なかちゃんずの山歩き+α

夫婦で仲良く山へ登っています。

【鈴鹿】雪の七人山から雨乞岳へ

2012年03月11日 | 鈴鹿
2012年 3月3日(土)おひなさま  お天気 

今年の雪山はホワイトアウトばかりだった。
今日こそは、青空のある雪山を歩きたい、その期待に添うように今日はいいお天気だ。

本日のコースは朝明駐車場から朝6時過ぎに自宅出発して、朝明駐車場に7:10に着いた。


駐車場には一台、車が止まっていた。車の中でまだ準備中みたいだ。

私達も準備していると、後から車2台が入ってきた。皆さん単独の男性登山者だった。
何処に行くのだろうか。
 
朝明キャンプ場に向かう橋には、もう雪はなかった。2週間前に来た時は雪がたっぷりあったのだが。。。
 
コクイ谷の出合を指し、旧千種街道登山口から根の平峠に向かう。
 
伊勢谷の雪も殆どない状態だ。
 
根ノ平峠手前の緩やかな登り、ここの雪も少ない。所々、土が見えていた。
 
根の平峠を過ぎて、雪のキャンパスの雪は融けて、とがった岩が顔を出していた。
かなり雪は少なくなった。
 
神杉の横を通って
 
コクイ谷出合を目指して神崎川右岸を歩く。途中、崩壊したところが一か所あるが特に問なく歩ける。
 
上水晶谷を渡る。
 
コクイ谷出合まで25分と書かれていた。
 
雪は融けて、所々、土が見えている。
 
コクイ谷出合に到着した。
しかし ここは昨日までの雨で川が増水していて渡るのに苦労しそうだ。

コクイ谷方面に少し入り、渡りやすい所を渡り七人山北東尾根の南側に取り付く。
 
七人山尾根を登る。太陽の光が降り注ぐ。
 
ミズナラの巨木の横を通って。
 
途中、御在所岳の展望がいい場所がある。鎌ヶ岳まで見える。
 
山頂目指して登るだけ。
 
七人山東峰 1067m
今日はワカンを持ってきた。山頂に着いてから雪が沈むのでワカンを装着する。
 
東峰から少し歩いて、七人山 1073m
 
七人山から前方に見えている雨乞岳に向かう。
 
七人山コルから雨乞岳尾根を登って行く。
 
途中、イブネが顔をだす。素晴らしい景色だよ。
 
しばし、素晴らしい景色に見惚れる。
 
緩やかな尾根の登りが続く。
 
七人山が段々、小さくなっていく。
 
釈迦ヶ岳も見えた、ほんとにいいお天気で気持ちいい。
 
山頂近くになってくると、霧氷が見られるようになってきた。
 
東雨乞岳に到着した。    着いたよ~。感激だ。

東雨乞岳 標高1226m
 
イブネ方面
 
雨乞岳方面
 
御在所方面
 
雨乞岳に向かう。
 
雨乞岳 標高 1238m
少し登って雨乞岳に着いた。やったぁ~!
積雪時に雨乞岳にたどり着いて嬉しい。
 
帰路は雨乞岳から杉峠に下りてコクイ谷を目指す。
 
ここからの景色も最高だ。
 
杉峠に着いた。
 
杉峠からの本来の登山道は下層は雪が融け、水が流れていた。
表面から見ると雪が積もっているように見えるので、何度か踏み抜いた。
小川を何度か渡る。
 
最後に神崎川を渡ると、もうすぐコクイ谷だ。(神崎川上流部)
このルートからは、神崎川右岸(コクイ谷出合)に渡らなければ、 遠回りになる。
どうにか渡って、コクイ谷出合から 朝歩いてきた道を戻る。
 
駐車地に戻ると、もう私達の車だけだった。

今日のルート クリックで拡大↓



駐車地の地図


 
 
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【鈴鹿】雪原散歩・七人山

2012年02月22日 | 鈴鹿

2012年 2月19日(日) のち


今日は朝明から七人山に登る予定だ。

【 ルート 】朝明駐車地7:40-根の平峠8:40-小峠10:50-神崎川11:40-七人山12:55-下山14:00-コクイ谷出合14:50-根の平峠16:10-駐車地17:00

朝明から入り七人山の北尾根を登り、北東尾根から下りて上水晶谷から根の平峠に向かうコースを歩いてみよう。
 
今日は6時02分に家を出た。鈴鹿の山々がきれいに見える。今日はいい日になりそうだ。

朝明駐車場(冬期無料)に7:15に到着した。
今日はお天気がいいから山に登る人多いだろうなって思いながら来たら、たくさん車が停まっていた。
駐車場でスパッツを付けたりして準備をしていると、ブロ友さんから声を掛けられた。もうビックリだ。
それから、また伊賀のROM専さんにも声を掛けられた。


ROM専さん達と一緒にスタートする。


朝明キャンプ場に向かう橋を渡る。


そこから伊勢谷左岸(旧千種街道)を根の平峠を目指して登って行く。




ROM専さん達より 少し先行する。




根の平峠に着いた。ROM専さん達は国見岳方面に行かれるのでここで別れる。
少しの間だが、同じ趣味を持つ人達との会話は楽しかった。


根の平峠でスノーシューを付ける。雪はふわふわして柔らかい。
空は青いし朝の光が雪を輝かせ、ダイアモンドの細かい欠片をまき散らしたようにキラキラと光っていた。


少し歩くと目の前にイブネが堂々と聳えていた。雄大な姿に見とれる。


そして木がなく少し広くなった所の雪面を見ると、雪に大きなハートが描かれていた。
雪の時しか出来ないメルヘンチックな遊びだね。楽しい~。


起伏のない広々した雪原を歩く。動物の足跡だけしかない雪原を好きなように歩いた。
時々、水の流れがあったり窪みがあるけど動物のトレースを辿って歩く。
動物が通ったところを通る方が安全な気がした。


しばし、神崎川を離れ、小峠方面へ。

ここの小峠までの登りが意外に時間を要した。スノーシューで上手く登れない。
ふわぁとした綿菓子みたいな雪の下は凍っていて滑る。
途中でスノーシューを外そうと思うが急斜面なので外すのも困難だ。

登って滑って、また登って滑ってなんとか小峠に着いた。


小峠からV字谷を下りる。ここがまた急だ。足を踏ん張るけど滑っていく。雪で隠れた谷はちょっと怖い。
足の置き場を考えながら下りる。


思ったより容易に神崎川上流部に下りられた。


神崎川の渡りやすい所、ここも動物の足跡を辿って渡り北尾根に取り付いた。




尾根の木々には全く樹氷はなかった。


風で雪がたまらない斜面は凍てついた氷で覆われていてスノーシューがよく滑った。


登っている時、周囲をみるがイブネも御在所も白くなって見えなくなっていた。

七人山本峰に着いた。七人山に取り付いてから1時間15分もかかってしまった。


それから東峰に行き、昼食をとった。


時間も遅くなってきた。北東尾根を下山する。


ミズナラの巨木


下山はシリセードだ。


あっという間に下りられて、コクイ谷出合に着いた。ここも渡れそうなところを探して渡る。


ここから上水晶谷方面に向かうがトレースがない。好きなように歩くがスノーシューで上がりにくい。
朝会ったブロ友さん達が追い抜いていった。(イブネ・クラシへ登ったそうだ)
トレースが付いたので歩きやすい(笑)。


スノーシューを外しアイゼンで快適に歩く。  上水晶谷出合
根の平峠のほうに進む。ここから30分程で根の平峠だ。




神杉の横を通って。


根の平峠。後は伊勢谷を下ったら駐車地だ。


ブロ友さん達に追いついた。駐車地までしばらく一緒に歩く。


朝明駐車地 着。

今日は思いがけない出会いがあったり、スノーシューで もがいたり、ゆっくりと雪原散歩を楽しんり、色々なことがあったけど充実した一日だった。


今日のルート

 

駐車地の地図

コメント (6)
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【鈴鹿】冬の風物詩氷瀑・御在所岳

2012年02月13日 | 鈴鹿
2012年 2月12日( 
 
今日は御在所岳に行こう。けど、ちょっと遅い出発になった。
 
【 ルート 】旧料金所跡横駐車場10:05-中登山道口10:23-地蔵岩11:10-キレット11:18-かもしか広場11:54-富士見台12:13-御在所自然学校(12:35~13:08)-公園県境碑13:40-三角点13:45-一の谷新道より下山14:10-御在所山の家15:15-駐車地15:20

高速道路から御在所岳を見るが真っ白で何も見えない。また、吹雪きみたいだ。湯の山温泉街を抜けて旧料金所跡横駐車場に向かう。この時間だから空いてないだろうと思うが一応行ってみた。


駐車場は満車みたいだったが、よく見ると一台だけ止められるスペースがあったので、そこに駐車した。

準備をして出発。中道登山道に向かう。雪が降っているのでフードを被って歩きだす。国道には固い雪が積もっている。


登山口近くには1mくらいの雪だるまが作られていた。眼や鼻、口がついてないので、付けてあげたかったが、時間がないので、そのままにした。
登山道の積雪は5~10㎝くらい。よく踏まれている。登り始めてすぐアイゼンを付ける。


最初の展望が広がるところから白い鉄塔と赤いロープウェイが見えるが山の方は雪が舞っているのか白く見えなかった。


おばれ岩
 
地蔵岩が見えるところに来ると今まで見えなかった景色が見えるようになってきた。


キレットまで来ると雪の混じった風が吹き付け一時視界も悪くなる。ちょうど下山してきた御夫婦によると山頂は吹雪いていたので、早々に同じコースで下りてきたらしい。予想通りの展開だ。


最近山に登ると吹雪いているパターンだ。キレット通過。


8合目辺りまで来た。きらら峰の方を見ると、火山が噴火したみたいにモクモクと白い煙みたいなガスが上がっていた。しだいに煙の先端はその上部にある長い雲に吸い込まれていった。なんか不思議な景色だ。

鎌ヶ岳・入道ヶ岳方面

かもしか広場から岩場をトラバースするところは、雪が積もっているお蔭で歩きやすかった。

裏道を下にみる展望岩のところまで来た。立っていると時々突風が吹いてきて飛ばされそうだ。

ここから少し上がると、富士見岩に到着する。




富士見岩からの展望を楽しむ。

富士見岩から本谷をみる単独登山者が登っていた。
 
麓方面は何にも見えない。


樹氷のトンネルを通ってレストランアゼリアのほうへ行く。

雪も止んで山上公園にはたくさんの人がいた。スキー場にはスキーをする人、アゼリアの前にはソリ遊びをする親子。


そして御在所岳の冬の風物詩の氷瀑が造られていた。

御在所自然教室の家で少し休んでからスノーシューを装着して山頂にいこう。
 

公園県境碑のところからは鎌ヶ岳や上水晶谷左岸尾根などが見えた。
空は鉛空だが雲が勢いよく流れている。


そして一瞬、青空が覗いた。
わぁ!きれいだ!思いがけない景色に嬉しくなる。
 

そして山頂に行った。誰もいなかった。御在所岳 1212m

スキー場の横を通って、アゼリア前に着いた。

下山は一の谷新道で下りる。登山口の標識が見あたらないけど、雪に埋もれてる?
このあたりかな?
 
トレースないかなと思ったけど、しっかりとトレースがあり新しい案内板が所々にあった。


白い鉄塔(第六鉄塔)は東洋一の高さ 61m




鷹見岩


まったけ岩


御在所山の家前に到着。

下山時間は1時間5分だった。
朝見た雪だるまのところに来ると、雪だるまに目と口が付けられていた。
これで完璧に雪だるまになれたね。でも笹の葉じゃなくて、もっとマシなものがなかったかなって
気もするけどね。
 

駐車地には2台しか残ってなかった。

遅い出発だったが、雪の御在所を満喫できた一日だった。


今日のルート


駐車地の地図

 
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【鈴鹿】雪の入道ヶ岳・二本松~井戸谷

2012年02月06日 | 鈴鹿
2012年 2月5日(日)  
 
今日は、遅い出発になったので鈴鹿南部の入道ヶ岳へ登った。
 
【 ルート 】駐車地9:30-二本松登山口9:31-5合目10:15-二本松避難小屋10:22-山頂11:05-井戸谷分岐下山13:05-13:50井戸谷登山口
 
1000mに満たない標高であるが山頂からの展望もいいし、山頂の吹き溜まりで雪遊びが出来たらいいなぁと思った。

登山口に着くと雪が殆どない、山の方を見ても雪がない。
昨日暖かかったから、融けてしまったかな?
今日は二本松コースで登る。
河原の方へ行き、水の少ない川を渡ると、「二本松尾根コース」と書かれた標識がある。
その下には「通報ポイント1」の標識もあった。
植林の中を歩いていく。
雪はうっすらあるだけ。登山道は時々滑るけど普通に歩ける。
風もなく少し歩くと暑くなってきた。上着を脱ぐ。
植林の中を登り続ける。登山口から45分「通報ポイント5」の標識までくると、「滝が谷」分岐だ。
ここにあった標識に手書きで山頂まで1時間と記されていた。雪が多くなってきた。しっかりとトレースがありスノーシューを付ける程ではないし、アイゼンがなくても登れるのでそのまま直登する。
数分で「二本松避難小屋」に到着。
前を通過しただけで入らなかったけど、中では親子がカップラーメンを食べていたのが見えた。
避難小屋を過ぎた頃から、もう早く登った登山者さんが下りてきた。
山頂はどうですかって聞くと、「今日は人が多いよ。」って言っていた。
 
展望が開けると北尾根が見え、少し登ると前方には雪の斜面と青空、山頂の鳥居が見えていた。
山頂直下の斜面は雪が多く、空には青空が広がっていた。
丁度、空に向かって歩く感じ。気持ちいい!

 
山頂の台地は一部雪がなく枯れた黄緑色の芝生みたいな草がみえていた。風で雪が吹き飛ばされるせいなのだろうか。
入道ヶ岳 906.1m



山頂は360°の展望台だ。鎌ヶ岳や御在所岳、鈴鹿南部の野登山、仙ヶ岳が近くに見える。
今日は伊勢湾までは見えなかった。

山頂から奥の院に向かって下りていく所は吹き溜まりになっているので、スノーシューで遊んだ。

ここでソリ遊びをする親子がいた。避難小屋にいた親子だ。楽しそうに遊んでいる。
そういう光景を見ているとこちらまで楽しくなる。
それから奥の院に向かう。

御在所岳、鎌ヶ岳がきれいに見えている。あちらにも行きたいな~。


椿大神社奥の宮(つばきおおかみやしろ おくのみや)

今日はゆっくりと入道で遊んだ。
さぁ、そろそろ下山しよう。

帰路は井戸谷コースを下る。急な斜面をシリセードで下るよ。

あっという間に木々が茂るところまで下りてきた。


雪は深い所で膝あたりまであった。前をソリ遊びをしていた親子が下っていた。
 

井戸谷の水の流れが見えてくると、登山道にはロープがあり少し急な下りが一部あるので
注意して下る。


谷を渡りながら下る感じで下りて行くと植林にはいる。ここから数分で井戸谷
登山口に着いた。


今日のルート

 
 
駐車地の地図
 
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【鈴鹿】スノーシューハイク・金山尾根から竜ヶ岳へ

2012年01月15日 | 鈴鹿

【 日 付 】 2012年 1月14日(土)
【 山 域 】 鈴鹿
【メンバー】のぶりん・さなりん
【 天 候 】 曇り 
【 ルート 】 宇賀渓無料駐車場8:13―金山尾根取付き8:47―竜ヶ岳11:50―ホタガ谷分岐12:35―遠足新道分岐13:54―遠足新道登山口14:33―駐車場14:53

今年に入ってから本格的な登山をしていなかったので、待ちに待った登山だ。
今日はスノーシューを持っていく。初めてのスノーシューハイクだ。

今日のコースは金山尾根から登り、帰路は遠足新道とした。
遠足新道はかなりのぬかるみ道という事らしい、往路に使った方がぬかるみは少ないと思われるが整備されテープも多く迷うところはないようだ。
金山尾根は今回初めてのルートだったので下りに利用するより登りの方が安全だろうと思った。


宇賀渓無料駐車場で準備をしてキャンプ場の方へ向かう。入山届と入山料を払う。
係員の方からの情報は、今日の入山者は現在20人くらい。先週は30人、そして昨日はひとりだったらしい。その昨日の方の予定時間は6時間だったけど帰ってきたのは7時間半後でちょっと心配したそうだ。遅くても9時までに入山してもらわないと厳しいですねって言っていた。
竜ヶ岳の方を見ると山頂は白くガスがかかっていた。展望は期待できないなと思いながら登山口に向かう。

係員さんに「いってきます。」と挨拶して林道を歩いていく。
舗装道には積雪はなく、凍っているところもなかった。

遠足新道登山口を見送り、林道をもう少し歩く。ここは下りてくるところだ。


林道終点から、2つ橋を渡り川沿いコースから離れ山道を登っていく。


ちょっとした岩場があり、ロープを掴んで登ると直ぐ金山尾根の取り付き点がある。


金山尾根取り付き点には木枝が何本か横に倒してあり、入れないようにしてある。
ここを上って行く。


キイキイと鹿の鳴く声がしたのと同時に2頭の鹿が駆け上がって行った。しばらく急な登りが続く。地面が見えるくらいの積雪だ。


取り付き点から30分くらい歩くと標高600mあたりにある蛇谷ルートとの分岐に着く。蛇谷ルートへ続く道には動物の足跡がしっかり付いていてそちらに行ってしまいそうになるが、金山尾根へは右方向へ直登となる。


金山尾根には登山者のトレースはなく、今日は私たちだけみたいだ。
細いブナが多い二次林を歩く。

700m付近になると急に雪が深くなった。ここで少し休憩する。壺足で歩くと膝あたりまで沈む、そろそろ、スノーシューを装着しよう。


初めてのスノーシュー。履いて2,3歩歩く。5歩、6歩。どんどん前に進む。
一気にスピードアップだ。凄いよ、楽し~い!


積雪は太腿あたりまであるけど、スノーシューの威力はすごい!
ぐんぐん進む。

岩が少し見え隠れする急な登りもあるが、スノーシューを横に向けたり垂直にしたりしながら登って行く。


遠足尾根が見えてきた。そこを数人の登山者が歩いている。もうしばらく緩やかな登りを歩くと平坦な竜ヶ岳稜線にでる。


クラと呼ばれるところであるが、周囲は真っ白で良く見えない。しばらく山頂を目指して歩く。


白い風景の中から登山者が近づいてきた。目の前にきて、駐車場で会った先行の単独男性登山者と分かった。もう山頂に行ったのか聞くと、ちょっと怖いから山頂へは行かずに戻るという事だった。吹雪いてはいるもののルート確認はできているので、そのまま山頂を目指す。


頭の中でこの場所はあそこなんだと考えることができた。しかし数秒でホワイトアウト状態になる。一応GPSで位置確認をする。間違いない。

山頂直下に来たところで単独男性が下りてきた。そしてもう一人下りてきた。少し話をした。寒いから皆さん長居は無用だね。


山頂に到着した。11:50分。竜ヶ岳 1099.6m
山頂には10分くらい居て下山。展望はないけど先ほどみたいなホワイトアウト状態ではない。


下りかけたら、遠足尾根を歩いていた方たちだろうか、登って来られた。
帰路は遠足尾根から登ってこられた方のトレースがあった。トレースのない所を歩く。


ホタガ谷分岐を過ぎてから、少し休憩する。やっとホワイトアウトの状態から逃れることができた。
スノーシューもここで外そう。稜線、山頂付近は天候悪かったけどスノーシューは楽しめた。そしてスノーシューの威力がよく分かった。


帰路の遠足尾根新道は、情報通りの泥濘道(ぬかり道)だった。もうどろどろだ。
駐車場に戻ってきたら、係の人に褒められた。ちゃんと3時まで帰れたねって。そして金山尾根の状況を聞かれた。金山尾根は安全だと思うか聞かれたので、特に危険なところはなかったと言った。そしたら係の方は「山岳会の人もそう言うのだけど森林組合の人が登山道と認めるのを反対しているんだよね」って首を傾げて考え込んだ風だったが、すぐにこちらへ視線をうつし、「ご意見ありがとうございました。」と笑ってお礼を言ってくれた。


空を見ると、青空が見えた。山の上とはまったく違うよ。なんかいい気分でもう一度、竜ヶ岳を眺めた。
初めてのスノーシューはホワイトアウトの稜線だったけど想い出に残る楽しい山行だった。



今日のルート
 

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