石川社中の音楽独り言

ブログ記事の内容に関係なく質問どうぞ!
特にギターや作曲やDTM等をしている方達へ
又愛知県の方達へ是非宜しくです。

右手の爪は伸ばすべきか?

2015-11-29 16:22:24 | 音楽基礎知識

お待たせです エレキはともかくアコギでフィンガースタイルでギターを弾く時

右手の爪はどうしたらよい?・・・とよく聞かれます 

つまり爪を伸ばしたほうが良いかどうかって事です

 

私は伸ばしたほうが良いと思います 1・2・3弦の音の輪郭がはっきりするからです

まして 親指のサムピックをはめている人は尚更です   

6・5・4弦の音がサムピックによって、通常より大きくなりますので それに伴い

3・2・1弦の音も前に出さないと全体のバランスが崩れてしまいます

 

でも爪で弦を引っ掛けて弾くって弾きにくくない?・・・・ってな事もよく聞かれます

 

爪を伸ばしたとしても弦を爪で引っ掛けては弾きません 

通常の指弾きと同じスタイルで弾いて指が弦から離れる時に

爪が伸びた分だけ、瞬間弦にかすって音が出るだけですよ

意識としては通常の指弾きと同じです

 

 では爪をどのように伸ばせばよいでしょうか?

これは人の指の形 弾きかた 爪の性質によって あまり画一的な事は言えないけれど

一般的には手のひら側から見て 1ミリ前後伸ばします そして形は最初は

手の指と同じ形に伸ばすほうが良いと思います

 

形を整える時は爪切りばかりでなく 爪切りの裏側のギザギザやヤスリ等を使います

 

先端を少し富士山のようにとがらせる人もいますし 指の形ではなく四角く伸ばす人もいますが

最初は指と馴染むように、指と同じ形が個人的にはお勧めです

 

それから当然のことながら左手の爪は短くしないといけませんよ

左手は弦を押さえるので爪が長いと弦とフレットの間に爪が邪魔をして、指の腹に到達せず

隙間が出来 きれいな音が出せなくなるからです ご注意を!

 

アコギのフィンガースタイルで弾く人は左手の爪は短く右手の爪は伸ばす

が原則だと思います・・・何かの参考にでもなれば嬉しいです

 

さて課題です スリーフィンガー奏法と言うアコギ独特の弾き方があります

普通のアルペジオと比較して右手の使い方に何処が違いがあるのでしょう?

答え合わせは次回に

 

半田の石川社中に通う人は 通常のスリーフィンガー奏法ではなく

ハネのリズムのスリーフィンガー奏法でEブルースの12小節を弾けるようにしなさい

レッスン時に聞かせてください。

 


そもそもケーデンスって何? らぁすぅとぉ

2015-11-21 11:18:41 | 音楽基礎知識

 

えーお待たせしましたあ  多くの方に見ていただいてるようで嬉しいです

今回はケーデンスの回の最後にしたいと思います 出来るだけ譜面を使わずに

それでも伝わるものがあると信じて このブログを定期的に書いていますが

正直 その方法では限界も多いのも事実です  まあでも私の出来る範囲内でぼちぼち・・・

 

さあ先回の答えあわせです

課題は 完全終止 不完全終止 半終止 偽終止 として正しいものを(  )に書きなさい

又どれにも該当しないモノは×を・・・

1 Ⅴ7からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは何でも良い(     )

2 V (7)からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは主音で2拍目(     )

3 V (7)からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは主音で1拍目(     )

4 V(7)からⅥmに流れる事で Ⅵmのメロデイーは主音(     )

5 V(7)からⅥmに流れる事で Ⅵmのメロデイーは主音か第3音(     )

6 Ⅴのコードで一休みの意味合いがある(     )

7 Ⅴ(7)のコードで一休みの意味合いがある(     )・・・でしたね

 

まず完全終止は3 不完全終止は1と2 偽終止は4と5  偽終止に関して

ちょっと問題の書き方を私が間違ったので両方 正解にします Ⅴ(7)→Ⅰの

変わりにⅤ(7)→Ⅵmと言う意味では両方あってますから

ただAmのメロディーは主音が多いと思います

 

又G7からEmに流れる事も偽終止ですよ 曲をもう少し 先延ばししたい時にも

偽終止は使います G7→C の箇所を G7 Em  Amとすることもよくあります

 聞いてる人が確実に 次はCの主和音に行くだろうと思ってるのを 予想に反して主和音の代理

の和音に流れてゆくことへの〔あれ!?〕って言う効果ですよね

 

最後の半終止の答えは6ですね Ⅴ7では不向きでしたよね だから7は×って事になります

いかがでしたか?  ちょっとややこしい問題だったかもしれません 

課題は参考程度にしてください  曲の中での終止は又ちょっと実際面が違いますので

 

ダイアトニックコードを知り その上でケーデンスを知ればメロディーにコードを付ける時

更に絞られたコード付けをする事が出来ます それゆえ今までやった ダイアトニックの公式や

ケーデンスのK-1~3等の覚えるべき基本の型は 早く暗記してゆきましょう

 

さあ ここでちょっと余談ですが  これから音楽の勉強をする人 或いは今現在してる人へ

 

いろいろな事を知って 又それ等の知識が自分の音楽に生かせる事は嬉しい事です

 

でも 音楽の勉強を進めるその前に もう一度ちょっと休憩して振り返って欲しい事があります

それは音楽の入口で理解しておかないと 必ずその先挫折してしまう重要な知識が存在する事です 

私の経験や周りの人達を見ても その知識が曖昧な人はほぼ挫折しています 

あまり言いたくない事ですがプロの人でも ごくたまにいます

 

ただ そんな事常識だよ! と言う方には どうでも良い話になりますが

周りに音楽の事を聞ける人がいない人の場合は多いんですよ 

知らない人や勘違いをしてる人が・・・・

 

その重要な 音楽の入口で勘違いしてはいけない知識とは

〔音名と階名の違い〕ともう一つ 〔移動ドと固定ドの違い〕の知識です

 

この知識は曖昧にしないほうが良いです

明確に違いが分からなければ これから先の音楽の勉強の土台が築きにくくなります

もし 此処が曖昧で もっと先の理論なら分かると言う人は恐らく先で行き詰まるか 

唯 理解なしに丸暗記してるだけです 何故なら以前の私自身がそうであったからです

このブログでもいづれ機会があれば やってみようとは思ってます・・・・

 

上記の違い 曖昧な方は見直しされる事をお勧めいたします

さあ今回は課題は ケーデンスのラストなので課題お休みします )

 

半田の石川社中に通う人は曲課題 〔大きなのっぽの古時計〕に偽終止部分を作り

エンディングを延長させるコードアレンジを作りなさい。


そもそもケーデンスって何?Ⅲ

2015-11-14 22:57:21 | 音楽基礎知識

えーと ケーデンスの3回目です

今回は半終止と偽終止を説明します・・・・その前に前回の答え合わせをしましょう

 

課題は

次のコード進行とメロディーの関係で完全終止は何番?又不完全終止は何番でしょう

1Key Cの場合  G7→C でメロディーがソ→ド(3拍目)

2Key Cの場合  G7→C でメロディーがシ→ド(1拍目)

3Key Aの場合  E7→A でメロディーがソ♯→ミ(1拍目)

4Key Gの場合  D7→G でメロディーがファ♯→シ(1拍目)

5Key Fの場合  C7→F で メロディーがミ→ファ(2拍目)

6Key Dの場合  A7→D で メロディーがド♯→レ(1拍目)・・・でしたね

 

まず1と5は1拍目ではないから完全終止ではなく不完全終止ですね

残りは全て1拍目なので そこはクリアですが 主和音に到達した時のメロディーが

1度か8度の主音でないといけませんよね その条件を備えてるのは2と6です

つまり2と6が完全終止で残りは全て不完全終止です

 

いかがでしたか? あってる人はおめでとうございます 間違てった人は 又前回のブログを

時間のある時にでも又読み直してください。

 

さて本題の半終止と偽終止ですが

まず半終止とはその音階の或いはそのKeyのダイアトニックコードのⅤのコードで

まあ簡単に云えば(休憩或いは一休み)する事です ちょと大雑把で分かりにくいですね

次のコード進行を弾いてください 右のストロークは1秒に1回ずつジャンジャンと弾いて

1小節2つのコードがあるので 1つのコードに付き2回ずつ弾いてください

そして赤のGコードはジャーンと1回弾いて後4秒間延ばしてください

|C Em |Am F |C Em |Am F|C F|G7 C |G伸ばす  |C Em|Am F|~

いかがですか? まあ弾き方にもよるんですが 赤のGが一休みぽく感じませんか?

これが半終止です 注意点はⅤであってⅤ7は感心しません 不安定になるからです

安定した響きのⅤの方が一休みの半終止には向いています。

 

さて偽終止は美しい終止でクラシックは勿論ポップスやロックにもよく使われています

簡単に言えばⅤ7→Ⅰ(G7→C)にいくべき流れをⅤ7→Ⅵm(G7→Am)に流れる事を言います

Amの時のメロディーは主音のド又は5度のミも考えられます

 

その際 クラシックだと音の配置に3度をダブらせる等の決まりがありますが 

まあ普通に ここは考えてよいと思います  例えば・・適当な歌が浮かばないので

さいたーさいたー の〔チュ-リップ〕にしましょう 最後の部分 どの花見ても きれいだなーの

きれいだなあーの部分  普通はきれいの はC  いだのはG7 だなーの ーでCです 

 

これを偽終止でコードアレンジをします 最後の CコードをAmに変えてください つまり

C  G7  Am になるわけですね そしてその後F  Fm 経由でゆっくり最後にCにしてください

 

どうでしょうか? 最後 凄く深さが増したでしょ? 

誰もが最後Cに流れて落ち着くだろうと思ってるところを

裏切って もう一つ深い響きに入ってゆく感じですね まさに文字通りの偽終止です

あたかもコロッケと思って食べたらミンチカツだったみたいな・・・? ち・・ちがうなあ・・・

まあ いづれにせよ これが偽終止です 何かの参考にでもなれば嬉しいです。

 

ではここで課題です・・・と言いたいところですが 実際上今回の偽終止と半終止の課題は

譜面或いは譜面がない場合は曲で どの部分にどう入れるかと言う

具体的な設定課題がないと難しいです・・・よって下記の様にしました

 

完全終止 不完全終止 半終止 偽終止 として正しいものを(  )に書きなさい

又どれにも該当しないモノは×を・・・

1 Ⅴ7からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは何でも良い(     )

2 V (7)からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは主音で2拍目(     )

3 V (7)からⅠに流れる事で Ⅰのメロデイーは主音で1拍目(     )

4 V(7)からⅥmに流れる事で Ⅵmのメロデイーは主音(     )

5 V(7)からⅥmに流れる事で Ⅵmのメロデイーは主音か第3音(     )

6 Ⅴのコードで一休みの意味合いがある(     )

7 Ⅴ(7)のコードで一休みの意味合いがある(     )

半田の石川社中に通ってる人は 曲課題 終止のアレンジの2曲目と4曲目をメールにて


そもそもケーデンスって何Ⅱ

2015-11-07 16:47:49 | 音楽基礎知識

お待たせでえーす

ケーデンスの2回目ですね 今回はその他の終止形に付いて書きたいと思います

完全終止・不完全終止・半終止・偽終止の内の完全終止と不完全終止について取り上げます

 

その前に先回の課題の答え合わせをしましょう・・・・課題は

次のコード進行を上記の様にTやT´等の種類別をしてから

K-123の内のどれなのか分析して下さい 又ケーデンス上違和感のあるコード進行も探しなさい

1 C   F    Dm   G7   C

2 C     Am    Dm     G7   F   C

3 Dm        G7      Em      Am    F    G7    C

4 C    G    Am     F     Dm      G7     C でしたね

 

まず最初にケーデンス上違和感のあるコード進行は2番ですね G7のドミナントからFの

サブドミナントへの進行は ケーデンスの基本から言えば感心しないんでしたね

次に1 C   F    Dm   G7   C  はまずCはT(トニック) FはSD(サブドミナント)

DmはSD‘(サブドミナント代理或いは仲間) G7はD(ドミナント) 最後のCはT(トニック)です

よって  TーSD(+SD`)ーDーTになりますからK-3タイプですね

 

3 Dm        G7      Em      Am    F    G7    Cは 

SDーDーT`(+T`)ーSD-D-T になります 最初TがなくSDから出てますが

これもまああ K-3のタイプで 又もう一つ後ろにK-3が続いて連続しています

 

4 C    G    Am     F     Dm      G7     C  は

TーD-T`-SD(+SD`)ーD-T ですから前半 C G AmまでがK-1で

またAmが共通してダブってAm  F  Dm   G7   C  でK-3になっていますね

 

いかがでしたか? できていなくても全然問題ないですよ ケーデンスが分析出来たからと言って

音楽性が大きく変わるとは思わないので  ただコード進行を調べたり作ったりする過程で 

知っておくと 次のコードはどっちのコードが良いか?と迷った時にケーデンスから見れば 

つまり普通の一般的な流れとして こっちがベストと言う事を教えてくれるわけです 

 

何故なら 曲のアレンジや作曲する人はコードに迷う事がよくあるものです

オリジナルをバンドやってる人は この辺の知識があると 曲を皆で煮詰めてく段階で

他のメンバーとはワンステップ違ったアドバイスが出来るようになりますよ

 

 さて本題の完全終止と不完全終止とは一体何ぞや? と言う事ですが 

完全終止とはⅤやⅤ7のソシレファからCコードに移る時 (コードの転回形は含まない)

そのメロディーが1拍目の主音のドになる時  いかにも曲が終わった感が強くなります

つまり文字通りの強い終止感が得られるわけです   使い方は曲の最後は勿論の事

曲の途中の段落 つまりAメロかBメロに移る時のAメロの最後やサビ前の最後等にも使われます

 

では逆にCに移る時 ド以外のミやソ等の主音でなかったり 又ドの主音であっても

例えば2拍目等とかの 1拍目の強迫でない場合 或いはコードが転回形の場合

曲が終わる感じは完全終止の場合と比べ弱くなります これ等を不完全終止と言います 

 

使い方は完全終止とは逆にG7→Cの流れの時 曲はまだ終わらせたくなく 

まだ次の展開に導きたい時によく使われます 簡単に言えばCに移った時

メロディーを主音のド意外のミやソにすればよいわけですね 或いはドならば1拍目に入れないか

 

つまり曲の最後の部分や 段落ごとに一区切りとしての云わば〔小さな終わり〕には完全終止

そうではなくまだ 曲は続くので終わった感じを強く出したくない時は不完全終止って事になります

 

繰り返しますがG (G7)からCに移る時 コードは転回形でなく メロディーが主音のドで1拍目の場合

は完全終止でそれ以外は全て不完全終止とおおまかに覚えておきましょう

いかがですか? 何かの参考にでもなれば嬉しいです ではここで課題です 

 

次のコード進行とメロディーの関係で完全終止は何番?又不完全終止は何番でしょう

1Key Cの場合  G7→C でメロディーがソ→ド(3拍目)

2Key Cの場合  G7→C でメロディーがシ→ド(1拍目)

3Key Aの場合  E7→A でメロディーがソ♯→ミ(1拍目)

4Key Gの場合  D7→G でメロディーがファ♯→シ(1拍目)

5Key Fの場合  C7→F で メロディーがミ→ファ(2拍目)

6Key Dの場合  A7→D で メロディーがド♯→レ(1拍目)

答え合わせは次回に 課題2はコメントに

尚 半田の石川社中に通う人は プリント課題ケーデンスの種類の14から20までをメールにて