えーテンションの3回目です
先回は右側のテンションに対し左側の構成音と半音差になるテンションは
テンションになれない・・と言う話をしました テンションの条件の2つ目ですね
そして今日は3つ目の条件を書きます これが少し厄介で、出来たら2つ目の条件だけでも
良いような気がしますが、まあ今回取り上げてみたいと思います
その前に先回の答え合わせです 課題は
Dドリアンスケール(レミファソラシド)とEフリギアスケール(ミファソラシド)の
スケールの中で使ってよいテンションと使わないテンション つまりアボイドノートを
探してください・・・・でしたね
答えです
Dドリアンのテンションはミソシで この中で半音差に該当する音はないので
ミ 9th ソ 11th シ 13thは全部テンションです アボイドはありません
(しかし今回のテーマの3つ目の条件にひっかっかる音が1つあります それは後で)
Eフリギアのテンションはファラドですね この中で
ファとドは構成音と半音差でぶつかるので
テンションはラの11thだけですね そしてアボイドはファとドですね
如何でしょうか
さて今回のテーマです 3つ目の条件ですが 今までの条件を整理してみると
1つ目の条件はテンションは偶数であること(2度4度6度=9th 11th 13th )
2つ目の条件は右側のテンションと左側の構成音との間に半音差が生まれない事
でしたね
それで今回の3つ目の条件は・・・・和音機能を阻害しない音である事です
???ひぇー! む む難しい・・・もうわからあん
言いたくなりますよね?・・・・・同じ意味なんですがジャズ系の人は
構成音とトライトーンの関係にならない音 (2つは同じ意味で、共に3つ目の条件)
と言います ???えーッ! もっとわからんわあ もうビール飲んで寝る!
そんな感じですよね!
でもご安心あれ・・・救済策があります 唯一応この言葉の意味は理解して下さい
和音機能を阻害しないって簡単に言うと、例えば或るコードから次のコードへ移る時
あのテンションの音を入れたら、何か次のコードがいまいち白けた様に感じる・・・
そんな時 そのテンションの音は和音機能を阻害してるって事になります
それに対しトライトーンは音楽で曲を作る人や勉強してる人は、この言葉はよく使います
しかも頻繁に だからこの意味を知ってないと損ですよ
もし一度も耳にした事がないと言う方は この際覚えたらいかがでしょうか
日本語で言えば三全音って言います 例えばファ~シ(増4度)と言う音程の場合
その音の距離 つまりファからシまでどれだけ離れているか調べてみると
ファ♯ソソ♯ララ♯シ ですから半音が6つ分あります 半音6つ分って、全音3つ分ですね
ですから 三全音 つまり英語でトライトーンになるわけです じゃあ そのトライトーン
つまりファとシの様な三全音の音程はどんな響きがするか?って言うと
その答えは非常に不安定な響きがするわけです(試しにファとシの音を同時に弾いて下さい)
ですから構成音とトライトーンの音程関係になるテンションは避けましょうって事になります
これがテンションの3つ目の条件ですが、ただこの3つ目の条件は
あまり紳形質にならなくても、ほとんどは1つ目と2つ目の条件で90%位テンションは
大丈夫だと思います 又3つ目の条件は例外もたくさんあります
ただせっかくの3つ目の条件なので
3つ目の条件を使う、テンションの例を課題にします 逆に3つ目の条件は
この課題だけの場合と考えても良い位です(長調のダイアトニック内でドミナント7以外で)
課題
上記でDドリアンのテンションは ミ 9th ソ 11th シ 13thですが
このテンションの中で構成音とトライトーンの関係になり 使えないテンション
つまりアボイドになる音があります さあ それは一体どの音でしょうか?
因みに構成音はレ ファ ラ ド です
答え合わせは次回に!
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厳密に言えばミとファだから♭9thです。
あれもアウトですかね?
ファンキーな感じのカッティングの時に使ってるよね でも正直あれでDm7の13thは本来アボイドなんだけど市民権を得たような感がある
どういう事かと言うと その音がアボイドでも頻繁に聞く機会があり 耳が慣れてくると アボイドでもさほど違和感を感じなく借るって事です。
シの音は。