東京都富士見地区は、生涯学習のメッカ、九段会館保存、江戸城天守閣の再興などで活性化は可能だ

2012年04月16日 01時38分05秒 | 政治

 ◆東京都千代田区の富士見地区コミュニティ活性化事業「『まちの記憶・まちの暮し』シンポジウム」が、4月15日午後2時~4時、千代田区役所1階区民ホールで開かれた。私は、「第1部・新作講談―よくわかる富士見地区ー江戸から平成。まちの記憶・まちの暮らし」(講談・一龍斎貞心さん、コーディネーター・道見由貴さん=有限会社プラネット)でコメントした。また、「第2部・シンポジウム―これからの富士見地区ー『歴史に学び、未来をひらくー私たちのまちづくり』」(コーディネーター・道見由貴さん=有限会社プラネット)のパネリストとして、発言した。




 シンポジウム開催場所の東京都千代田区役所




冒頭挨拶する林勇会長(千代田区富士見地区町会連合会会長・飯田橋町会会長)   




 第1部・新作講談―よくわかる富士見地区ー江戸から平成。まちの記憶・まちの暮らし」(講談・一龍斎貞心さん、コーディネーター・道見由貴さん=有限会社プラネット

第一段「江戸時代の始まり―江戸氏から江戸城へ―」
 第一場「将門伝説の築土神社」
 第二場「太田道灌、江戸城築城」
 第三場「家康入場 飯田町の始まり」 
第二段「江戸の繁栄と"まちのくらし"」
 第一場「外堀が完成し、城内を形成」
 第二場「旗本屋敷と町人のまち」
 第三場「幕末、江戸から東京への大転換」
第三段「明治から平成へ―震災、戦災、変化を乗り越える"まちの暮らし"―」




第一段「江戸時代の始まり―江戸氏から江戸城へ―」

「関東移封の折、家康が構想した豊かな江戸の未来像、当時の江戸が秘めていた可能性など」

 コメント=古来、支配者は、「水と時」を支配して、都造りを行う。徳川家康公は、征夷大将軍になろうとして、源氏を名乗り、江戸に入った。征夷大将軍は、鎌倉幕府を開いた源頼朝以来、源氏でなければならなかったのである。
 江戸は、海から見ると、5つの山が並んでいるように見える。しかし、それらは山ではなく、台地である。川越方面から流れる水に侵食されてできた上野山台、神田台、皇居台、愛宕山台、品川御殿山台。この真ん中の皇居台に江戸城が築かれている。しかも、要塞である江戸城を中心とする都市づくりは、平安京のコピーでもある。御所の東北、鬼門に比叡山延暦寺、琵琶湖がある。江戸城の東北には、不忍池があり、東叡山寛永寺がある。
 江戸城の背後には、豊かな関東平野、武蔵野が広がり、前には、海がある。山の幸、海の幸に恵まれている。家康公は、ここに平和都市を築こうとしたのであった。




第二段「江戸の繁栄と"まちのくらし"」
 
「江戸時代のまちの暮らしの知恵とは。明治という新しい時代を切り開いた人々の姿に、閉塞した時代を生き抜くヒントを探る」

コメント=江戸時代、265年間は戦争がなかった。この平和な時代は、士農工商という職分によって身分が固定化されて、激しい競争に見舞われることもなく、あくせくしないで生活できた。武士は、40歳にもなれば、家督を子どもに譲って隠居し、魚釣りなどを楽しむことを願った。町人たちも、花鳥風月を愛でる生活を楽しむ。だから、年中行事、縁日、花見、川開き、涼み、月見、歳の市などを楽しみにした。
 しかし、身分が固定化されて、閉塞社会になり、それが開国、文明開花により、人々のエネルギーが爆発して、近代化が始まった。
 ところが、現代は、激しい競争状態になり、さらに経済のグローバル化により、それが人間性を蝕むようになった。このため、あの江戸時代のあくせくしない生活に憧れを抱く人々が増えてきている。もう一度、花鳥風月をゆっくり愛でることができる生活への回帰である。




第三段「明治から平成へ―震災、戦災、変化を乗り越える"まちの暮らし"―」

「変化する時代の中で、地域の特性を生かした暮らしをつくり、魅力的なまちをつくるために必要なこととは。都心の新しいコミュニティを築き、活性化するためになど」

 コメント=富士見地区は、学問の土地だ。暁星、白百合、二松学舎、法政などの学校がたくさんある。学園都市だ。また、JRだけでなく、地下鉄が何本も乗り入れていて、これほど便利なところはない。これからは、人生100年時代にふさわしく、生涯学習のメッカとなる。そして、花鳥風月もたっぷり堪能できる街づくりが求められる。
 さらに、埼玉都民、千葉都民、神奈川都民との交流を深めて、コミュニティを厚みと深みを持たせて、新しい街づくりにも力を入れていく必要がある。




◆「第2部・シンポジウム―これからの富士見地区―『歴史に学び、未来をひらく―私たちのまちづくり』」
 テーマは、以下の4つ。
 ①ここで暮す人、ここで働く人、ここに集う人にとって、富士見地区の魅力とは?
 ②都心の生活、利便性と新しい地域コミュニティについて。
 ③江戸時代から続く歴史的資源・資産の活用法は?




発言=富士見地区は、「地位」、土地の位が高い。地盤もしっかりしていて、住みやすい。しかし、耐震構造になっていなかった九段会館が「3.11」の大震災で被害を受けた。
 九段会館の保存は、絶対に必要である。2.26事件のとき、戒厳令司令部となった歴史的遺産でもあるからだ。さらに富士見地区には、銅像がたくさんある。長谷川平蔵の役宅跡もある。「ブラタモリ」に習って、古地図を普及し、自転車を貸し出し、自由に移動できるようにする。また、江戸城天守閣を再興し、東京のシンボルにする。
 このほか、地域住民に、ここに勤めている人々も含めて「防災訓練」を行い、関東大地震に備え、コミュニティの力を強くしていくことも求められる。




富士見地区町連合会地域コミュニティ活性化事業実行委員会が新しく作成した「富士見地区"まちの記憶・まちの暮らし"探索ガイドブック」




 九段会館 



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小沢一郎元代表は、大阪市の橋下徹市長ばかりか、米CIA対日工作者マイケル・グリーン日本部長、コロンビア大学のジェラルド・カーティス教授からも見直されつつある

◆〔特別情報①〕
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