大分で入り浸りしていたお店で、紹介された友達が沢山います。
ある日、いつものようにカウンターでお店の人達とお喋りしてた時、ママが二人連れの女性客を紹介してくれました・・。
その内の一人は私の住んでいた世田谷の某駅から2つ離れた駅にある某女子大に通っていたそうで、卒業後に地元に戻って就職した女性だったのです・・。
(彼女はマリさんといってエクステリアの設計をしていました。)
私は割りと人見知りする方なのですが、共通する話題があったものですから、スンナリと親しくなれたのでございます。
その彼女の仲間には、町役場の職員、造園業の若社長、開業医の娘、普通のOL、市役所の職員等、6人の同年代の親しい人達がいました・・。
(私よりも1つか2つ下・・。)
そのグループが夏休みに、坊がつる(九重高原)に遊びに行くので一緒に行こうと誘われたのでございます…!😅
私は、現場で一緒に働いていた同年代の設備業者の監督を一人誘いまして、1泊2日のキャンプに参加することにしました…!
ちょうど8人になったので、大分の方言にからめて、“八っちょる会”を結成したのでございます・・。w
坊がつるは、九重高原にあるキャンプ場でございまして、芹洋子が歌った「坊がつる賛歌」がヒットしていましたので、知っている方も多いと思います・・。
標高も約1230m程度ですから、それほどハードな山ではございません・・。
我々は、手分けしてキャンプでの食料やテント等を準備して、車3台で九重高原へと向かいました。
駐車場からキャンプ場までは緩やかな上りで、約2時間程度で着けるはずでございます。
参加したメンバーは女性が3名、男性が5名ですから、重い荷物は当然男性陣が運ぶ事になります。
私は山でのキャンプは多分初めてだったと思いますが、他のメンバーはキャンプには大変慣れているのか、それとも知らないのか、大変な荷物を持って来ていました…!
缶ビール24本(8.5kg)、氷4貫目(15kg)、肉10kg、野菜5kg、ウィスキー2本、焼酎1升瓶1本、お米2升、その他ジュース類・・。
その他に自分の荷物、寝袋、テント、BBQセット、水、エトセトラ・・。
車で運ぶには大したこと無いのですが、これを2時間とは言え、山を登って運ぶのでございます・・。
エッ(゜Д゜≡゜Д゜)マジ?
まるで、海辺や河原のキャンプと一緒でございます・・。w
体力自慢の男性が一人いまして、水球の元全日本学生代表だった大男(184cm、95kg)にかなり背負ってもらったのですが、私も缶ビールと氷を運ぶことになりました・・。😵
この大男は不思議な経歴の持ち主でしたね・・。w
日体大で水球をやってから、近大の建築に再度入学して空手を習い、九州大会で4位に入賞したり、卒業後、1級建築士を取得して大分の某町の建築課に勤めていたのです・・。w
普段は優しくて凄く真面目な男なのですが、酔うとヤンキー達にケンカを仕掛けるので、一緒にいるとトバッチリを受けるのでもう大変でした・・。w
ツッパッテいるヤンキーの顔に火のついたタバコをいきなり投げつけるものですから、そりゃぁ誰だって怒りますよね・・。😠
一人で2、3人を相手にケンカを仕掛けたのですが、ヤンキー達はすぐ仲間を呼びに行って15人位が集まりました・・。w
こうなると、もう後は逃げるしかありませんので、私や女性達もバラバラになって商店街を逃げ回りましたよ・・。w
仕掛けた本人が一番先に逃げ出したんだけどネ・・。w
私もいきなりヤンキーに後ろから1発尻を蹴られたのですが、あのようなヤバイ状況になりますと、アドレナリンが出ている為か、全く痛さを感じないのでございます・・。w
狭い町なのでうろついて捕まるのも嫌ですから、その日はタクシーに乗って、逃げ帰りました。
何しろケンカの原因は我々側にあるので・・。w
携帯電話なんて無い時代ですから、連絡の取りようも無いし・・。
結局、仕掛けた張本人も昨夜は上手く逃げ切ったようで、次の日の朝、現場事務所に電話してきました・・。
「○○です。昨日はどうもすまなかったとです・・。」w
さて、話しをキャンプに戻しまして、その二つで25kgもある訳ですから、自分の荷物を入れると、30kgほどあるのでございます・・。😵
(氷が半分ぐらい融けてくれないかなぁ?って思いましたネ!w)
他の男性も皆それに近い荷物を背負っていますので、文句も言えません・・。
(;´Д`)ゼェゼェ
さあ、出発でございます・・。
最初の30分は皆に遅れずについて行けたのですが、都会っ子の私はもう肩が、腰が、息が・・。
|ι´Д`|っ <モウダメポ
それからは、10分歩いて10分休んでの繰り返しで・・。w
2時間ぐらいの予定だったのが、3時間半以上も掛かってどうにか到着・・。
(;´Д`)ゼェゼェ
我々は大変な思いをしてキャンプの道具や食料を運び上げたのでございますが、これが実は大正解だったのでございます・・。
夜になり、キャンプファイヤーの準備とバーベキューの準備を女性陣が段取り良くテキパキと行いまして、いよいよパーティーの始まりでございます・・。w
缶ビールをガンガン飲み、お肉をガツガツ食い、テンションも最高潮となりまして、もう大盛況でございます・・。w
缶ビールが無くなります頃、今度はウィスキーや焼酎に私が4升ほど汗を流して運び上げた氷を入れまして、オンザロックや水割りにチェンジでございます・・。😅
これが周りに居た他のキャンプをしていた人達が驚いて寄って来ました・・。
「ワァ~!氷まで持って来たんですかぁ~?」
「あっ、良かったら沢山有りますからドウゾ、ドウゾ・・。」^^)
周りに居た何組かのキャンパー達が、我々のキャンプファイヤーを取り囲みまして、大合同キャンプと化してまいりました・・。😁
20人ぐらいが一緒になって、「坊がつる賛歌」や「故郷」、「旅人よ」、「若者よ」なんかを大合唱いたしまして、日頃の煩悩を忘れて、もうこれ以上無いほど純粋で健全な素晴らしいキャンプになったのでございます・・。😅
大騒ぎした宴会の後は、法華院温泉山荘に行きまして、温泉に入りながら夜空を見上げますと、満天の星空でございます・・。(☆∀☆)キラリン
その時、一瞬ですが東京の彼女を思い出していたような、それとも広島の彼女を思い出していたような・・。😅
どっちを思い出していたのか、完全に忘れますたぁ・・。😵
その後、“八っちょる会”は月に2回ほど飲み会や、Xマスパーティー、温泉旅行、ソフトボールなどをして、更に親交を深めたのでございます・・。😁
その後はどうしたかって?w
東京に戻ってからも、暫くは年賀状やら手紙のやりとりがありましたが、皆結婚適齢期でしたので、バタバタと結婚の報告が届いて、いつの間にか自然消滅してしまいました・・。😭
何度か大分に旅行や出張の帰りに寄ったりしたんですよ・・。
でも、やっぱり遠距離だとねぇ・・。w