社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

髪結い伊三次

2016-03-05 08:02:44 | 日記

札幌往復の列車のなかで、昨年末に亡くなっ
た宇江佐真理氏の代表シリーズ「髪結い伊三
次捕物余話」の第1巻を読んだ。
釧路駅の古書店にあったものだ。

久しぶりに読んだ。

剣豪などスーパーマンは出てこない。
主人公はじめ、下町で生きている人間群像だ。
伊佐次が岡っ引きではなく、同心のたんなる
「小者」扱いというのがおもしろい。

1話完結で物語が進行していく流れは、「御
宿かわせみ」と同じ構成だが、人間関係がも
っと濃い気がする。
また改めて読んでみようと思った。

時代小説は、、現代の人間関係そのものが投
影している。どんなに時代考証しても、その
時代そのものではない。
だからこそおもしろいというべきではないか。

現在の社会が、「時代小説」となるのはいつ
か。そのとき、今の政治や社会をどうみるの
であろうか。

核兵器で人類を何十回も殺せるほど大量に作
り出し、自由と民主主義を標榜して、再び戦
前への道を歩んでいる自公政権。

私は歴史のジグザグはあろうと、必ず自由と
民主主義は発展していくと確信している。

今はその入り口にいる。

「五党合意」を誠実に実践していくことだ。