今年ももう終わろうとしている。歳を取るごとに1年の経過が速くなっていくわけであるが、今年は特にそうであった。いろんなことがありすぎたという感じです。おそらく・・・生まれて初めて正月に摂生して臨んだ「渡良瀬の大会」。結果としてはよかったですが、正月の大会は天皇杯なみに、それこそ元旦にやってもらわないとね。(笑)4月は転勤があり、久しぶりに岐阜市以外での勤務となり、通勤に往復2時間かかることとなった。県民と直接接する仕事は毎日があわただしかったという感じである。そんな中、初めて開催した合宿形式のワークショップは、70点ぐらいの出来であっただろうか。これは運営面の話しで、内容としては以前も書きましたが「大成功」。シーズンインの時期に集中して実施したということで、参加者のレベルアップときっかけ作りに大きな影響を与えたワークショップだったと思います。そして、その後大会ごとにワークショップを開催しました。昨年からのKazaxさんとのコラボが、少しずつではありますが、この地域に根付いてすばらしい結果を生みつつあります。Kazaxさんには感謝してもしきれません。ワークショップでは・・何より、多くの友人達と交流を図ることができました。5月の尚子ロードでは、初の100mタイムトライアルを開催。これが想像以上に盛り上がる結果となりました。遠路、関東方面、関西方面からも多くのご参加をいただきました。短距離種目が多いインラインであるが、やはりその中でもさらに短距離派はいるわけです。集中力と瞬発力が要求される難しい競技であるということもわかりました。この100mは今後も続けていかなければならない種目であると思います。9月はウルトラです。ウルトラは私にとって最も好きな大会です。それぞれのレベルで楽しみながら、限界に挑戦するシーンは見ているだけでうれしくなります。・・それにしても、レベルアップがすざましいと思います。ほとんどのスケーターが完走しました。昨年失敗したスケーターも作戦と練習によって成功しています。この大会、北海道・九州からもご参加いただいています。感謝致します。そして11月の長良川カップが、初の雨天途中中止となってしまいました。私が主に担当する大会では、今年もかなり微妙な天候もクリアして開催してこれましたが、さすがにダメでした・・・こうなると長良川カップも完全に運営側に回らなければならなくなるのかも・・。遠路からご参加頂きました皆さんには本当に残念だったと思います。それから、まだ詳しく報告していませんが長良川カップの前日に全国でインラインに携わる皆さんに声をおかけし「全国インラインスケート連絡協議会」を板東先生発起人のもと、私もお手伝させていただきまして立ち上げることができました。第1回のミーティングも開催し、多くの貴重なご意見をいただきました。先日、板東先生のご尽力により報告書も完成したところですが、今後のインラインの普及発展のために、市民レベルでのつながりがさらに必要かつ不可欠になっていくと思われますので、この協議会を定期的に開催していかなければならないと思っています。12月は、もうダメかという天候の中、初のフルマラソンレースを開催することができました。西日本唯一のフルマラソンレースとして今後も開催していかなければならないと思います。そして、岐阜にとって一番大きなできごとは、クリスタルパーク恵那スケート場の完成ではないでしょうか。もちろんアイスリンクではありますが、年間半分はインラインがメインでの使用となります。この完成によってアイスからインライン、インラインからアイスへの交流が始まって、岐阜県のみならず、東海地区のスケート人口増加に好影響となることは間違いないでしょう。今後は、どのように利用させていただくかをみんなで考えていかなければなりません。2005年のインラインは、このような感じで1年が終わりました。そして、プライベートでは、先月父を亡くしました。父は、モンデウスの麓で生まれ生涯を山で過ごしました。夏は山で木を育て、切り、冬はモンデウススキー場で働いていました。趣味も盆栽であり、生活そのものが「山」であり「木」でした。父との思いでも山で過ごした時間が一番残っています。子どもの頃実家の風呂は「まき」でわかしていました。その木を山から切り出す作業を父と二人でやりました。秋には早朝から父と「こけ(キノコ)」取りに毎日出かけました。秘密の場所を父に教えてもらいました。何もしゃべらない父でしたが、何でもできる父が好きでした。今年の夏入院し、医者より年内はもたないと言われていましたが、気をつかったのでしょうか・・・父は私の日程に合わせるかのように・・・長良川カップとチャレンジの間にこの世を去りました。先日、三十五日を済ませてきましたが、その際親戚より父が「息子達には屋根の下で働く仕事に就かせたい」と言っていたということを初めて聞きました。何も言わない父でしたが、息子達に注ぐ愛情は人一倍であったと思います。 春になったら、モンデウス(位山)の山頂に連れて行ってあげたいと思っています。 いずれにしましても、この1年、多くの皆さんにお世話になり無事大晦日を迎えることとなりました。本当にありがとうございました。来年もどうかよろしくお願い致します。