（私個人の独断と偏見で書きますので、ご承知ください。）
以前やっていた音楽を仕事や結婚又は他の理由で中断した人達が
又再開し、それがバンドであれ・ソロであれ・作曲やDTMであれ
再開した後の経過を見ていると、ザックと大きく分けて３つのタイプに分かれる気がします。
その中で、演奏能力や実力の向上は特に第一の主眼におかず、お気に入りの
アーティスト等の音楽する愉しさ、又会社では得られない音楽仲間との連帯感等
そんな今持っている実力で表現をし、一生の良い趣味として音楽活動を再開される人達
この人達をAタイプとします・・・このタイプの人達は傍から見てても羨ましく
音楽の再開が成功したタイプの人達ですね 集まって練習するのも愉しそうです
（バンドだと、皆をまとめる強いリーダーがいる事が多いようです）
しかし その反面せっかく再開したのに、いつの間にか又活動が自然消滅して
以前と同じ中断又は挫折してしまう人達もいます（むしろこの方が多い気がします）
この人達には２種類タイプがあります。
一つは元々飽き性で、音楽に対する情熱も最初からさほど強くなく
暇つぶしの一環として再開したに過ぎなかった人達・・・このタイプをBタイプとします
まあ Bタイプの人達にコメントは私は特にありません。
それとは別に再開に当たって、ある種の心構えをし バンドなら時間もお互いにやりくりしながら
再開に踏み切り それでいて残念ながら失速していった人達・・・このタイプをCタイプとします。
私は主にこのCタイプの人達にこの文章を書いています・・・何故なら私もそうだったからです。
Cタイプの人達に今回挫折した理由を聞くと・・・仕事が・・・子供が・・・等と色々な事を言います
人によって様々なんでしょうが 私は本当の理由は、もう少し違う所にあると感じています・・・・。
もう一つの理由は
再開後以前と同じレベルにはなったものの、それ以上の自分自身の音楽世界の広がりや
期待した程の成長がなかったか、又はそれに結び付ける術が探せなかったのだと思います・・。
所謂、以前中断した時と同じ、又あのマンネリに陥ったからではないでしょうか。
Cタイプの人達は、以前はプロ志向の人もいて、音楽に対する情熱も深く、実力ある人も多い
ただ反面ちょっと頑固で、音楽も少し偏っている人が多く見受けられる気がします。
そして基本的には群れを作ることも少なく、しかし心の奥底に、秘めた向上心を持つ人達です。
それ故プライドもあり 音楽で分からない所があっても、人にはあまり聞きません。
そこで又中断しないように、Cタイプの人が音楽を長く続けてゆく為のコツを私なりに書きます。
それは まず一つは再開時の取り組み姿勢（心構え）です。
〔再開してもう一度音楽を今度こそ、一生懸命 頑張ろう！〕等と、ただ意気込む考え方よりも
〔今度はゆっくり、じっくり、音楽を磨いてみよう！磨きなおしてみよう！〕・・・・と
、
そんなニュアンスの取り組み方のほうが、私は合っている気がします。
以前と自分の環境や体力等が変わった人はなおさらですが、いずれにせよ同じ取り組み方は
感心しません・・・又同じ壁にぶつかる可能性が高いですよね。
そしてもう一つは音楽の土台を以前の物より大きくする事です。
まだ自分が知らない音の世界の中に、自分を熱くする響きやテクニック或いはスケール等が
あるかもしれません 又知識も勘違いをして覚えていて、それが邪魔をしてるかもしれません
幾ら立派な家を建てても土台が危ないのでは何時倒れるか不安ですよね 食わず嫌いを見直し
もう一度土台の底辺を広げて強固なバランスの良いものに作り直し 新しい音楽世界の家が
建てられる様にしたらどうでしょうか。
ちょっと抽象的表現になってしまいましたが、そしてそれを具体化するコツは・・・
今度は出来るだけ独学を避けたいですね・・・出来たらプライドは一時置いて 情報を集めたり
人に聞き、しっかりとした音楽観の広い指導者や先生を探すことから始めたらどうでしょうか。
以前 専門学校や音楽教室に行ってた人もいるでしょうが、時が経てば受け止め方も変わります
そして専門学校や教室の先生も様々です・・・それに専門学校等の2年位では土台と言うよりも
一通りの事だけで終わる事もあります（無論 そうでない教室・学校も一杯あります）
いずれにせよ 自分で判断するのではなく力のある音楽経験者に
今の自分の実力はどれ位で？ 何が足りていないのか？
又どんな事を練習・研究すれば、足りていない物が埋められ
自分が望む方向に行けるのか？もう一度手ほどき或いは分析してもらう事が良いと思います。
（Cタイプの人達は再開が軌道に乗ると、すごく成長する人達だと思います）
最後に・・・そぞれの人が、今いる自分の場所や立場から 又音楽を再開され そして今以上に
あなたがあなたらしく、音楽で再び輝いていかれる事を願って止みません・・・・・・・終わり。