石川社中の音楽独り言

ブログ記事の内容に関係なく質問どうぞ!
特にギターや作曲やDTM等をしている方達へ
又愛知県の方達へ是非宜しくです。

知らないと音楽が分からなくなる音名と階名の違い

2015-12-28 16:56:23 | アドリブの仕方

皆さん 新年 明けましておめでとうございますっ 本年も宜しくです

さて新年早々 何をテーマにしようかなあ・・・と考えた挙句

 

まあ これは私の個人的な経験ですが 皆さんにも役に立つかも知れないと思えるので・・・

 

音楽の勉強をする時或いは知識を身につけようと思った時 最初のうちは知らない事も多いので

色んな事を知るにつれ、それなりに理解も出来て嬉しくなり 一層励もうとするのですが 

何故か或る時期から 途中で混乱をし理解が出来なくなり、疑問ばかり増え、挫折した事があります

 

そして私は幸いにも 後年その原因が一体何なのかが分かりました 

そして 又そんな自分が音楽塾と言う商売をはじめる様になって、はじめて分かった事ですが

それは私だけの挫折の経験ではなく 多くの人が その同じ原因で 

私と同じ様に挫折したり音楽の勉強が理解出来なくなってることに気付いたのです

 

それは何かと言うと 

音名と階名の違いと固定ドと移動ドの違いの曖昧な理解だったのです

 

今回そんな部分が少しでも再認識の機会にでもなればなあと思い 取り上げてみました

 

ではまず音名と階名の違いについて 

音名はまず 音の高さの名前です

そりゃあ そうだらあ ほんでも そんだけじゃあ分からんがやあ (知多弁)

まあまあ 旦那 そうあわてずに・・・・

 

例えば88鍵盤のピアノがあったとします 全部高さの違う88の音があるわけですよね

音名はその音全てに一つずつ付けられた名前です・・・・

 

難しく言うなら音はオシロスコープと言う

機械で見ると 1秒間で周期的な波を派生します ですから文字通りそれを周波数と言います

その1秒間に幾つの波の周期があるかによって高さが違います

 

少なければ低い音 高くなるにつれて周波数は多くなります

よく音を合わせるときにAの音を頂戴 と言う人がありますが 世界的に音楽の音は

Aの音 周波数440Hz(ヘルツ)に合わせます ギターなら5弦の12Fですね

ピアノなら中央のハの後のイの音ですね ですからHzの数値は88鍵盤ならば

88種類の違う数値があって 音名は夫々にその周波数数値に付けられた名前です

ですから 絶対的な不変の名前ですよね

 

さて音名に戻りますが 音名をややこしくしてる一つの原因に上記の様に国によって

その呼び方が違う事です・・・ですからここは混乱しないように一番良く使う

日本語と英語の音名表記或いは呼び方に限定します 

 

先ほど88鍵盤ならば88の夫々の名前が音名だと言いましたが

では88も音名を覚えなければならないんでしょうか?・・・・そうではありません

 

音名は基本的に幹音と言う7つの音 鍵盤で言えば白い鍵盤CDEFGABと その幹の音から

枝のように半音変化した或いは黒鍵盤のC♯ D♯ F♯ G♯ A♯ と言う5つの派生音の 

計12の音しか在りません (派生音は♭で考えてもかまいません)

又分かりやすく言うなら 音名CDE~は学校で習ったドレミファ~の感じだと 

今のところは考えてください

(又EとF BとCは最初から白鍵盤でも ご承知のように半音差です)

 

因みに日本語で言えば幹音はハニホヘトイロ 黒鍵の派生音は嬰ハ 嬰ニ 嬰ヘ 嬰ト 嬰イ

となります 嬰とは♯の事 ♭で考えるなら変がつきます 

 

じゃあ 音名が12個なら 例えば88鍵盤の場合 残りの76個の音はどうなるん?

だよね どうなるんだろう? 残りの音の事 忘れとった!

おい!!(怒)

 

さあ久しぶりに課題です 残りの76件の音はどうなるんでしょうか?

そんなの答えるまでも無い! と言うあなた 

では課題2です

音名と階名の違いに今触れてますが ではもう一つ音階名とはなんでしょうか?

答え合わせは次回に

半田の石川社中に通う人はプリント課題 音階名の4~12をメールにて


ダイアトニックコード番外編らぁすぅとぉ

2015-10-18 01:01:12 | アドリブの仕方

今回アップが遅くなりました

半田の石川社中に見学の方が来たので つい話が盛り上がり ブログの事 忘れていました

エーと今回でダイアトニックは一段落とします

文字だけのブログ 或いは譜面を出来るだけ使わないで説明したいと思ってるので 

伝え切れない部分も多いんだけれども 次の事もあるので・・・・

 

さて先回の答え合わせしましょう 課題は

ⅡmのDmは スケール化すればレミファソラシドレ そして構成音はレファラ 或いはレファラドです

では残りのEm  F   G   Am    Bm-5のコードをスケール化し構成音も書きなさい(3・4和音)

・・・でしたね   では答えです 

Emをスケール化するとミファソラシドレミ 

構成音 つまり中心になる音 エッセンスの音 長く伸ばしてよい音は

3和音ならミソシ 4和音ならミソシレ・・・・以下同様に

Fコードはファソラシドレミファ 構成音はファラド そしてファラドミ

Gコードはソラシドレミファ 構成音がソシレ そしてソシレファ

Amコードはラシドレミファソラ 構成音はラドミそしてラドミソ

Bm-5はシドレミファソラシ 構成音がシレファそしてシレファラ・・です

いかがでしたか?・・・・これは何のために役立つかと言うと

 

例えばC   Am   Dm G7ってな曲のコード進行があった場合 

ギター或いはピアノを弾きながら歌を歌ってる人以外の ギターやピアノの人は 

唯同じ様にコードを弾いてるだけと言うのは どこにでもある誰でもが出来る方法で 

 それだけでずっと満足できるならかまいませんが 私はつまらなく感心しません

そこから一歩 ステップアップするには どうしたらよいでしょうか?

 

そこから先に進むには まず どのコードの時に どんな音を弾いて 

その弾いた音がそのコードとどんな関係になってるのかを知らないと いつまでも

あてずっぽうの適当な弾き方や数種類の指癖の使い回し奏法はずっと続きます

・・・そうではありませんか?

 

そこでまず第一歩としてコードをスケールにする事を知る事です

それによっあるコードを弾く時 そのコードにあった7つの音の選択肢が出来ます

でもれだけを弾いてると ただの音階練習になってしまうので その音階から

メロディーを作る必要があります しかし実際これが中々難しいのです

 

そこで音階の中でも 重要な音・エッセンスの音を知ることです それが

アルペジオノート(コード構成音)です

 

ここでのアルペジオは よくアコギで弾いている右手の伴奏奏法の事とちょっと違い

メロディーとしてのアルペジオの事です(Cならドミソシと言うメロディーとして弾く事)

それで7つの音の選択肢から音が3つ・4つに絞られます 或いは7つの音を弾きながら

中心になる音或いは長く伸ばしても良い音として使う事が出来るようになります

 

更にAmのアルペジオはラドミなのでどの音で伸ばしても良いですが ドの音はAmの

3度の音なので哀しく美しいですよ ラの音はAmのルート音なので 普通に良いです

ミの音も同じ ソの音は7thなのでAmが響いてる時にこの音を伸ばすと

全体的にAm7の響きと同じになり ソの音は都会的な、モダンな感じがします

 

つまりアルペジオのどの音でもきれいに響くけど 印象は度数によって違います

 

当然 他のコードも同じです アルペジオを覚えたら何度の音を出すか まで

考えられるとベストです・・・そして実際面では指に上記の事 覚えてもらわないといけません

 

最初にスケール化した音階を指に覚えさせる為に

練習をします これは文字では説明が出来ません コツがあり それを書いてたら

何回分のブログを書くことになります (知りたい人は連絡ください)

 

そして指に7種類のスケールと流れを覚えこませたら アルペジオ練習をします

これも紙面では無理ですが 例えば最初にCコードを弾いたら 次にドレミファソラシド

次にドミソシと流れるように あるリズムに乗せ弾いてゆきます

 

それでCコードの時に弾いてよい音はドレミファソラシド その中で重要な音はアルペジオの

ドミソシ・・・と言うように指に覚えこませてゆく作業をします

 

そして最後にコード間の連結に主眼を置きます 次に来るコードの構成音を意識しながら

或いはそこを到着点とするような メロディーを弾く事の練習をします 

この3段階で 少しずつ慣らして行き やがて〔おかず〕或いは〔初歩的なアドリブ〕が

弾けるようになります

 

そして 前記の このコードのスケール化を、コードに適応するスケールと言う意味で

アベイラブル・ノートスケールと言います 又これが課題2の答えにもなります

 

さて そろそろまとめましょう  ダイアトニックコードを知ることで 

1メロディーにコードを付ける事が出来ます そして どのKeyに対しても7種類のコードを

ダイアトニックの公式で割り出せます 

 

2又主要三和音と仲間のコードの存在も分かり 7種類のコードの性格・機能も分かり

コードを代理する事も出来 コードアレンジの基本になります

 

3コードに対して簡単なメロディー つまり音のおかずの入れ方や簡単なアドリブを

コードのスケール化やアルペジオ音の把握によって 可能になります

 

いかがだったでしょうか

少しでも何かの参考にでもなれば嬉しいです

 

課題1 次はケーデンスをやる予定です

私はブログに過去このケーデンスを取り上げています 復習しておいてください

メロディーに対しコード付けをするとき 更にドンピシャのコード付けが出来ますよ

課題2はコメント欄にて

 

 

 


そもそもテンションって何?らぁすぅとぉ

2015-06-07 07:53:19 | アドリブの仕方

最近特に毎回多くの人に訪問してもらって感謝です 一応テンションは今回を最後にします

繰り返しますが今回はテンションの混乱が多いのは何故か?と言う部分をテーマにしてます

ですからテンションだけを詳しく知りたい人は他のWebをご覧下さい

 

では先回の答えあわせをしましょうか 課題は

下記の音階(スケール)から出来るコード名とアボイドノートそして

そのコードのナチュラルテンションを答えなさい

1ソラシドレミファソ

2ラシドレミファソラ

3シドレミファソラシ・・・・でしたね

 

まず1はG7コード アボイドはド(C)の音 よってテンションは9thと13th

2はAm7コード アボイドはファ(F) よってテンションは9thと11th

3はBm7♭5 アボイドはド(C) よってテンションは11thと♭13th

 

補足します  1のG7はドの音がG7の構成音ソシレファ のシの半音上でアボイドですが

G7sus4と言うコードではドの音も入れます 但しこのドの音は次にシに戻して成立するコードです

G7上のテンションはオルタードが一杯ありますが ここではナチュラルテンションに絞っています

 

2のAm7は構成音ラドミソのミの半音上がファになりアボイドです ・・・

 

 そして最後の3のBm7♭5の構成音シレファラのシの音の半音上がドになりますから 

ドがアボイドになります又シ~ソの音は13番目(6番目)になりますが 

本来の13番目(6番目)の音とはド~ラの様な6度を言います そしてこのドレミファソラでは

ミとファが半音になります ギターでは5弦の3フレから5弦の12フレで9フレット離れてます

 

そして課題のBm7♭5のシ~ソは同じく6度ですがシドレミファソでシとド又ミとファの

半音が2つ入ってます ギターではシは5弦の2フレからソは5弦の10フレで

8フレットしか離れてません ・・・つまりは2種類の6番目(6度或いは13度)が出来ます 

 

混乱を避けるために両者を区別する名前がつけられてます

前者のほうを長6度後者を短6度と呼んでます・・・そして6度或いは13度(13th)とは

半音が間に一つ入る長6度のほうを指します・・・ではシ~ソのような短6度は?と言うと

長6度の6th或いは13thより短いので♭13thとして区別してるわけです

 

それでこの場合の♭13thも先回の♯11thと同じ様にスケール上にそのままに出来る

テンションですからナチュラルテンションです・・・

さあここまで何となくでも分かった人はOKですよ ここから先はちょっと難しくなりますし

混乱の原因が書いてあるだけなので特に読まなくても良いですよ

 

まとめますテンションとは音階の構成音1・3・5・7度以外の2・4・6・度の音の事

つまりその1オクターブ上の9度・11度・13度(9th・11th・13th)のことである

そしてテンションはナチュラルテンションとオルタードテンション分けられる

そしてこの分け方が諸説あり統一されてなく混乱の原因になってる

 

テンションは7種類ある・・・つまり♯や♭が付かない9th・11th・13thの3つと 

一方それが付く♭9th・♯9th・♯11th・♭13thの4つである 

♯13thは構成音の短7度の7thと同じなのでありえません

 

そして前者の3つをナチュラル(そのままの)テンションとし 後者の♯や♭が付いた4つを

オルタード(音を変化させた)テンションとする考え方と  

もう一つはドミナント7コードやセカンダリードミナント7コード以外では

♯や♭をポイントとせずにスケールの音から出来るそのままのテンションをナチュラルテンション

それ以外をオルタードとする考え方があります 私もこれに賛成です でも混乱はしますよね

 

前者の考え方では今回の課題の答えの♯11thや♭13thはオルタードテンションになるし

後者の考え方ではナチュラルテンションになります・・・ちょっとめんどいですね

 

 

さてこの辺でオルタードテンション(変化したテンション)の事も少しは書いておきますね

 

本来G7のドミナント7上に出来るテンションは上記のナチュラルの9th・13th以外に

♭9rh・♯9th・♯11th・♭13thがあります これ等のテンションはソラシドレミファソの

G7をスケール化した そのままのスケールの中では出来ません 

スケールの音に♯や♭を付けて変化させないと出来ないテンションです 

例えばG7♭13thは構成音は ソシレファ♭ミです(レは通常省く) 

♭ミはG7をスケール化したソラシドレミファソの中にはありません よってフラットを付けて

変化させなければなりません・・よってそのままのスケールの音には本来はなく

変化させた音で作ったテンションです・・・つまりこれがオルタードテンションになります

 

でもこの場合 シャープやフラットが付いたらオルタードとする考え方も

スケール音のみをナチュラルで変化させたらオルタードとする考え方にとっても

G7♭13thはともにオルタードと言う事になりますね

 

つまり♯や♭ではなくスケール上の音で出来るテンションはナチュラルとする考え方は

Em7上に出来る♭13thはナチュラル そしてドミナント7上に出来る♭13thは

オルタードと言うややこしさは残ります ドミナント7等以外でと書いたのはそういう意味です

 

結論としてスケール音によって出来るのがナチュラルテンションと言う考え方は

ドミナント7上では、 ♯や♭が付くのがオルタードとする考え方とダブルと言う面はありますが

ドミナント以外のほとんどのスケール上では、そちらの方のが分かりやすい考え方だと思います。

 

まあナチュラル・オルタードの分類はともかくテンションは7つしかないので 

とりあえず音を出してみたらどう?と言う声はありますが・・・

でも勉強過程での余計な混乱が足止めになって、折角良い響きのコードをとっつきにくくしてるのも

周りの声を聞くと事実ではないかなあと思い今回書いてみました

 

いつか機会があればテンションも弾いてみてください・・何かの参考に少しでもなれば嬉しいです。

 

 

 


そもそもテンションって何?Ⅴ

2015-05-31 16:57:50 | アドリブの仕方

どうも長らくお待たせしましたぁ・・・さあ 早速先回の答え合わせをしましょうか

課題は FM7のスケール ファソラシドレミファは何処にも♯記号はないのに

何故♯11thと言うテンションになるのか考えてください 又それはオルタードテンションなのか

ナチュラルテンションなのかも考えてください・・・・・でしたね

 

ではまず11thはそもそも何でしょうね・・・ 11thは4度の1オクターブ上の音の事です

では更にその4度って一体何でしょう?・・・4度とは或る音から4番目になる音の事です

 例えばドから4度(4番目の音)はファの音です ではその距離はどれ程離れてるのでしょうか?

 

何故 ここで音同士の距離が問題になるかと言うと その2つの音を同時に鳴らした時

その音同士の距離の違いで響きも違ってくるからです・・ですから音程は

音と音との距離の違いの事と言っても過言ではないです コードは3つ或いは4つの音の

距離の違いによって響きを作り 人の心の心象風景や四季折々の季節の風景等を響きに例え

或いは物語にして私達に提供してくれるわけです じゃあ今回課題の具体的な音の距離を調べます

 

ドは5弦の3フレット そしてファは5弦の8フレットだから5フレット分離れてるわけです 

そして課題の問題になってるFM7の構成音の同じく4度の関係にあるファからシは

ファは4弦の3フレットからシは9フレットだから6フレット分離れてるわけです

何故違いが出るのかですよね・・?      それはつまり

 

ドとファ・ファとシは同じ4番目同士なんだけれどドとファの間にはミファの半音が入るし 一方 

ファとシの間にはファソラシなので半音が一つも入らないのでファとシの4度の方が長いわけです

 

しかし一般に4度と言えばドとファのように間に半音が一つ入る4度 これを完全4度と言います

つまりこの完全4度を11thとしてるわけです 然るにファとシの4度はそれより距離が長いので

増4度と呼んでいます・・そしてここで問題なのは増4度は11thと表記する事は出来ないのです

何故なら完全4度のほうを11thとしてるから混乱します じゃあ増4度はどう表記するかと言うと

完全4度より距離が長いので♯11thと表記するわけです

 

さあ答えですFM7のファとシは増4度になってるので完全4度の11thではなく

あえて♯11thと表記するのが正しいわけです

そしてもう一つの答え その♯11thは元になるファソラシドレミファの音に

何処かの音に事情や都合があって♯を付けたのではなく

音階の中のファとシの音の距離にそのまま出来てる♯11th(増4度)ですよね・・・?

ですからオルタードテンション(変化させたテンション)ではなく

ナチュラルテンション(音階の中に自然にそのままに出来るテンション)なのです 

ですから答えはナチュラルテンションですね

 

うーん 確かにややこしい話ですね テンションが難しいのはこんなんが原因の一つです

更に言えば上記の♯11thはオルタードだと言う人も少数だけどいます

諸説あるけどその多くは♯・♭が付けばオルタードテンションと最初に覚え込んでしまった事が

原因のようです ただその事が余計にテンションの混乱を招いている原因にもなっています

 

さあ課題です下記の音階(スケール)から出来るコード名とアボイドノートそして

そのコードのナチュラルテンションを答えなさい

1ソラシドレミファソ

2ラシドレミファソラ

3シドレミファソラシ

何かの参考にでもなれば嬉しいです

石川社中に通う人はプリント課題 〔テンションの種類の1から5までの回答をメールにて〕

 


そもそもテンションって何?Ⅳ

2015-05-23 11:07:02 | アドリブの仕方

お待たせしましたあ・・・では先回の答えあわせから始めますかあ

課題は下記のスケールから出来るコード名とアボイドノートを探しなさい

1 レミファソラシドレ

2 ミファソラシドレミ

3 ファソラシドレミファ

でしたね?・・・では回答です

1は構成音はレファラド・・つまりDm7コードですね アボイドは後述します

2は構成音はミソシレ・・・つまりEm7コードですよね アボイドはファとドですね

ファは構成音ミの半音上の音になります 又ドも構成音シの半音上の音になりますね

 

さて3は構成音はファラドミ・・・つまりFM7コードです アボイドはありませんね?

ここまでOKでしょうかあ?・・又正解しなくてもここまで理解できてれば十分ですよ

勉強しはじめた頃の私なんか 多分こんな事全然理解していなかったと思うので・・・

 

さて1レミファソラシドレ のアボイドの件ですがここから少し話が難しくなります ですから

ここまででOKと言う人はこの先特に読む必要はありませんよ

 

さて ではアボイドは構成音の半音上と言う条件以外にも前記したように

コード機能を害さない・・と言うもう一つの条件がありましたよね

結論から言えばレミファソラシドレのアボイドはシの音になります その理由の説は

色々あります 此処では大雑把に簡単に説明します

 

シの音は構成音の半音上ではありません しかしDm7は次にかなりの確立でG7コードが

来る事が予想されます 特にジャズではツーファイブといって(Ⅱ Ⅴ Ⅰ)

Dm7 G7  CM7はよく使われます・・・そして次に来るG7コードは不安定な響きが特徴です

そしてその次のCM7はその不安定さを解消して安堵感のある安定した響きで解決してくれます

 

このときのG7の不安定さは構成音ソシレファの中のファとシの音が不安定さを出しています

そしてそのファとシの音程は4弦の3fから4弦の9fまでの6f分・・つまり全音で言うと3つ分

この全音3つ分離れている音を特にトライトーン(3全音)と言って、不安定さの代表なのです

 

つまり レファラドの音が響いているDm7コードがバックの時 基本的にはシの音を出すと

不安定さが生まれ次に来るG7の特徴的な不安定さを 先取りしてしまうような形になってしまいます

又同じくシの音は次のG7からCM7に解決 つまり安定した安堵感を得るのにシ→ドと流れる

欠かせない音でもあります ですから一般的にはシは構成音の半音上ではないけれど

コード機能や進行を害さない為 Dm7のアボイドはシとする人が多いわけです

 

まとめましょう

一般的にDm7のテンションはアボイドはシ よってテンションは残りの9thと11th

一般的にEm7のアボイドはファとド よってテンションは残りの11th

一般的にFM7のアボイドはなく テンションは9th ♯11th 13thです

 

 

さあ課題です FM7のスケール ファソラシドレミファは何処にも♯記号はないのに

何故♯11thと言うテンションになるのか考えてください 又それはオルタードテンションなのか

ナチュラルテンションなのかも考えてください・・・答えあわせは次回に

少しでも何かの参考にでもなれば嬉しいです

 石川社中に通ってる人は プリント問題〔スケールとアボイドの8~11〕までの答えをメールにて