古墳時代 京都の営みうかがう特別展 京都市考古資料館
KBS京都 より 230827
京都で発掘された古墳時代の出土品を集めた特別展が、京都市上京区の京都市考古資料館で開かれています。
京都が都になる前のひとつの地方であったころの京都を知ってほしいと開かれたこの特別展では、3世紀中ごろから7世紀中ごろまで続いた古墳時代の出土品89品目155点が展示されています。
訪れた人をまず出迎える髷を結った巫女の埴輪は、手首から先は失われていますが、両手で何かを捧げている姿を表現したとみられています。
また古墳時代中期に熱い飲み物を入れて飲むために作られたとみられる「須恵器把手付椀」は、大きさも形も現代のマグカップそのものです。
ほかにも馬具や下駄、それに農機具なども展示されていて、現代の生活に通じる営みが古墳時代すでにあったことが伺えます。
この特別展は11月19日まで開かれています。