菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

俳優とは

2019年08月11日 | Weblog
8月11日(日)☀️




「上手い俳優になる為にはどうすればいいですか?」

よく聞かれる。
僕はこう答える。

「上手い俳優になんてならなくていいんだよ」

と。
するとこう来る。

「じゃあどんな俳優になればいいんですか?」

と。
そしたら。

「いい俳優になればいいんだよ」

と答える。



僕は。
上手い俳優より。
いい俳優が好きだ。

芝居が上手くても。
何処か好きになれない俳優がいる。
芝居が下手でも。
何処か好きな俳優がいる。

芝居や容姿を。
自慢気にアピールする俳優がいる。
芝居や容姿を。
一生懸命リカバーする俳優がいる。

理解出来ない事を理解しようとしない俳優がいる。
理解出来ない事を理解しようとする俳優がいる。

自分をどれだけ良く見せようかばかり考えてる俳優がいる。
相手をどれだけ良く見せようかばかり考えてる俳優がいる。

売れたい俳優がいる。
良い芝居をしたい俳優がいる。


上手い人間がいる。
良い人間がいる。

誰かが見てるとやるけど、誰も見ていないとやらない人間がいる。
誰も見てないけどやる人間がいる。

良い俳優になる為には。
良い人間でいることだ。


因みに俳優とは、

「古くは「わざおき」。神を招(お)ぐ態(わざ)の意〕面白おかしい技を演じて、歌い舞い、神や人の心を和らげ楽しませること。また、それを行う人のことを俳優(わざおぎ)と言った」

である。

神と人の心を和らげ楽しませる人間なんだから。


さ。
明日も。
生きよ。
笑いながら。
真面目に。
一生懸命に。



to be continued…
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