれた養父母もいなくなり、自力で生きて行かなければ
ならず文字通り、不遇な逆境を跳ね返して成功された人だ。
早起きと掃除、そして真心の接客が成功の秘訣で心の接客サービスにゴールはなく、得た利益は
社会へ還元するのは経営者の義務としている。
この本を読んでカレー専門店が、どのようにして名古屋・栄にクラシック音楽専用の「宗次ホール」を
建設するに至ったか経緯を知ることができた。
決して「変人経営者」ではなくストイックなまでに努力の人で、理念だけではなく実行ありきの人だった。
「CoCo一番屋のカレー」は何度食べても飽きが来ず、家庭ではなかなか出せないおいしさだと思う。

以前からこの「宗次ホール」を一度訪れてみたいと思っていたので、今日は栄へ出かけたついでに
チケットを求めてコンサートを聴いて来た。

 青春ノスタルジーシリーズ Vol.2
  「ノスタルジアに流れる ロシアのうた」

  ロシアの歌曲民謡は日本の歌と雰囲気が非常に似ていて日本人には馴染みやすく郷愁をおぼえ、
  昭和30年代、歌声喫茶でロシア民謡が多くの若者によって歌われたそうだ。
  プログラム:トロイカ ・百万本のバラ ・モスクワ郊外の夕べ ・すずらん ・赤いサラファン etc.
  アンコール曲 : カチューシャ ・ 黒い瞳 の2曲   歌詞は日本語とロシア語でうたわれ
  ピアノに合わせて、男性2人のバスとバリトンの声量豊かな歌声が素晴らしい音響設備の会場に
  響いた。  やはり、ライブはいい。