おまたせしましたあ
今回は ギター弾く人ではほとんど知られて無い、コードの流れの基本原則である
〔共通音保留の原則〕について書きたいと思います
これは以前にも書きましたが 正直これを知ってる人は驚くほど少ないと感じています
恐らく ピアノで作曲・編曲する人か或いは知っていなくても習慣的に使ってる人
そして ちゃんとした使い方は 芸大の作曲学科の人達位では無いかと思います
(因みに 私が音楽専門学校の講師をしていた時は、この内容の授業はしてません)
しかし その基本はそんな難しい事ではなく ギターのコードを弾く時
特にアルペジオを弾く人はぜひ知って欲しい原則です
ギターを弾く人は こんな事を感じたことはありませんか?
ピアノの伴奏で弾く曲が 何カ メチャ ピアノのコードの移ろいが
流れる様にスムーズでかっこよく・・・・・いいなあ・・・と
でも譜面等を調べてみると 案外自分が結構いつも弾いてるコード進行で、ギターで弾いても
さほどでも無いのに、何でピアノだとあんなになるんだろう? なんて思った事ありませんか?
その答えは、単にピアノとギターの音色や音域の違いの問題だけでは無いと思います
ピアノに比べギターは楽器の構造上、少し難しい部分はありますが
それにしても例えばC Am F G7 と弾く場合でも Cのコードは低い響きで Amは高い響き
Fは低い響き G7は又高い響きで のように音の高さがジグザグしている響きを聞くと
がっかりしてしまいます・・・ でも実は私もそうでした
最近ではギターの人も打ち込み等でピアノの音を使うこともあると思います
そんな時には必ず役に立つ情報だと思います
長くなりましたが 本題です コード進行の響きをスムーズにさせるには
幾つかの細かなルールがりますが それは大体以下の様な知識になります
1 共通音保留の原則 2 隣同士のコードはベースの動きと響きを逆行させる
3 連続5度・8度の禁止等 うーん・・・見ただけで耳と目の辺りが痒くなってきます
でも大丈夫です このうちの今回の共通音保留の原則だけ覚えれば
少なくとも完全なるクラシック音楽や合唱曲等をするのでなければ、使えます
ただ共通音保留の原則の基本だけを、又要点だけをポイントして書きます
そうでないと ブログでは、とても書ききれなくなります
それでも そのおおまかな部分だけでも知っていれば いろんな場面で
特にアレンジや作曲する人には、迷った時の大きな道案内になると思います
ではまず覚えて欲しいのは コードを楽器の音としてではなく人の声と考えます
そして その人達は4人います ですから4つの声(音)の響きが出せます
そしてその声を出す人には名前がついています いい機会なので覚えてくださいね
一番高い声を出す人は女性でソプラノといいます その下の音を出す人も女性でアルトといいます
そしてアルトより低い声を出す人は男性でテノールです そしてテノールより低い
つまり一番下の音を出す人も男性でバスといいます
これをコードに例えます バスはコードで言うとルートになりますCならド Amならラですね
又バスより上 つまりテノール・アルト・ソプラノの3人を上3声(じょうさんせい)といいます
この上三声は普通のコードの構成音になります Cならドミソつまり
ド(テノール)ミ(アルト)ソ(ソプラノ)
Amならラドミですね・・・で
すからここでは簡単にバスのドの音とテノールのドの音は1オクターブ違うと考えてください(大雑把ですが)
そして上三声はいつも一緒に一塊として動き
バスは一人孤独に 銃3声の3人と離れ、低い位置でコードのルート音を歌うとイメージして下さい
C Am F G ならば こんな感じですね
ソプラノ ソ ミ ド レ
アルト ミ ド ラ シ
テノール ド ラ ファ ソ
バス ド ラ ファ ソ
まだ 共通音保留の原則には入って無いので 現段階では
上三声は構成音ならなんでもいいですよ とりあえず自分の好きなように書いてください
ではここで課題 上の例にならい バス・テノール・アルト・ソプラノの音を書きなさい
D Bm G A
ソプラノ ( ) ( ) ( ) ( )
アルト ( ) ( ) ( ) ( )
テノール ( ) ( ) ( ) ( )
バス ( ) ( ) ( ) ( )
G Em C D
ソプラノ ( ) ( ) ( ) ( )
アルト ( ) ( ) ( ) ( )
テノール ( ) ( ) ( ) ( )
バス ( ) ( ) ( ) ( )
答え合わせは次回に
尚 音楽に関する質問にブログ内容に関わらずお答えします
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