石川社中の音楽独り言

ブログ記事の内容に関係なく質問どうぞ!
特にギターや作曲やDTM等をしている方達へ
又愛知県の方達へ是非宜しくです。

アドリブの入り口その1

2014-07-30 09:57:01 | 音楽基礎知識

まず最初にこでのアドリブとは、コードの制約をあまり受けずにアドリブ表現が出来る

モード奏法等のアドリブの事ではなく 一般的なコードに適応した意味でのアドリブの事です



アドリブをする時には曲想やコード進行等によって多くのスケールが使われます


特にメジャースケール(ドレミファソラシド)とマイナースケール(ラシドレミファソラ)

そして

メジャースケールを2音減らし5音にしたメジャーペンタトニックスケール

(ドレミソラド)  最後のドは1オクターブ違いの同じ音なので5音と言うことです

マイナースケールを2音減らし5音にしたマイナーペンタトニックスケール

(ラドレミソラ)  最後のラは1オクターブ違いの同じ音なので5音と言うことです


そして

メジャーペンタトニックスケールに♭3度の音を足したメジャー・ブルーススケール

(ドレミ♭ミソラド)・・・メジャーペンタよりブルージーになります

マイナーペンタトニックスケールに♭5度の音を足したマイナ・ブルーススケール

(ラドレミ♭ミソラ)・・・・マイナーペンタよりブルージーになります


そして

メジャースケールの7度のシの音をシ♭に変えた ミクソリデイアンスケール

(ドレミファソラシ♭ド)・・・メジャースケールに黒人色が加わった感じがします

マイナースケールの6度のファの音をファ♯に変えた ドリアンアンスケール

(ラシドレミファ♯ソラ)・・・・マイナースケールにモダンなジャジーさが加わった感じがします



等が大体皆さん最初にアドリブをするために覚えるスケールではないでしょうか




ただアドリブする人なら多分自分自身で認識していると思いますが・・・

同じアドリブする人の中でも、耳が慣れてくると次の2種類のタイプに分かれると思います

一つは

毎回バックのコードの響きと弾いてるアドリブが、合ってる時と合ってない時があって

調子よく行けばバックと合っていて最高のノリになるし 合ってない部分になると

白けて演奏を中断してしまうし、聞く側も何処で音をはずすだろうと不安になってくる

まあそんなタイプの人と

もう一つは

言うまでもなくその逆で、コードの響きに対しよくアドリブがマッチしていて

又音が外れる事がないので、聞く側も当然安心して音楽が楽しめ アドリブを弾く演奏者の

テクニックや力量にパワーさえもらう事が出来ます



前者は所謂 〔ペンタ・一発屋〕と言う人達で、結構センスのいい人や

テクニックのある人も多いけれど 残念ながら何時崩れるかと言う不安がいつもあります


ではその差は何処か?・・・・と言うと答えは2つだと思います


コード進行を意識しているかどうかの違いと・・・そしてもう一つは

そのコードにどの音を入れればマッチするか・・・と言う事を知っているか知らないかです



両者ともアドリブは〔センスと雰囲気だ〕とよく言います そこまでは共通しているけれど

前者の人達は曲の響きの物語 つまり〔コード進行〕を意識せずにアドリブする人が多いです


それに比べ後者の人達はコード進行を強く意識し、何処でどのコードに変わって

その時にはこのフレーズを弾くとか或いはこの音でバックのコードの音と響かせよう

とか・・・・言葉は悪いけれど ある意味の計算をします


無論最初から最後までが 全てそんな計算をしている訳ではなく曲の途中で

そんなことを忘れ好きな指癖も交え、アドリブを楽しんだりもしますが、でもポイント部分は

コードを意識して音をはずさないように アプローチや到達する音又長く伸ばす音を考えて

弾いています




つまり両者の違いはコードの響きやコード進行をどれだけ意識するかと言うコード認識度と

各コードにどの音が響くのか又はまるのかと言うコード構成音の知識量の違いだと思います



勿論すぐにコードを意識したアドリブを手にする事はコードやスケール知識の問題があって

中々大変なのですが・・・まあでも その第一歩として




次回は全部のコードを意識しなくても比較的コードを意識したアドリブの感じがする

簡単アドリブの仕方を一つ紹介します

興味のある方は次のコード進行のバッキングをギター等で録音しておいてください

アドリブに使うスケールは簡単にドレミファソラシド(Cメジャースケール)にしておきましょう

C-Am-DmーG7

C-Am-Dm-G7-C C7

F-G7-Em-Am

F-G7-C-Am

Dm-G7-C-G7

C-Am-Dm-G7ーC


意外と多い三連符と三拍子の勘違い

2014-07-11 02:48:34 | 音楽基礎知識

一般的にギターが上手いと言われている人の中にでも三連符を三拍子と

時々勘違いしている人がいます・・・意外だけど本当です。

要するに必ずしも、腕やテクニックと音楽の基礎知識とは比例してないと言うことでしょうか


私自身も若い頃はがむしゃらに、ただ弾きまくるタイプだったので、細かな音楽のいろは等

特に考えなかったし、弾けるから自分には必要ないんだと思ってました

乱暴ですが音楽に譜面等一切関係ない・・・くらいに思ってました


でも そのうちに更なる成長をしたいと強く願うようになり、その方法を色々模索してたら

色んな音楽のいろはの事を勘違いして覚えていたり、ピアノ教室に通う子供が

最初の2・3年で身に付ける様な知識さえも、持ち合わせてなかった事に気が付き

〔これじゃあ・・幾ら楽器だけ何とか弾けても、今以上の成長は今後自分にないなあ〕と感じ



それから結構頑張って知識や理論を身につけました・・・所謂 後付の理論・知識ですね

それは今現在も続いています

まあ 今から考えれば最初から知識があるより、後付タイプのほうが知識や理論の

吸収率が良く逆に伸びる・・思ってますが 

これは若干言い訳と負け惜しみも半分位入っています



ただ私は幸か不幸か、自分の成長の扉を開くには 足りない知識を埋めなければ・・と

途中から強く感じましたが・・・・必ずしも そのタイプの人ばかりではないようで

そこで冒頭の話に戻る事になるけれど・・・




ある程度ギターの腕があるし又音学歴も長い 例えばAさんに・・・・

 〔Aさん  ちょっと三拍子でギターをストロークして!〕

・・・と言うと 案外Aさんは 〔ああ・・・私 三連符はちょっと苦手で・・〕 ・・・?????

ってな事が教室をしているとよくあります・・・最初は勘違いで言ってると思ってたけれど

残念ながら そうでもないようで・・・




まあ今更だけど簡単に説明します



拍子は大きな意味で1小節を4つくくりか 2つくくりか 3つくくりかで カウントする事で

それぞれ4拍子・2拍子・3拍子に分かれています・・・リズムの取り方は何通りもあるけれど

まあひとつの例を挙げます


座った姿勢で2拍子は両手で両足の腿か或いはひざ辺りをトンと同時に叩きます

その次に両手で拍手をするようにパンと叩きます・・・つまりトン・パン・トン・パンの

繰り返しですね・・・同じ速さでやるのがコツです



4拍子は 両手で膝をトン・トンと2回叩き拍手でパン・パンと2回叩くようにします

先ほどの2拍子と同じ速さでやります・・・慣れたら歌いながらやると2・4拍子の違いが

分かりやすくなります・・・たとえば今流れている〔ありのままの~〕でもどうでしょう

あり ではなく の~と同時にトンとしたほうがいいです




三拍子はトン・パン・パンで繰り返したらどうでしょうか・・歌は今の曲が思い出せないけれど

スタンダードの〔エーデルワイス〕辺りでどうでしょう・・・・まあ大まかですがこれが拍子です

これに対して三連符は先ほどのトンとかパンの一つの音をタタタと均等に三等分すると言うことです

(1拍三連の場合)



1拍に対し均等と言う事がポイントでタータタでもタタータでもタタターでもありません

タタタです・・・・慣れれば簡単にリズムが取れるようになると思います




さて音を文章で説明するのは毎回難しいと感じますが 何かの参考にでもなれば嬉しいです。