石川社中の音楽独り言

ブログ記事の内容に関係なく質問どうぞ!
特にギターや作曲やDTM等をしている方達へ
又愛知県の方達へ是非宜しくです。

隣接した和音はバスと逆行させる原則・・って何の事?

2015-03-29 03:04:04 | 音楽理論

えーと今日のテーマの前に先回の課題の答えを書きます

如何でしたか皆さん できましたかあ?

先回も書いたように このブログを訪問する人はやっぱり知りたい国の人達なんでしょうねえ

何処の誰かは分からないけれど訪問者数のデーターは増えてるので・・・

それだけでも何となく、やっぱ嬉しいもんだねえ・・・だって他に面白いブログは一杯あるし・・

 

恐らくその訪問者の中には 私と直接会った事のある人も何人かはいるでしょう

その人達は特に今後出すであろう課題をやって下さいよ・・・勉強は私も毎日していますよ今も

 

さて先回の答えです

C   ドミソ  3弦5F薬指 2弦5F中指 1弦3F人差し指

Am  ドミラ  3弦2弦1弦の5Fを人差し指1本で真っ直ぐ押さえる

F   ドファラ その人差し指をそのまま押さえたまま 中指で2弦の6Fを足して押さえる

G   シレソ  その人差し指を平行移動で今度は3・2・1弦の3Fを真っ直ぐに押さえ

         そして中指を3弦の4Fに足して押さえる

 

いかがでしょうか?それ以外の指の方法もありますが楽器の基本は

前押さえてる指を如何に有効に崩さず使うかがスムーズな運指に繋がるので

そのポイントさえ踏まえれば、どんな指でも構いませんよ・・・

 

いずれにせよ響きの弦の本数は少ないので効果は弱いですが

本来のコードの連結(流れ方や結び方)の基本である共通音を保留する事で生じる

コードのジグザグ感の少ない響きは、少しは体感出来るのではないでしょうか?

 

さて遅くなりましたが コードのアレンジで共通音保留の原則と同じ、もう一つの基本

隣接した和音はそのバスの動きと逆行させる

うわあ??!・・・むつかあひいい もうちょっと簡単に言えんのかいなあ? (ホンマや!)

言葉聞いただけで  もう あんたあ わしらあ くじけそうになるでエ  (ホンマ ホンマ!)

 

ホントだよねえ 何で音楽書はあんなに言葉が難しく書いてあるのか 

又それで知りたい国の人達が どれだけ挫折して哀しい想いをした事か・・・・本当に残念・・・・

まあ その為にもおじさん やっぱ頑張るよ!・・・(うん!!涙)

 

えーとなんだかよく分からなってきたけれど・・・説明しましょう

隣接する和音と言うのは隣の和音って事です・・・例えばC Am F G流れのコードの中で

隣同士と言うとFとGですよね Fの次の音はGだし Gのすぐ前の音はFだよね

C D E F G A B C・・・だから  CとAmは6度(6番目)だし隣ではない

 

では次にバスと逆行させるって どういうことかと言うと・・・

バスと言うのは基本的にコードのルート音(コードの名前になっている音)の事です

だからこの場合のバスとはCやAmはCとA FとGはそのままFとGだよね

 

そして隣接してるFコードGコードのバスの動きは上記に書いた様にFからGへと動く

そしてその動き方は上に動いているよね・・・これを上行(じょうぎょう)したと言います

例えばAm →GはバスがAからGだから下に動いてるでしょ?

これをバスが下行(かぎょう)したと言います・・・・ではここまでで課題をしてください

 

課題・・・下記のコードの流れの中で隣接した和音は何処か?

そしてその隣接した和音のバスが上行しているのか下行してるのか答えなさい

1 C  G   Am   F

2 G  C    D7   Em

3 A7 D7  A7   E7 D7  A7

 

さあ答えは次回に・・・何かの参考にでもなれば嬉しいです。


コードの共通音保留の原則って何の事?Ⅲ

2015-03-25 13:49:16 | 音楽理論

先回の続きです・・・コードで弾いてみて頂戴と言う課題はいかがでしたか?

何通りか答えはありますが・・まあ一般的なものを書きます

1 C  ドミソ    5弦3F薬指・4弦2F中指・3弦開放 

  Am ドミラ   5弦3F薬指・4弦2F中指・3弦2F人差し指

  F   ドファラ  5弦3F薬指・4弦3F小指・3弦2F中指

  G  シレソ   5弦2F中指・4弦開放・3弦開放・・・そして最初のCのドミソに戻る

如何でしょうか?

 

指は他でも出来ますが一応テーマどおり 指も出来るだけ同じ指を使ってみました

多分弾いてみると穏やかなコードの流れになってると思います

いわゆる歌の邪魔をしないコードの動きですねえ・・・勿論本来はこれにコードのルート音

つまりコード名になってる音をベースとして約1オクターブ下で音が出てる事を前提としています

あくまで共通音保留の原則と言う難しそうなテーマを理解しやすく書いている事を旨としてますので

ですから上の音はピアノで言うなら右手だけの配置ですよね。

 

ところで何故今回このテーマを取り上げたかと言うと

私は長年ギターを弾いていて 同じコードでもピアノとギターではコードの響きが

大きく違う事が疑問でした・・・・当然 音域の違いや音質の違いは承知していますが

しかしどう聞いても それだけではない何かが違うと感じていました

 

後年私は作曲の為に、せめてコードくらいはピアノで弾きたいと思い

ピアノを練習しました・・しかしその結果感じたのは、やっぱり前の疑問は相変わらず解決されず

どう弾いても、まるでギターのコードの音をピアノに置き換えただけの響きのままでした

 

恐らく私の中では、音域や音質の違いから生じるギターとピアノのコードの響きの違いだと

何処かで思いたかったんでしょうね・・・・その望みは見事に打ち砕かれました

 

そこから色々勉強しましたが根拠になってる土台や基本は暫くは分かりませんでした

何故なら、よく勉強してたジャズのほうではあまりコード進行の時の音の配置の事に関しては

難しく触れる事は少なく、比較的自由であったからだと、今から考えれば思っています。

 

そしてその基本になってる答えはクラシックの和声学のⅠの最初の部分にありました

それで それをマスターし それ以降 クラシックっぽい曲は無論 ポップスやロックでも

この法則を生かしアレンジすると 今までの自己満足を装いつつ不安なコードの響きとは

違ったプロのアレンジャーがするような

或る一線を越えたコードアレンジや響きが出来るようになったのです。

 

此処でちょっと又脱線ですが思う事があります・・ちょうど良い機会なので書きたいと思います

音楽は感性や個性が大事なのであって、音楽に勉強や理論は必要か?・・・って良く聞かれます

答えは昔はノーでしたが、今は音楽人生色々あり独断と偏見でイエスと答える事が出来ます

 

我々の生まれながらの個性や感性は磨かないと光らないと思う・・・一部の天才と言う人を除いて

そして それを磨くのには鏡や陶器を磨くと同じ様に布がいる

その個性や感性を磨くには3枚の布があって 1枚目が練習・2枚目が経験・

そして3枚目が智識(情報や勉強や理論)だと思ってます。

 

そしてその上で上記の私の答えは

必要か必要でないかは、その人の音楽に対する考え方や接し方によって様々だと思う

問題は必要か必要ではないか?・・・ではなく 知りたいか知りたくないか?・・・だと思う

 

私はたまたま知りたい側の人間だった・・・という事でしょう

 

そしてこのブログをご覧になってくださる あなたも ただの暇つぶしなら他に面白いブログは

一杯あるでしょう・・・あなたもきっと何処か知りたい側の国の人かもしれませんね?

 

さて冒頭のC Am F Gのコードの流れを今度は3・2・1弦の3本だけで

音を拾って弾けるようにしてください・・・答えは次回に

何かの参考にでもなれば嬉しいです。

 


コードの共通音保留の原則って何の事Ⅱ?

2015-03-21 16:52:55 | 音楽理論

先回の続きになります・・・お待たせしました(待ってないか・・?)

今回は答えを書きます・・・もう一度問題を提示しましょう

 

1 C Am F  G        a     ドミソ  ラドミ  ファラド  ソシレ

                 b   ミソド  ドミラ  ラドファ  ソシレ

                 c  ドミソ  ドミラ  ドファラ  シレソ

                 d    ソドミ  ドミラ  ファラド  レソシ

 ・・・・でしたよね?!

まずbと答えた人・・・・間違ってます そしてdと答えた人・・・間違いです 

恐らくアレンジや編曲の心得のある人で bやdはまず選択しないと思います

 

aと答えた人・・・あなたは少しコードのことを知っているようですが

それは基本中の基本だけを知っているようで 恐らく実際面では役に立ちません

 

cと答えた人・・・・正解です    これを答えた人の中には

何故かは分からないけれど共通音の保留の原則と言うテーマから推測した人もいるでしょう

その人は頭が良いですね・・・・さて説明をしてゆきます

 

コードは一人の人がギターやピアノでジャーンと弾いてしまうので、想像しにくいのだけれど

コードを3人で歌うと仮定します 例えばドミソならばドを歌う人 ミを歌う人 ソを歌う人です

本来はもう一人ベースを歌う4人目がいないといけないですが説明がややこしくなるので・・・

 

さてその3人は役目がきまっていて ドミソのドを歌う人は その次のコードに移っても

必ずコードの3つ重ねの音の一番下の音を歌います・・・

一応彼を分かりやすく下君(したくん)と呼びます

さてミの音を歌ってた彼も その次にどんなコードが来ようと、真ん中の音を歌います

 彼を中君(なかくん)と命名しましょう・・・

最後にドミソのソを歌ってた人は常に3つ重ねのコードの音の一番上の音を歌う役割があります

彼を上君(うえくん)と呼びます

 

さて課題のまずCからAmコードは基本形はドミソとラドミですが 下君はCの時にドを歌っています

しかし基本形だと次のラドミの時は下君はドから6度も高いラの音を歌わなければなりません

中君はCの時ミだったのにAmではドを歌わなければなりません そして上君はソからドまで

上に歌うか或いは下のドに移行しなければなりません つまり3人全員がAmになった時大きく音を

跳んで歌わなければなりません・・・・実際歌ってやってみると大変ですよ

 

じゃあ そこでこんな考え方をしたら如何でしょうか? 

 

もし次のコードで前のコードで歌った音が又出てきたら 次のコードの時も

その音を歌った人が又歌うとしよう

そして同じ音がない場合は その音に一番近い音を前のコードで歌った人が歌うことにしよう

これが共通音保留の原則です

 

その考え方でCからAmを配置するとドミソからドミラが正しいと分かります 

下君と中君は同じ音を歌うだけなので簡単です 上君もソの音から一つ上のラに上がるだけで

楽な音の移動になりますね・・・・同じ考え方で「AmからFはドミラからファラド そして最後のGは

共通音がありませんのでドファラに一番近くソシレのGを配置するならシレソになります

 

いかがでしょうか?

結果 コードが流れる時のジグザグ感はなくなり 穏やかなコードの移ろい感が出てきて

歌はコードのジグザグ感がないので歌いやすく 又聞いてる側も聞きやすくなります

 

又合唱等もこの考え方が生きてると思います。

 

そして下君・中君・上君なんて呼び方を便宜上、此処だけの呼び方をしていますが

彼等の事を本当は声部と言い又テノール・アルト・ソプノと言う名前がついています

(本来一番下にはもう一つバスがきます)

 

さて ではギタ-ではドミソ ドミラ ドファラ シレソをどうやって弾けばよいのでしょうか?

一度試してみてください・・・答えは次回に

少しでも何かの参考になれば嬉しいですね。

 

               


コードの共通音保留の原則って何の事?

2015-03-19 11:30:56 | 音楽理論

 

えーギターを弾く人は こんな事を思ったことはありませんか?

ピアノがメインの曲でかっこいい響きを聞いた時等 いいなあと思い早速

譜面等を見てコード名を見ると 簡単なコードしか書いてない・・・・しかし

ピアノのコードの響きは豊かで 自分のギターで同じコードを弾いても ピアノの感じとは違う

そんな経験はありませんか?

 

これは勿論ピアノとギターの音域や音質の違いもありますが、それだけではありません

ピアノのアレンジするプロの人達は〔コードの共通音保留の原則〕

〔隣接したコードはそのBassの動きと逆行させる〕と言う2つの決まり事を

基本に考えコードの音を配置するからです。

 

なんかあどえりゃあー難しい言葉が並んでて、それだけで先に進めそうにないけれど

はっきり言って難しいのは言葉だけです・・・・・ご安心を(音楽書は何でも難しく書きたがる)

それって どういうこと?・・・の前に まあ そもそもですが

 

例えば歌の伴奏のコードを弾く時・・・・あまりコードの響きが目立ってしまうのは良くないのです

特にコードの一番高い音(トップノート)には少し配慮します ・・・なぜかって?

 

歌は伴奏の響きより浮き出て目立つことが必要だからです 逆に歌が邪魔されるようなコードや

歌より前に出てしまうようなコードの音等は、避けたほうが歌が聴き易くまた歌い易いからです。

 

まあ その為には細かな決まりごとが多くあるけれど 基本的に上の2つの原則を知ってれば 

難しく考えなくてもそれが簡単に満たされるようになるわけです

これはジャズからではなくクラシックの和声学の考え方から来てると思います

和声学のⅠの最初にまずこれを覚えなさい・・ってな感じで出てきます

 

さてちょっと簡単なクイズを出します・・・(突然がすきなんすよ むかしから・・)

左記のコードの流れに対し構成音の配置が正しいのを 答えa b c dから選んでください。

 

1 C Am F G         a     ドミソ  ラドミ  ファラド  ソシレ

                 b   ミソド  ドミラ  ラドファ  ソシレ

                 c  ドミソ  ドミラ  ドファラ  シレソ

                 d    ソドミ  ドミラ  ファラド  レソシ

                 

                ( 注意 下のほうから順番に音が書いてあります)     

さあ如何でしょうか?  答えがa b c dの内であれば、どれがコードの流れに対し

構成音をベストに振り分けたことになるでしょうか?・・・一度お考えください

答えは次回にて・・・。

 

 

 

 


エレキの曲(ロック)を作ってみました

2015-03-17 14:36:02 | 音楽

えー久しぶりにエレキで曲を作りました

WAVEと言う作品で 文字通り波をテーマにしています

前半は穏やかな浜辺に打ち寄せる波 この部分をバラード風に作ってみました

サビから荒々しい並みのイメージを・・・

この部分をドミナント経由で同主調に転調してハードロックっぽくしてみました

 

又結構録音もハードでしたねえ 特にエレキのフレーズが早い箇所を作ってしまったので

ミス続出で何回か録音しなおしました

エフェクターとアンプシュミレーターはLINE6のPOD HD500Xを使い音を作り

オーディオ・インターフェイス経由で音楽ソフトに録音です。

 

ところでいつも何曲かクラシックっぽい曲を作ると 決まって その後

ロックっぽいモノが作りたくなってくるのです・・・

そしてロックを作ると又逆にクラシックっぽい曲が作りたくなったり

アイデアが浮かんでくるのです・・・・不思議です

 

何処かで心のバランスをとろうとしてるのかもしれないねえ

ところで この曲色んなスケールを使ってますが 

マイナーペンタ ブルースペンタを中心にあとハーモニックマイナースケール辺りです

 

少しの核となるフレーズを決めておいて 後はアドリブに任せました

全体の60%位アドリブになってます

 

ただマンネリを防ぐため 手癖のアドリブは出来るだけやめて

新しく、スケールから生み出すアドリブフレーズを作る努力はしてみました・・・

まあ暇な折にでも聞いてくださいな。 WAVE