<地元でおなじみ「ハンバーガーストーン」とは>新春里山ハイクとセット行きたい巨岩パワースポット「磐船神社」詣のおすすめコース
Bravo Mountain 230124 より 菊川光徳
ご神体の高さ12m、幅12mの舟形の巨石にパワーをもらって新しい一年をスタート!
新春の里山ハイクは、パワースポット詣に出掛けてみましょう。
今回目指す磐船神社は、大阪府交野市を南北に流れる天の川の上流にあり、船形の巨岩「天磐船(あめのいわふね)」をご神体とする神社。物部氏の祖神とも言われる饒速日命(にぎはやひのみこと)が、この磐船に乗って降臨されたという言い伝えが残る由緒正しいパワースポットです。
■入山点の最寄駅は京阪電車交野線「私市駅」
今回は京阪電車交野線「私市(きさいち)」駅から里山のハイキングコースを経由して、神社に向かうルートを紹介します。
里山を越えた先にある磐船神社にはクルマでお参りする方が多いですが、天の川沿いにあるハイキングコースをのんびり辿って、自然の趣を愉しみながら行くと有り難みが倍増です。
ハイキングコースに入ってすぐ、磐船峡を目指す看板
天の川沿いを磐船神社に遡って行きます
■道中には個性的な巨岩がゴロゴロ
ハイキングコースをスタートし、磐船峡を目指して天の川沿いを進むと「ほしだ園地」に入ります。その先は、里山をじっくり味わえる最長ルート「らくようの路」を選択しましょう。時折り現れる、天の川沿いに走る国道168号線を見下ろしながら、ピークにある展望台に向かって登っていきます。
ちなみに、巨石がご神体のパワースポット「磐船神社」の道中には、やっぱり魅力的な巨石が多く見られます。今回は食べ物シリーズの巨石をご紹介!
まず、「ハンバーガーストーン」は地元でも有名な巨石です。知る人ぞ知る「たこ焼きストーン」もあります。岩の上には良い感じに青のり(苔)とかつおぶし(落ち葉)がノってます!
そして急勾配を下ると修行場が現われて、目的地の磐船神社に到着です
この2つの特徴的な岩を通り過ぎ、急勾配を登り切ると本日の目的地「磐船神社」に到着です。
磐船神社の御神体「天磐船」は舟形の巨岩で、生駒山系の北端「河内(大阪府)」と「大和(奈良県)」の国境近くに、天の川を跨ぎ横たわるように鎮座しています。また、天磐船の周りには、同じぐらい大きな巨石がゴロゴロと転がっており、まるで清らかな空気が見えるような、居るだけでココロ洗われるとても神秘的な空間です!
境内では、岩窟内に広がる地下空間を歩く「岩窟めぐり」(有料500円)に参加できます。岩と岩の隙間を潜る危険な場所もありますが、薄暗い中に射し込む光や祀られた鳥居、祠はとても幻想的です(撮影禁止なので、画像は磐船神社HPでご確認を)。岩の間を潜り抜けることで生まれ変わるとされ、神道や修験道、仏教の行場での修行体験と位置付けられています。
磐船神社でパワーをもらった帰路は、JR星田駅に向かうルートもありますが、今回はラウンドしてスタート地点の京阪電車の私市駅に戻る「新春里山ハイクコース」を紹介しました。往復の距離は約10kmです。
「磐船神社」は交野里山ではメジャーな存在ですが、せっかくなら自然を満喫できるルートからアプローチする新たな磐船神社を楽しんでいただければと思います。
下山後のおすすめソトアソSPOT:
・『宝寿司』…私市駅前では貴重な飲食店です。魚定食や丼定食があり、コストパフォーマンス抜群!
ソトアソDATA:
難易度:★★☆☆☆ 「らくようの路」は登りが続きますが、それ以外は比較的歩きやすいルートです。
体力度:★★★☆☆ 距離は約10kmと少し長めなので、走れば追い込むこともできますが、のんびりと楽しむこともできます。
ルートタイムの目安:のんびりハイキングで2時間30分。トレランなら1時間20分
アドバイス:ほしだ園地内にはルートがいろいろありますが、どのルートもピークにある「展望デッキ」を目指して進めば、あとは下って磐船神社方面に進むだけでOK。コース自体はとてもわかりやすいです。道中の「たこ焼きストーン」を探しながら里山を満喫してください。