2014年 7月2日(水)
以前、九鬼の頂山に登った時に、熊野灘に突き出た九鬼の半島を少しだけ歩いた。
半島は九木崎遊歩道で歩くことができる。
その遊歩道から少し海の方に下ると、オハイ(大配)と呼ばれる巨石海岸があり、間近に熊野灘の絶景を望むことが出来る。
梅雨の合間の曇り空であるが、行ってみることにした。
九鬼漁港の前を通って九鬼神社手前の世古を山の方に入って行く。
尾鷲市役所センター前を通って、九木崎遊歩道へ進む。
遊歩道は徐々に登りになる。
遊歩道の前方に鹿の親子がいた。
この辺りの民家は、鹿除けネットがしてあったので、日常的に鹿が近くにいるのだろう。
石段を上ると
海が見えた。
道の石積みは九鬼水軍に関係しているのだろうか。
遠見番所・魚見小屋の案内板があった。
オハイは、そこまで行かない。
シシ垣にぶつかる。ながーいりっぱなシシ垣だ。
シシ垣を乗り越える。
小滝が見えた。暑い時は水があると涼しいな。
小滝の近くで、ちょっと休憩した。
苔むした石のガラガラした道になり、滑らないようにゆっくり歩く。
鉄板の橋と歴史を感じる石積みの道。石積みは九鬼水軍を偲ばせるような雰囲気が漂っていた。
本来の道は落石で通れなくなっており、道は鉄梯子で上がっていた。
水の流れる音が聞こえてきた。そして段々と流れる音が大きくなりオハイが近いことを知る。
道端の大きな岩にオハイという文字が記されていた。
岩の後ろに回り込み、海に向かって降りて行く。
沢に沿って歩いていく。
踏み跡を探しながら歩く。
かなり沢沿いの道は薄暗い。
うっそうとした山から沢の水と一緒に飛び出たら、そこはオハイだった。
沢の水がなにかに解放されたみたいに、さわやかに流れ落ちる。
大きな岩の間を迷路のように枝分かれして流れていく。
こんな景色は、初めてだ。
素晴らしい~。
あいにくの曇り空なので、空と海の青さはないけど、この景色は感動ものだ。
晴れていたら、数十倍美しいだろう。
熊野灘と岸壁の岬の風景いいなぁ。
ちょっと危険な岩場から覗く海の色はエメラルドグリーンだ。
ヒヤヒヤしながら海を覗く。
オハイで昼食をして、たっぷり遊んだら、ガスがでてきた。
しっかりとオハイの景色を目に焼けつけて帰ろう。
また来た道を戻る。
先ほど歩いた道だけど、さらに薄暗くなっていた。
民家の所まで来た。帰りは思ったより早く戻れた。
九鬼の漁港に着いた。
巨石の間を縫って流れていく沢の流れが作る美しさと、目の前に広がる熊野灘。
梅雨の合間のひと時の自然との触れ合いを楽しんだ。
今日咲いていた花。
ピンクが可愛いサフランモドキ。
良い香りのシタキソウ。
モロコシソウ。
コクラン。
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