石川社中の音楽独り言

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意外と知られていないアドリブに使うスケール(マイナーペンタ編Ⅰ)

2019-04-12 14:13:08 | ギター

お待たせしましたぁ

今回は一番よく知られていて、しかも、あまり本来の使われ方をされていない

マイナーペンタについて書こうと思います 書ききれない部分が多いとは思いますが

一つでも何かの参考にでもなればうれしいです

 

さて先回の課題の答え合わせからです 

課題は

A7のブルースのアドリブを弾く場合 下記のどれが一番正しいでしょうか

1Aメジャーペンタだけで弾くのがベスト

2Aマイナーペンタだけで弾くのがベスト

3AメジャーペンタとAマイナーペンタ両方使う(どこで使い分けるかの理由も)

後 Aメジャーペンタの音はどんな5つの音でしょうか?・・・でしたね?

答えです

3AメジャーペンタとAマイナーペンタ両方使う そして

(何処で使い分けるかの回答はこのブログで今回から次回にかけて書きます)

そしてAメジャーペンタはラシド♯ミファ♯ラになります

因みに Aメジャースケール ラシド♯レミファ♯ソ♯ラになりますが

先回書いたようにメジャーペンタはメジャースケールの4番目と7番目の音を

抜いた音になります・・・これがよく言われる四七抜き 

つまり ヨナ抜き長音階です さらに言えば日本の古来の呂音階と同じですね


 

さて では今回のマイナーペンタについて

以前書いたように 私個人の感想としてはメジャーペンタよりマイナーペンタのほうが

アドリブにおける使用頻度が少し多いのではと思います


因みにAマイナーペンタはラドレミソラです Aマイナ―スケール ラシドレミフソラの

5音音階化したものですね


 因みにギターのAmペンタの基本形(いろんな言い方があります)は6弦~1弦にかけ

6弦5F 8F 5弦5F 7F 4弦5F 7F 3弦5F 7F 2弦5F 8F 1弦5F 8F

です 赤はルート音 5F(フレット)は人差し指 7Fは薬指 8Fは小指で押さえます

但しこれはマイナーペンタの基本形(ルート・Box)だけであって 後 通常は4種類の

指フォームを覚えますが 今回は省きます

 

この音階でまずは遊ぶのがいいんですが 6弦から1弦まで ただ弾くのでは

音の階段を上下するだけで アドリブとは程遠くなりますので 最初は

4弦の7f 3弦の5f 3弦の7f 2弦の5f 2弦の8f 1弦の5f位の音で

1小節に1音を弾いてみる感じで遊ぶといいと思います 

コードは  Am/F/Dm/C/の4小節で 又ブルースの好きな人はA72小節 D7を2小節

の計4小節で遊んだらどうでしょうか 特にブルースの人は音をシャッフル

つまり タッカ タッカ等とはずませたほうが、それっぽく聞こえます

メジャーペンタと同じで、慣れたらマイナーペンタに音を足してゆく方法を考えます

 

例えばAマイナーペンタに5度のフラット つまりミの♭(ブルーノート)の音を付け足すと

Amブルース・スケールになります(マイナーブルース・ペンタ等他の言い方もあります)

6弦5F 8F 5弦5F6F7F 4弦5F 7F 3弦5F7F8F 2弦5F 8F 1弦5F 8F

青色がブルーノートになります マイナーペンタがブルース風味に一挙に変わります

 

次にAmペンタのラドレミソの中にシの9thとファ♯の13thの2音を付け足しますと

つまりラシドレミファ♯ソにすると ジャズのモード奏法で使うAドリアン・スケール

なり おしゃれな感じにAマイナーペンタが華麗に変身しますよ

 

さここで課題です

A7のブルースの場合 アドリブにAメジャーペンタとAマイナーペンタと両方を

使うことは前に触れましたが その使い分けの方法として適切なモノは下記のどれでしょうか?

1 A7の時はAマイナーペンタ 他のD7・E7の時はAメジャーペンタ

2 A7の時はAメジャーペンタ 他のD7・E7の時はAマイナーペンタ

3 A7・E7の時はAマイナーペンタ D7の時はAメジャーペンタ

4 A7・D7の時はAメジャーペンタ E7の時はAマイナーペンタ

一度お考え下さい 尚一般的に多くのギタリストが使っているのを適切な答えとします

 

答え合わせは次回に なおご質問のある方はお気軽にどうぞ 公開しても構わない人は

コメントから 非公開希望の方は左欄のメッセージを送る からどうぞ では次回に!

         

            (このページの複写・転写禁止)

 

 

 


意外と知られてないアドリブに使うスケールPart2

2019-04-09 13:06:08 | ギター

 

エーお待たせです!

先回初めてFaceBookにブログの紹介をしましたが

偶然なのかはわかりませんが 1・2時間のうちに大勢の方のアクセスをいただきました

どなたかは分かりませんが 感謝申し上げます

【音楽は楽しむもので勉強はしなくてよい!】と言う考えの方が多いと思ってましたが

案外 そんな方達が訪問してくださっている気がしています

自分の好きな分野の事は誰だって知りたいですものね・・

えーっとそれから 先回の課題の答えは 今回の説明の中に出てきますので・・・

 

さて今回はアドリブをスケール(音階)の面から見てみたいと思います

音楽ジャンルはいろいろあり そのジャンルに応じてアドリブで使うスケールの選択肢は

変わってきますが その中でも広範囲のジャンルに使え なおかつ基本スケールは簡単で

そしてその基本スケールに音を足してゆくことで 複雑なスケールにまで発展してゆく

そんなスケールがあります それがペンタトニック・スケールです

ではそんなコンビニにみたく便利なペンタトニック・スケール(以後ペンタ)って

一体何なの?ってことですが 

 

これが先回の課題の、ひとつ目の答えです

よく使われるドレミファソラシドやラシドレミファソラは7つの音で構成されてます

(ドやラは1オクターブ違いで同じ音なので一つの音とします)

これ等のスケールは7という数字からダイアトニック・スケールって言います

それに対しペンタは5の数字の意味があります 例えば

アメリカの国防総省の建物は五角形の形をしており【ペンタゴン】って言いますよね

つまりペンタトニック・スケールは5つの音で構成されたスケール(五音音階)

という事です

 

ではどんな5つの音?という事になりますが ハ長調のドレミファソラシドを

5音音階にすればドレミソラ(ド)の5つです これをメジャーペンタ

(CMペンタトニック・スケール)と言います(ファとシの音がありませんね)

実はアドリブをする時 ファとシの音は少し扱いが難しいのですが

ペンタはそれを最初から省いているので、初心者でもアドリブがしやすいのです

 

そしてラシドレミファソラのイ短調をペンタにすればラドレミソ(ラ)の5つです

これをマイナーペンタ(Amペンタトニック・スケール)と言います

メジャーペンタより使い道が広く、重要度は増します これは次回に回します

 

 メジャーペンタはちょっと前のカントリーなんかのアドリブソロによく使われてましたね

他の楽器はともかく ギターの場合はスケールの形をそのまま平行移動するだけで

他のKeyに移動出来るので非常に便利です 因みにギターCメジャーペンタの

6弦ルートを紹介しておきます フォームは何種類かありますが、今回は省きます

 

6弦8f10f 5弦7f・10f 4弦7f・10f 3弦7f・9f 

2弦8f・10f 1弦8f10fです fはフレット数 赤はルート音 指は

6弦 中・薬 5弦 人・小 4弦 人・小 3弦 人・薬 2弦 人・薬 1弦 人・

 です 

慣れるまでは少し時間が必要です 最初は3弦9fから2弦・1弦の音を使い

遊ぶと弾きやすいですよ バックのコードはハ長調(Cメジャー)かィ短調(Aマイナー)で

例えば C  Am F G7 あたりで 1小節 1コード 1音くらいのつもりで

ゆっくりのテンポで、楽しんでください ただしG7の時だけは

ソの音かレの音で弾くのがベストです上図の黒の太字の音です

 

ペンタが少し使いこなせるようになったら、今度はペンタに音を足してみます

 

まずCメジャーペンタに1音を加えます ミ♭の音を加えます

このミ♭の音はブルーノートと言い 特に明るいメジャーペンタに陰りを醸し出します

そして一挙にブルースっぽくなり、このCメジャーペンタにブルーノートを足したスケールを

Cメジャー・ブルース・スケールと言います

(上図に1音加えます 6弦9fそして特に3弦8fや1弦1弦11fは効果的です)

 

ブルースっぽくなりましたでしょうか?

 

さて又ペンタに頭の中を戻し 今度はペンタに2音加えてみましょう

ファ♯とシの音を加えましょう ドレミファ♯ソラになりますね

ファ♯は♯11th シはM7thです

 

 これもポップスやジャズに非常によく使われるCリディアン・スケールになります

おしゃれな感じになりますよ いづれにせよ ペンタを基本として1音・2音を足し

難しいスケールに発展してゆきます ペンタが使い慣れてきたら 音を付け加え

次のスケールに挑戦ができるのです 

ペンタが基本っていう意味が少し納得いただけますか?

 

 さてここで課題です 先回のもう一つの課題にもなりますが

A7のブルースのアドリブを弾く場合 下記のどれが一番正しいでしょうか

1Aメジャーペンタだけで弾くのがベスト

2Aマイナーペンタだけで弾くのがベスト

3AメジャーペンタとAマイナーペンタ両方使う(どこで使い分けるかの理由も)

後 Aメジャーペンタの音はどんな5つの音でしょうか? お答えください

 

答え合わせは次回に なおご質問のある方はお気軽にどうぞ 公開しても構わない人は

コメントから 非公開希望の方は左欄のメッセージを送る からどうぞ では次回に!

          

          (このページの複写・転写禁止)

 

 


意外と知られてないアドリブに使うスケールゃトライアド

2019-04-06 12:40:10 | ギター

お待たせです

今回はアドリブ等でよく使われる トライアド(Cコードの場合ドミソのような3和音)や

スケールについて書きたいと思います

私も昔はそうでしたが 案外今でもベテランの人たちの中にも

意外と知らずに、アドリブを手癖や感覚だけで弾いてる人が多く驚いてます

正直 長い音楽活動されてる方の中には、今更人には聞けない と言う人も

きっと おありでしょう  今回ほんの少しでも 何かの参考にでもなればと、思ってます

 

今回はトライアドとスケールを取り上げますが その1ではトライアドを中心に書きます

 

音楽でアドリブを弾く時 いろんな方法が考えられます 

 1例えばコードの構成音を中心に弾く トライアドのアルペジオ奏法

Cコードの時にドミソド等と弾くようなことですね

 

2テンションの音を3和音で弾く アッパー・ストラクチャー・トライアド奏法

たとえばCM7コードのテンションは 構成音はドミソシですが 

その上のドから9番目 11番目 13番目(テンションノート)の

音を付け加えると レ・ファ♯・ラが足されます 何故ファ♯かって話は今回省きます

 

つまりCM7が響いている時 テンションも含めるとドミソシ レファ♯ラの音を中心に

弾いてもよいという事ですよね でもテンションのレファ♯ラ?? 

これはよく考えるとDコード ですよね?

つまりCM7コードの時 かっこよいテンションを弾こうと思ったら

難しい事はさておき いつも弾いているDコードを弾けばよい ってことになります

 

CM7の1度3度5度7度の構成音の上にできるテンションは

難しい言い方をすれば上部にできる構成音ですよね?  だから 

アッパー・ストラクチャー・トライアド(上部に作られる3和音)です 

 

これには昔こんな経験が私にはあります

或るレコーディング・スタジオにて ちょっとこの辺で有名なギターで歌を歌う方がいて

その方のバックで私はベースを弾くことになりました 一度だけのセッションなので

気負うこともなくやってたら 彼はキーボードの人に突然 

彼     【あなた 今俺がFコードを弾いてる時 Gコードの音を出さなかった?】

キーボード 【あ・・・ッ すみません・・・】

彼     【Fはファラドだし Gのソシレとは合わないのは わかるよね?】・・・

こんな やり取りでしたが 賢明な皆さんなら 彼の間違いだとわかりますよね?

 

そうです 若きキーボードはよく研究をしていて、彼がFコードを弾いてる時に

少ししゃれた感じを出そうとして Fコードのテンションの音である

ソシレを弾いたんですね  ソは9th シは♯11th レは13thです つまりGコードです

それが理解できない彼は それは間違ってる・・・と注意をしたつもりなんでしょうね

私は非常に複雑な気持ちで それを見ていました

 

さて少し長くなりましたが 今までのアルペジオやトライアド以外にも

アドリブの中心は当然スケールですが このスケールも多くのスケールがあります

その中でも どのジャンルにでも幅広く使えるのがペンタトニック・スケールです

 

簡単なアドリブの入り口やポップス・ブルースそして

ジャズのモード奏法やⅡーⅤーⅠの進行やアウト感(音の外れた感じ)を

出す時にも使います 次回はこのペンタについて書きたいと思います

 

さあここで課題です

そのペンタトニック・スケールとはどんな音のスケールの事でしょうか?

(Key Cでお考え下さい)

またブルースのアドリブ時 マイナーペンタとメジャーペンタと使い分ける人が多いですが

その使い分け方の基準となるものは一体何でしょうか?

(A7のブルースでお考え下さい)

答え合わせは次回に なお質問のある方はブログ左欄の メッセージを送る からどうぞ

公開はされませんから 気軽にお寄せください では次回!