先回に続き ブルースのアドリブで使うペンタトニック・スケールについて書きます
その前に旋回の課題ですね・・・課題は
KeyEの12小節のブルース進行のコードを書きなさい
そしてそれぞれのコードにアドリブのペンタの種類も書きなさい。
・・・でしたね
答えです
E7/E7/E7/E7/ A7/A7/E7/E7/ B7/A7/E7B7・・・がEのブルース進行です
(あくまで基本的な流れを書いてあります これ以外の進行もいっぱいあります)
そしてE7のコードはEメジャーペンタで
B7やA7のコードはEマイナーペンタで弾きます・・・いかがでしょうか?
さて先回のA7のブルースに話を少し戻しますが では何故A7はAメジャーペンタが
似合うのでしょうか又 D7やE7はマイナーペンタが似合うのでしょうか?
元来ジャズやポップスではコードの3度と7度は重要な音です 特に3度は
響きの明暗を決定しています ブルースにおいても同じです
A7のコードの構成音はラド♯ミファ♯ですね そこをAマイナーペンタでアドリブを弾くと
マイナペンタはラドレミソです…つまり3度のド♯とドがぶつかり合うわけですね これが
ブルース独特の明るい響きの中の蔭りを表現していて、魅力的なブルージーな部分ですね
ただこの部分をAマイナーペンタで弾くと他のD7E7もマイナーペンタで弾きますので
曲全てがマイナー風味で仕上がるわけです でもA7の主和音の部分をAメジャーペンタで
弾くとAメジャーペンタはラシド♯ミソですから 共に3度の明るいド♯を持っています
つまり A7が持つ明るさを表現が出来るようになるわけです
そしてD7の属和音に入った時にAマイナーペンタのラドレミソに戻すと
D7の構成音はレファ♯ラドですからD7の重要な7度のドの音を表現できるのです
A7の主和音を少し明るめにしてD7やE7の下属和音・属和音でブルージーにして
コントラストを付けてるわけですね・・・さてここで今回のメインテーマです
Aメジャーペンタは知らなくても Aマイナーペンタのフォームを短3度下に つまり
そっくりそのまま3フレット下に平行移動することでAメジャーペンタになります
(ギター以外の楽器の人はマイナーペンタより半音3つ分下げてください)
つまりラドレミソの音が3フレット下に移動するとファ♯ラシド♯ミになります
Aメジャーペンタはラド♯レミファ♯ですから同じです だからマイナペンタ一発屋さんも
メジャーペンタの形を覚えずとも 慣れた5フレットのAマイナーペンタのフォームを
そのまま2フレットで弾けばAメジャーペンタになります いかがでしょうか
さてここで課題です
Key EのブルースでEマイナーペンタの基本形は12フレットです 同じマイナーペンタの
フォームでEメジャーペンタを弾くには何フレットで弾いたらよいでしょうか?
答合わせは次回に!