菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

サザンシアターに白蛇、舞い降りる

2017年05月25日 | Weblog
5月25日(木)







ある中国の女性を好きになった事がある。
割と本気で。
もう20年も前だけど。
でも鮮明に覚えてるけど。

その方は。
とても神秘的で。
とても妖艶で。
でも、とても可愛らしくて。
とても温かくて。
「この人は人間じゃないかもしれない」
「もしかして妖なんじゃないのか」
と本気で何度も想った。
それくらいミステリアスな女性だった。


だから僕にとって、
中国の女性はそんな存在で。
その瞳の奥に何が光っているのかを、
知りたいけど、
知ってしまうと虜になってしまう怖さと、
溺れてみたい欲望とを兼ね備えている女性の印象が強いのです。


偉大なる物語「白蛇伝」を今回脚色し、
オリジナルとして執筆するにあたり、
様々な想いや責任感が芽生えた。
物語の中に沢山散りばめられたメッセージ。
その中でも僕は、白蛇の妖である白娘の
「怖いくらいに真っすぐで、ひたむきで一途な想いをまっとうする彼女の強さ」
を軸にこの幻想奇譚「白蛇伝」を執筆した。

【あの人に逢いたい】
人間にとって1番シンプルで、1番愛おしい想いを底辺に持ちながら。


全ての登場人物に正義が有り、愛する人が居る。
互いの主張は真っ当で、だからこそぶつかり合ってしまう。
人間を肯定したいのに、人間を否定してしまう。
それはまるで我が国が今おかれている状況に怖いくらい似ていて、僕は今この作品を演劇として上演する事に運命を感じている。


全てのキャストが命を削って演じてます。
全てのスタッフが魂込めて世界を構築しています。

今年は日中国交正常化45周年。

僕達がやれる全てがサザンシアターに詰まってる。
今日から幻想忌憚が始まる。


「明日、あの人に逢い行こう」
そんな勇気を与えられるラブストーリー創りました。


さ。
おいで。




to be continued…
コメント (2)
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