長い梅雨が明けましたが、天気予報をみると、今日も岐阜、長野の方面は天候が悪いようです。いちばんの晴れが三重県。県内の山行きは計画してなかったので、慌てて行き先を決めました。
以前から気になっていたネーミングの「迷岳」に行くことにしました。
「迷岳」は、三重県側から見ると台高の前衛峰的な存在となっています。
飯高町から、【 スメール~飯盛山~迷岳~唐谷~スメール 】の登山ルートです。
国道166号線をスメールの案内にしたがい進み、スメール横から林道をわずかに上った所に駐車場があります。
広い駐車場で、数十台止められます。
飯盛コース登山口は、唐谷橋のたもとにあります。
登山届投函箱が設置されています。唐谷川に沿って登山道がつけられています。
09:05出発
いきなり、背の高い草が道を不明瞭にしています。
草が生い茂った所は数メーターだけでした。杉の植林が表れました。
杉林の山道を数分歩くと、木に巻き付けられたテープに「迷岳」と書かれています。
その方向に進みます。
(まっすぐは、廃道になっている旧唐谷コースなので行かないように)
ここからは、いきなりの急登です。植林の中をジグザグに登っていきます。
危険箇所には、トラロープがつけられています。
我慢、我慢の植林の急登を1時間くらい登りきると、稜線にでます。
10:10
右手の方向に行くと「飯盛山の頭」です。「迷岳」は左手の方向に進みます。
数分で「飯盛山の頭」に到着です。
元の場所まで戻り、「迷岳」の方に向かって、進みます。
所々、岩場の急登があり、木の根を掴んだりして登ります。
眺望のある所から見ると、駐車地の傍の唐谷橋が見えます。
露岩混じりのやせ尾根の急登が連続します。
慎重に足元を確認しながら、木の根を掴みながら、登っていきます。
変化のあるルートです。
【飯盛山】 930m に着きました。
『蓮ダム』奥香肌湖を見下ろすことが出来ます。
尾根上を登り続けます。高度を上げていきます。
このあたりから、唐谷分岐までの稜線には、ホンシャクナゲが多く見られました。
尾根上を登り続けると、左より唐谷から来る道と出会います。
あとは尾根づたいに「迷岳」頂上まで一本道です。
P1079のピークを過ぎると、ブナやヒメシャラの樹林に入り、雰囲気が一変します。
山頂手前の急登を登りきると、「迷岳」山頂にでる。
二等三角点のある山頂。【迷岳】標高1309.1m。
展望はほとんどありませんが、ブナ林に囲まれた広がりのある山頂は気持ちがよいです。
帰路は登りに使った尾根を唐谷分岐まで戻ります。
途中で他の木の枝を巻き込んだ、おもしろい木がありました。
(巻き込まれた木、可哀相・・・)
唐谷分岐まで戻り、「唐谷林道」の表示の方に降りて行きます。
杉の植林ですが、間伐がしてあるため、日が射して明るい雰囲気です。
急勾配ですが、よく踏まれているし、石や岩がないので歩きやすいです。
谷が近くなると、さらに勾配は急になります。
伐採された木が狭い登山道まではみ出しています。こういう所は、慎重に。
どんどん、高度を下げていきます。往路と比べると、楽々ですね。
谷の水が流れる音が、段々大きく聞こえてきました。
谷を渡歩します。向こうの岩は、苔がびっしり。滑りそうです。
渡ってから、谷をみると日本庭園のようです。
登山道がつけれない場所には、鉄製の橋が架けてあります。
また、同じような橋が架かっています。頑丈なので安心して渡れます。
谷の右岸を下り、唐谷川を横切り、さらに谷の右岸を下ります。
谷沿いに進むと、轟音が聞こえてきます。滝の上部です。
登山道は狭く、岩の上を歩いたり、おまけに水で濡れているので滑りやすいです。
滑ったら、滝へ真っ逆さまです。
難所をクリアして、横から滝を眺めます。
谷の斜面を登り、林道に出ます。
林道終点にでました。暗い谷から出たので、明るいです。
15:50
林道終点からは、三峰山が見えてます。
林道を通って、戻ります。
三峰山が段々、大きく見えてきました。また樹氷の時、行きたいですね。
降りてきた道を振り返ります。迷岳は見えません。
今は閉鎖されている、「リフレッシュパーク」
駐車場に戻りました。無事に帰れて良かったです。
16:50着
「蓮ダム」から「迷岳」を眺めます。
この日は、奈良から来たと言う単独の男性登山者の方に会っただけでした。
今日のルート GPS軌跡
駐車地(スメール奥)付近の地図
4・5回現地を訪れて下見をしました。
唐谷コースの林道終点から登りたいと決まりました。
貴重なお写真、ありがとうございました。
とても参考になりました。
何回か下見をされて準備万端ですね。
唐谷川の谷沿いには、もう蛭が出てきているでしょうね。この写真でも足を何回か見ている姿が写っていると思いますが、蛭が付いてないか確認している所です。(笑)
ダニから比べたら蛭の方が断然無害ですが・・。
この記事がお役に立てて、とっても嬉しいです。
迷岳楽しんで来て下さいね!