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⚠︎ 「まあ、禁止されてないし」という資本主義の「無道徳」の功罪,先進国の中間層が陥没した理由 202302 

2023-02-27 22:21:00 | なるほど  ふぅ〜ん

「まあ、禁止されてないし」という資本主義の「無道徳」の功罪 先進国の中間層が陥没した理由

  Aeradot より 230227  ブランコ。ミラノビッチさん


 世界銀行の主任エコノミストも務め,日本などの先進国中間層の成長率の鈍化を見破り,的確に分析したブランコ・ミラノビッチ氏。
 ここでは先進国中間層がなぜ没落した理由、そして、これからの資本主義を分析するために欠かせない「無道徳性」とは何か? 
 最新刊『2035年の世界地図』で語った資本主義の未来予想図を、本書から一部を抜粋・再編して大公開します。

*  *  *

■先進国の中間層はどうして没落していくのか?
――グローバル資本主義の牙城ともいうべき米国の社会には深い断層が走り、社会構造を引き裂きつつあります。
 米国社会の分断を引き起こした要因は、地理的なもの、教育的なもの、そして時には道徳的なものなどがあると思います。それらはすべて、中流階級の収入の停滞と非常に密接に関連しているように見えます。
 これを、あなたは「エレファントカーブ(象グラフ)」によって、見事に説明されました。欧米やおそらく日本も含む先進国において、民主主義と資本主義に対する疑念が深まっていることと、冷戦後のグローバル化との関係についてお話しいただけますか。

 今日の不確実性について述べるためには、少し過去に戻らなければいけません。「エレファントカーブ」は、あなたが示唆したように、豊かな国の中間層の不満や不平の事実に焦点を当てるものです。強調しなければならないのは、これが豊かな国の中流階級であることです。
なぜなのでしょうか。
 これは、先進国の中間層の所得が絶対値で実質的に減少したからではありません。
 裕福な国の中でGDPと人口の点で、最も重要な3つの国は米国、日本、ドイツです。そこには約5億人の人々がいます。これらの国の所得分布の下の方を見ると、2億5000万人です。これは大変な数です。

 こうした人々はグローバル化の中で、所得を減らしてしまったのでしょうか。
 いいえ。実質的には、どの階層も所得が増加しました。ただ、問題は二つの側面からみることができます。

 1つ目は、先進国の中間層の実質所得の増加は、非常にわずかなものだったということです。
 基本的には、過去30年間の平均で、1人あたり年間1%未満という程度です。伸びは弱く、人々の期待を下回るものでした。

 2つ目に、政治的な意味合いが大きかったのは、中国、インド、ベトナム、インドネシア、タイの中間層はまだ貧しいものの、先進国の中間層よりも高い所得の伸び率を享受した、ということでした。
 さらに、先進国でも「上位1%」の人々の所得は、非常に大きく増加したのです。

 その増加は劇的でした。例えば米国のデータを見ると、1983年から2008年の世界金融危機までは、所得階層で下から95%という大半の人々は、実質所得の伸びがせいぜい年1%未満という非常に控えめなものでした。
 しかし、それ以上の富裕層になると急激に増加して、2%、3%、4%、さらには6%となっていたのです。

 実質所得の伸びの結果と人々の期待は食い違い、経済的、地理的、道徳的、あるいは教育上の分断を生み出すことになったわけです。そういう意味で、これは民主主義にとっての困難をいまに至るまでもたらし続けています。

■資本主義の特徴は「無道徳」なことである
――あなたは、グローバル化とは2つの力によって推進されており、元に戻すのは非常に難しい、と主張しています。
 そのひとつが、道徳にとらわれない(amoral)自己利益の追求です。あなたは、法律や規則の執行者だけに頼ることによる「道徳の外部委託」に深い問題があることを指摘されていました。
 道徳にとらわれないグローバル化と道徳の外部委託の世界では、誰もがそのシステムにつけ込んで利益を得ようとします。
 私たちが直面しているこの難問をどのように克服し、道徳的目的も取り入れた代替的な資本主義の形態を見つけるべきだと思いますか。

 これはとても難しい質問です。私は、明快な答えを本当に持っていません。
 私は、『資本主義だけ残った』で書いたように、資本主義の特徴の1つは――それは今ひどくなっているのですが――「無道徳性」だと考えています。

 ここでいう無道徳性とは、不道徳(immoral)とは違う概念です。
 不道徳とは、実際に何か間違ったことをすることです。
 無道徳性とは、倫理や道徳に対する中立的な態度を意味します。そして、その中立的な態度は、法的な文脈の中に包摂されます。
 言い換えれば、グローバル化と資本主義の進展に伴い、より頻繁に起こっているのは、ある種の行動について、我々は自分の内なる規範に基づいた統制ができていない、ということです。
 私たちは規範を基本的に外部委託して、こう言ってしまうのです。「まあ、これは禁止されていないし」または「法的に間違っているとされないから」と。

 しかしご存知のように、私生活や家族、友人その他の人々との関係においては、私たちは、法規だけに従って行動しているわけではありません。私たちは、社会や自らの内なる道徳的感覚がそう求めていると信じることに基づいて行動しているのです。

 この問題は、より広範な商業活動を進めようとする際に問題になります。
 自己利益を追求するためにそのつど行動する「機械的コミュニティー」とでもいうべき市場社会は、有機的なコミュニティーの一部ではありません。

 さて問題は「どのようにこの2つを組み合わせることができるか」ということです。私は、やや懐疑的だと言わざるを得ません。

「道徳の外部委託」が生み出す富と、道徳を重視する共同体への回帰とが、根本的にはトレードオフ(一方をとると他方を失う)の関係にあるのです。
 この根本的なトレードオフは、「道徳を外部委託する条件下でより多くの収入と富を得るか」、あるいは「時代をさかのぼるように、道徳的価値が非常に重要となる、より有機的なコミュニティーへと向かうか」ということです。
 有機的なコミュニティーでは、労働や資本のグローバル化による国際分業という利点は失われてしまうのです。

▶︎ブランコ・ミラノビッチ/経済学者。1953年生。
「エレファントカーブ」のモチーフによって先進国中間層の所得の伸び悩みを指摘し、所得分配と不平等に関する研究で世界的に知られている。世界銀行調査部の主任エコノミストを20年間務めた経験もある。主な著書に、『不平等について』『大不平等』『資本主義だけ残った』(みすず書房)など。
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🚶‍♀️…仏徳山/朝日山… 🌓 230227

2023-02-27 20:23:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…右岸堤防道…太閤堤跡公園…朝霧通…早蕨の道…仏徳山遊歩道↗︎同:展望台👀↗︎同:山頂↘︎仏徳山:朝日山境↗︎朝日山:観音堂🙏…同:展望台…山頂↘︎朝日山裏道…仏徳山:朝日山境…仏徳山:展望台…同:遊歩道↘︎早蕨の道…朝霧通…宇治橋⇅…右岸堤防道…>
🚶‍♀️10450歩2kg33F

☀️快晴雲無し青空(サファイアブルー)
 仏徳山展望台15℃:汗だく
🌓天空高く青空に映える。
 遠望霞む:万博🎡みえず!
P950📷で撮影
それなりに仏徳山遊歩道人出有り。
朝日山:けっこう山雀寄ってくる

🏡:今週から花粉症:本格対応;漢方薬4錠x2,外出時は花粉の付きにくい上着,マスクはずっと装着で使い捨て系に,散歩コースは田園を優先,帰宅時は鼻水シャワー必須&髪は軽く湿気で拭く。窓は開き狭く開閉時間短縮。
 雨の日は制約無し。 
今年は多いとかで憂鬱…





ジュウビタキ



山雀

朝日山観音堂




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🌏 地球内核の中心部に新たな「核」。地震波の伝播速度を分析し存在が判明 202302

2023-02-27 01:42:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

地球内核の中心部に新たな「核」。地震波の伝播速度を分析し存在が判明
 TeckNoEdge より 230227  Munenori Taniguchi


 オーストラリア国立大学(ANU)の研究チームが、地球の内核のさらに中心にこれまで知られていなかった新しい層”innermost inner core”を発見したと発表しました。

 これまで、地球は大きく分けて地殻、マントル、外殻、内核の4層構造だと考えられていました。新たに発見されたこの”最内核”は、内核と同じ、鉄とニッケルの合金でできた球体であることは変わらないものの、結晶構造が異なっているとのこと。

 研究を主導するHrvoje Tkalčić教授は「地球の内核の深部を研究することで、地球の過去と進化についてより多くのことを知ることができる」「地球の進化の歴史のタイムカプセルのようなもの」「数億~数十億年前に地球で起こった出来事の痕跡」ではないかと説明しています。

 研究チームは、地震波が発生地点から地球を貫いて反対側に向かい、また跳ね返ってくる特性を利用し、その速度を調べることで地球内部の様子を分析する方法を用いました。
 そして地震計のネットワークを構築し、地震波に対する感度を高める技術を開発したことで、これまで地震波が戻ってくる様子を1度しか観測できなかったところ、4~5回ほど捉えて観測可能にしたとのこと。

 そして過去10年にわたる、マグニチュード6以上の地震約200例のデータを分析したところ、たとえばアラスカで発生した地震による地震波では、それが地球中心を通り、反対側からアラスカに戻る前に予想外の地点から反射して来ていることがわかりました。
 研究者らは、地球内部の物質の異方性(物質や空間の物理的性質が方向によって異なること)を調べ、地震波の伝播速度の変化を分析した結果、内核の中心に近い部分の結晶構造と、それ以外の部分で特性が異なる可能性が高いことを確認しました。

 研究チームは、20年ほど前から、地球の内核の中心部に金属でできた”第5の層”があるという仮説が提唱されていると述べています。
 今回の発見は、地球が現在の姿に形成されていく過程のある時点で、内核の結晶構造や性質に「著しい」変化をもたらすような、大きな出来事があった可能性を示唆するものであり、さらに「地球の最も中心の部分についてはまだ未知の領域があり、この惑星が形成されていく際の謎を解く鍵が隠れているかもしれない」とのことです。

 惑星の中心部の構造は、その惑星が持つ磁場の形成にも関与していると考えられています。火星は核が冷えて固まってしまったため磁場を失い、有害な太陽風に晒されるようになった結果、大気の多くや水分を宇宙空間に飛ばされてしまい、現在のような赤さびた不毛の星になってしまったと考えられています。

 地球の場合は溶けた鉄の層である外核で磁場が発生していると考えられており、外核は流体であるために磁場が増減したり極がドリフトしたり、時には磁性が反転します。
 しかし、内核の中心にまた新たな層があるとなれば、この磁場の形成に関してもなにか異なる理論が出てくるかもしれません。

 ちなみに、地球の内核は鉄・ニッケルなどを含む固体で、5000~8000℃という高温でありながら、360GPaという非常に高い圧で押しつぶされているため、液体ではなく固体として存在すると考えられています。

 2022年には、地球の内核には鉄とニッケルだけでなく水素、酸素、炭素といった元素が含まれ、それらの作用によって内核が超イオン状態になり、流体のような性質も併せ持つようになるとの研究が発表されていました。
 内核に流体の性質が含まれるということは、そこで地震波の伝播にも変化が現れる可能性も考えられ、これも今回の研究と部分的に一致する研究結果かもしれません。
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春季名宝展「心経写経と大覚寺」  2023/3/24〜5/8

2023-02-27 01:32:00 | 〽️ 行事・新案内等 控え

春季名宝展「心経写経と大覚寺」
 EventBank press

 旧嵯峨御所 大本山大覚寺
    寺宝の数々
 旧嵯峨御所大覚寺に伝わる、2組の五大明王像をはじめとする密教彫刻の重宝が一堂に出陳される。

▶︎開催日時
2023年3月24日(金)~5月8日(月) 9:00~17:00
▶︎備考  
 16時30分受付終了
 ※期間中、文化財保護のため、臨時休館及び一部展示替えを行う場合あり
▶︎会場
旧嵯峨御所 大本山大覚寺  京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
▶︎料金 有料
入館料:大人800円・小中高生600円(お堂エリア参拝料を含む)※大沢池エリアは含まれない
▶︎アクセス
 公共交通:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅北口より徒歩約20分
 車:名神高速道路「京都南」IC利用
   駐車場あり 30台
▶︎お問い合わせ
   075-871-0071(大覚寺)
▶︎ホームページ
   https://www.daikakuji.or.jp/
▶︎イベント備考
-※掲載の情報は天候や主催者側の都合などにより変更になる場合があります
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手塚治虫、石ノ森章太郎、永井豪 一番多く原稿を描いた漫画家はだれ? 202302

2023-02-27 01:16:00 | 📚 豆知識・雑学

手塚治虫、石ノ森章太郎、永井豪 一番多く原稿を描いた漫画家はだれ?
  RealSound より 230227


⚫︎手塚治虫が描いた原稿の枚数は?
 早速だがクイズをひとつ。漫画界の巨匠、手塚治虫が生涯にわたって描いた原稿の枚数は、何枚だろうか?

1.約10万枚

2.約15万枚

3.約25万枚

 手塚は多作であり、現存する4大少年漫画雑誌「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」「週刊少年チャンピオン」のすべてに連載経験があり、『ブラック・ジャック』と『三つ目がとおる』のように週刊連載を同時にこなしていた時期もある。

(クイズの答えは3ページ目で!)

⚫︎石ノ森章太郎と永井豪の凄さ
 漫画界の全集の冊数では手塚治虫の『手塚治虫漫画全集』が400巻でトップだったが、石ノ森章太郎の『石ノ森章太郎萬画大全集』が500巻を達成し、手塚を抜いた。公式に発表された総ページ数は約12万8000ページであり、単純計算で石ノ森は約13万枚近い原稿を描いていることになる。

 石ノ森は多作で極めて有名だ。週刊連載を何本も掛け持ちしており、「昔は月650枚という無茶もやったが、最近では歳だから300枚でフウフウいう」と発言していたが、これはアシスタントを入れているとはいえ、1人の漫画家では考えられない超人的な枚数である。石ノ森以上の月産執筆枚数を超える漫画家は、他にいるだろうか。

 石ノ森の弟子である永井豪も圧倒的に多作であり、月に400~500ページをこなしていた時期もあるという。永井は週刊連載を何本も掛け持ちしていた時期があるが、これはやはり石ノ森の影響が大きいようで、来た仕事は断らずに引き受けていたためである。
 しかも、永井は締切りを破らない漫画家としても名高く、原稿をぎりぎりまで描き続け、時には逃亡まで図る手塚治虫と違って、編集者には非常にありがたい存在でもあった。

 現在は「ジャンプ」の専属契約の制度もあり、さらに漫画家の体調を考慮する動きもあるため、こうした超人的な執筆枚数の漫画家はほぼいないと言っていい。
 とはいえ、それでも月産100ページを超える仕事量の漫画家は存在するようだ。いずれにせよ超人的な仕事量と言っていい。漫画家は発想力や画力ももちろん重要だが、精神力、気力、体力など、総合格闘技のような能力が必要な職業といえるのではないだろうか。

(答え:2 約15万枚)
 あくまでもこの数字は推定。枚数を確定できないのには理由がある。手塚は何度も描き直しをする作家として有名で、すでに完結した漫画ですら単行本化の際に描き直し、それが別の出版社で単行本化する際にも描き直しや加筆を行っていた。
『火の鳥』などはその代表的な例である。

 さらに、戦後間もないころに描かれたこれまで知られていなかった漫画作品が突如、発見されることがある。手塚はもっとも有名な漫画家であるとともに、もっともミステリアスな漫画家でもある。したがって、15万枚よりも少ない可能性もあるし、もしかすると多い可能性もある。
 
 確実には言えないものの、手塚治虫が描いた原稿の枚数は漫画界でもトップと言って差し支えない。作品の質もさることながら、量でも圧倒した手塚は、あらゆる面で漫画界の巨人と呼ぶに相応しいのである。
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