石川社中の音楽独り言

ブログ記事の内容に関係なく質問どうぞ!
特にギターや作曲やDTM等をしている方達へ
又愛知県の方達へ是非宜しくです。

オルタード・スケールって意外と簡単って本当?Ⅱ

2015-04-29 10:15:15 | アドリブの仕方

えーオルタードスケールの2回目です

課題は如何でした皆さん?!・・・ドレミファソラシドのCメジャースケールを使って

Cオルタードスケールを作るのでしたね?

その方法は簡単でドつまり 主音以外の音は全て♭させ半音下げる・・・でしたね

つまり 1 ド  レ♭  ミ♭  ファ♭  ソ♭  ラ♭  シ♭  ド  だよね

ここまで出来た人は先回の課題はOKです・・・ではこれをもう少し分かりやすく

一部の音の表記を変えます・・・その方がテンションを説明しやすいからです

 

上記1のなかでミ♭はレ♯のことだよね 同じくファ♭ってミのことだよね?

そして最後にソ♭ってファ♯ともいえるよね?・・・ではその様に変更しましょう

つまり     1 ド  レ♭  ミ♭  ファ♭  ソ♭  ラ♭  シ♭  ド ・・・は

こうなります  2  ド  レ♭  レ♯   ミ     ファ♯  ラ♭  シ♭  ド 

どうでしょうか?1と2は名前の表記が違うだけで同じ音ですよ(異名同音)

 

さあ ここまでくればほとんどゴールだよねえ 

では更に詳しく2のほうのスケールをディグリーつまり度数表記(何番目の音か)から分析します

 

ではまず最初の音ドは主音で完全1度或いはルート音ですよね

そして 2番目の音レ♭はレの音が9番目の音だからレ♭は♭9(フラットナインス)だよね

     (レは2番目だけれど1オクターブ上のレと考えると9番目になる)

そして 3番目の音レ♯は♯9(シャープナインス)になります

そして 4番目の音ミはコード構成音の大事な3度(メジャーサード)の音だよね

 

さあ ここで次の課題です この方法で残りのファ♯ ラ♭ シ♭ ドの度数を考えてください

答えあわせは次回に・・・何かの参考にでもなれば嬉しいです

(石川社中に通う人は〔テンションとスケール〕の課題プリント5~7の回答をメールのほうに)


オルタード・スケールって意外と簡単って本当?

2015-04-26 10:05:53 | アドリブの仕方

よくジャズやブルースのアドリブに使われる

オルタードスケールって どんなスケールでしょうか?

オルタード自体は変化すると言う意味ですが ジャズやブルース全般によく使われますし

或いは私達が普段聞いているロックや普通のポップス等でもG7等のドミナト7の時に

使われてます  そしてこの時に表現は難しいのですが ・・・あえて分かりやすく言うと

粋な音のはずし方をします・・・そしてその使い方のセンスでアドリブ力が分かります

 

つまり下手に使うとそれまで上手く弾いてたアドリブを壊すばかりでなく

アドリブのスケール選択を間違い 演奏をミスをしたのかと思われてしまいます・・・

 

使ってる人にはわかると思いますが このスケールを弾く時には 独特の緊張感が走ります

それ故決まるとめっちゃかっこよいわけです  アドリブの上手い人はこの瞬間を狙ってます

これをインサイドからアウトする と言います インサイドはそのコードに合った音の事

そしてそこから一時的にアウトして又インサイドに絶妙なタイミングで戻します

ジャスの独特の音の浮遊感の仕掛けはこれですよね

 

ですから聞いてる側はアウトのままだと ミスだと気付くんだけれど 上手にインサイドするから

音の世界が広がって ちょっとした音の冒険をした気分になり退屈しないわけですね

 

更に言うならアドリブでもインサイドしか出来ない人とアウトを使いこなし表現できる人では

私個人の意見としては、アドリブする人の中でも、そこにはレベルの違いがあります

 

さてではそのアウトするスケールの一つオルタード・スケールを詳しく見てみましょう

前も主要三和音の箇所で書きましたが・・・・コードでもスケールでも勉強する時に

ポイントを3つ置き勉強すると捉えやすいんでしたよね ・・・・それは 

1どんな風にそのコードやスケールが作られてるか(どんな音の構成なのか等)

2その役割は何か?     (コードならトニックの役割等 スケールならⅥm7時に使用等)              

3そのコードやスケールを聞いた時の印象は? 

・・・でしたね?

 

では課題です・・・Cオルタード・スケールを実際に実習として作ってください 

作り方の説明をします 作り方は非常に簡単です

ドレミファソラシドの長音階の中で 主音のCの音以外は全て♭させてください

その音階をまず作ってください・・・・これがCオルタードスケールになります

 

もう一つ 唯ここからはちょっと難しくなりますので、ここからは分かる人のみで結構です

少しテンションの事が分かる人は

ド以外の音を♭させたそのスケールを構成音とテンションノートを含め

ディグリー(度数)の分析をしてください ド(1度又はルート)  レ♭ (♭9)~のように

 

さあ答えは次回に・・。


主要三和音・コード付けの基本・終止形等Ⅱ

2015-04-23 13:29:41 | 音楽基礎知識

先回の続きです・・課題は

 

主要三和音を上記の3つのポイントに絞って答えて下さい

主和音(トニック )Cの・・・ 構成音は? どんな役割がある? 響きを聞いた時のイメージは?

下属和音(サブドミナント)Fの・・              〃       〃

属七和音(ドミナント7)G7の・・・              〃       〃

 

それと先々回の2のメロディーをもう一度上記の事を踏まえ考えてください

・・・でしたね・・・ではコードの作り方から

 

最初に主和音はトニックと言い音階の1度の上にできる和音で。ハ長調ならばドミソです

そして属和音はドミナントと言い音階の5度の上にできる和音で。ハ長調ならばドミソシレです

又  下属和音はサブドミナントと言い音階の4度の上にできる和音で。ハ長調ならばファラドです

次に役割は

トニックはどんなコードにも進む事ができ このコードに始まりこのコードで終わる事が一般的です

ドミナントは基本的にはサブドミナントには進みません ひたすらトニックへ進もうとします

サブドミナントはトニックにもドミナントにも進む事ができ、トニックに進む時はドミナントよりも

穏やかな進行になります

では主要三和音を聞いた時の印象

トニックは音楽が始まって終わるまで、常に中心的な そしてなおかつ安定した響きがします

トニックの結末に向かって音の物語が推移してるかのような感じさえします

ドミナントはトニックとは逆に不安定な響きがします・・不安定さゆえに安定したトニックの響きが

私たちはドミナントの響きを聞いた後 聞きたくなる感情がわいてきます

サブドミナントは安定したトニックとも不安定なドミナントとも違い ある意味開放的な響きがして

サビの頭に良く使われ 聞く人によって一番様々な印象を与える和音です

 

それからもう一つの課題のメロディーに対するコード付けは

2      ソーーー  ラーーー   シーーー  ドーーー     

コード名  ( C  )  (F    ) ( G7   )( C   )

が正しいですね・・主要三和音のみで終止形(ケーデンス)を考えて答えを出すなら

まあこの答えしかありません 

 

以上です・・・如何でしたか? 

主要三和音の役割や個性を知り そのコードの流れ方の基本を知るとメロディーに対する

コード付けが簡単になります 

何故ならこれは主要三和音の3つのコードだけではなく 他のコードもその3つのグループに

所属するからです 後はどのコードが主要三和音の3つの内のどれに所属するかを知ればよいのです

そして終止形を考慮しながらコード付けをすれば、どんなコードを使ってもコード付けが出来ます

 

勿論これは基本ではありますが 基本を知ってるからこそ 

それ以外の他のアイデアが生まれるのだと思ってます 基本さえ知らない人には

自分のアイデアが一般的なのか 或いは基本にはない個性的なアイデアなのかさえ

判断するのは難しい気がします それ等を判断する基準 

つまり基本はまず何かを知る事が、勉強する人には、私は大事なような気がします。


主要三和音・コード付けの基本・終止形等

2015-04-17 11:46:18 | 音楽基礎知識

先回の続きです・・・主要三和音からケーデンス(終止形)の話をしましたね

ケーデンスとは自然なコードの流れ方・・と考えてください

カデンツ(終止形)・・・T(トニック) SD(サブドミナント)D(ドミナント)

T-D-T

T-SD-T

T-SDーD-T

これは何を表しているのと言うと (どのコードからどのコードへ流れるかで見てみると)

主和音(トニック)KeyCならCコードはドミナントにもサブドミナントでも何処でも流れやすい

下属和音(サブドミナント)KeyCならFコードはトニックでもドミナントでも流れやすい

属和音(ドミナント)KeyCならGはとニックには流れやすいけれどサブドミナントには流れにくい

コード名で書くと

CーGーC

C-F-C

C-F-G-C・・になります ・・・コードは一般的に主要三和音の

C F Gのコードに限らず、ほとんどのコードはこのトニック系かドミナント系・サブドミナント系の

いずれかに分類されると捉えてください

 

例えばKeyCの場合はDmはサブドミナントのクラスに属し Amはトニックのクラスになります 

つまり大きく捉えれば、色んなコードはT系 D系 SD系の3つにクラス分けられ 

その夫々のクラスの代表の級長がC・F・Gコード(主要三和音)になるわけです

 

此処までの内容を前回のも含め考え方を整理します

メロディーにコードを付けるとき

1そのメロディーの音がコードの構成音にあるコードを付ける

2その上で幾つかのコードの候補が重なった時はケーデンス(終止形)の3つのパターンに

あったものを選んでコード付けをする

・・・これがコードを付ける時の基本になります・・(あくまで基本です)、

 

又主要三和音だけでドレミファソラシドのロディーの全てのコード付けが出来るか?・・

と言う答えに対しては

Cはドミソ Fはファラド G7はソシレファ・・如何ですドレミ~ 全部の音があるでしょ?

(ドミナントの性格を強く持たせるためにG7にするのが一般的)

又構成音とケーデンスを見ながら主要三和音だけでメロディーのコードを付け その後

条件や雰囲気で同じクラスの違うコードに入れ替え雰囲気を変える事も出来ます(代理コード)

 

それからここで主要三和音も含め、コードを勉強する時のポイントを覚えておいてください

1そのコードの作り方を知る (構成音は何か?)

2そのコードの役割を知る  (T系・D系?或いは代理?)

3そのコードを弾き、響きを体感する(響きを聞いて、そこから来るイメージを感じる)

だと思います

 

では課題です

主要三和音を上記の3つのポイントに絞って答えて下さい

主和音(トニック )Cの・・・ 構成音は? どんな役割がある? 響きを聞いた時のイメージは?

下属和音(サブドミナント)Fの・・              〃       〃

属七和音(ドミナント7)G7の・・・              〃       〃

 

それと先々回の2のメロディーをもう一度上記の事を踏まえ考えてください

答えは次回に・・・。

 

 

 


主要三和音ってそもそも何?Ⅲ

2015-04-16 02:51:30 | 音楽基礎知識

先回の続きです 課題は

下記のメロディーにスリーコードのみでふさわしいコードを付けて下さい

使用するコードは Cコード Fコード G7コードのみです

 

1      ミーーー  ファーーー  レーーー  ドーーー

コード名   (    )(    ) (    )(    )

 

2      ソーーー  ラーーー   シーーー  ドーーー     

コード名  (   )  (    ) (    )(    )

 

・・・でしたね そしてこの課題を考える根拠になるモノは

或るメロデイーの音をコード付けするには、そのメロディーの音を構成音にもつコードでする

でしたね・・・基本的には・・・つまりファのメロディーをコード付けするのに

ドミソの構成音しか持たないCコードでコード付けする事は今の段階では出来ませんよ  

ファのメロディーはファラドの構成音を持つFコードですよね・・

ではその考え方で 課題の1番を考えると下記の4種類が考えられます

1      ミーーー  ファーーー  レーーー  ドーーー

コード名   (  C  )(  G7  )(  G7 ) ( C  )・・・回答イ

コード名   (  C  )(  F  )( G7 ) ( C  )・・・回答ロ

コード名   (  C  )(  F  )( G7 ) ( F  )・・・回答ハ

コード名   (  C  ) (  G7  )( G7 ) ( F    )・・・回答ニ

 

さあ この中に皆さんの答えがありますか? この中の答えでない人は残念ながら違っています

さてこの中で回答イはG7が2回続いています・・・ドミナント7が2回続くのはあまり感心しません

4小節しかないのですからスリーコードは全部使いたいわけです・・・よってまあギリ△です

間違いだと言う人もいます  回答ロを選択した人・・・あなたが正解です バランスが取れてます

又ケーデンスにも合っています(後述)

 

うん!? ケ・・・けえ・・・でんす?何のこっちゃ?・・それ気になるがなあ はよ説明しい!

まあまあ 旦那!! すぐ説明しますがなあ ちょっとお待ちを!!

回答ハは回答ロと最後のコードが違ってますが 先ほどのケーデンス上あまり良くないですね

だからあ 何のことやネン!?け・・・けけ けえ何とかって? あーん?

旦那・・・ケーデンスです ケーデンス  まず先に回答させてください!

最後の回答ニは今まで書いた悪い部分を全部持っているのでまあ完全×ですね

 

さてケーデンスとはコード進行の最小単位・・・分かり易く言えば

自然な流れのするコード進行の基本です・・その流れ方をスリーコードの種類

 

つまり主和音(トニック)はドミナントとサブドミナントの何処のコードに流れやすいか

   属和音(ドミナント)はトニックとサブドミナントの何処のコードに流れやすく

   又流れにくいのか

   下属和音(サブドミナント)はトニックとドミナントの何処へ流れやすいのか

その辺を説明したものがケーデンスです スリーコード以外にも基本的に

全部のコードに当てはまる考え方なので、まず音楽の基本を知りたい人には重要です

次回詳しく課題2を例題にその辺考えたいと思います・・・(やっぱ次回かい!!)