菅野臣太朗の携帯メール日記

演劇で日本を元気に。そして、健やかに

50-142

2025年01月11日 | Weblog

1月11日(土)晴れ


本年初の稽古開始

アカデミーオンライン公演稽古
去年でプレ稽古を終え
今日から本番チームでの稽古

始めましての方も
お久しぶりの方も
引き続き継続の方も
兎に角
新旧入り乱れたチーム編成で
心機一転
約1か月前に渡した台本を使っての
本年初稽古

全チーム
全キャスト

まだ
台詞を頭で確認しながら「言う」

台詞を本で確認しながら「読み上げる」
が殆どで
まだまだ台詞を自分のものに出来ていないのが現状

「言う」
とは言葉を口に出すこと

「読み上げる」
とは言葉や文章を声に上げること

演技のスタートは(台本の解釈はもっと前として)
台詞を的確に完全に入れた時点で
「どう言うか」か「どう読み上げるか」ではなく
「どう居るか」を前提として
「どう話すか」か「どう語るか」を指します

「話す」
とは言葉を相手に伝えながら、コミュニケーションを取りながら内容のあるこを話し合うことです

「語る」
とは内容を理解させることを前提とし、主題に沿った事柄や考えを言葉で順序立てて相手に伝えることです

そして
時折「喋る」という行為を入れて
物語を揺らしていきます

「喋る」
とは衝動的にあまり内容のないことを口数多く話し、時にはマイナス要素を人に与えたり、言ってはいけないことを他人に言ってしまうことです

同じ言葉を発する行為でも
多種多様の言葉の発し方を使い分けながら
相手や状況を動かしていくことが演じるということです

俳優は
普段僕たちが行っている
無意識な行為を
意識化して分析して
無意識な行為にまで落とし込んでいき
演出家もしくは監督の要望を取り入れながら
その瞬間瞬間を
自分以外(相手・場所・状況等)を表現する職業です

俳優は
神技でもあり
神業を持ち合わせた職人です

どの職業のプロも
同じだと思いますが
その域に辿り着いた人が
「本物」
なんだと思います

自分にも
戒めながら
今夜は

お手軽な
ジャパニーズウヰスキーで
〆ます


また
明日も始まりますように

コメント
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