新!編集人の独り言

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スキーツアー

2008-02-17 05:51:44 | Weblog
まず、乾燥室で板にワックスを塗る。
「あらぁ、この板ベースワックスとれてるわ」
「へっ、誰の」
「わかんないけど、これ」

あ、俺のだ。

「ベースかけておいたほうがいいよ。今回はワックスでお茶濁しちゃうけど」
「だねぇ」
どっちにしても今年はこれっきりでまた板しまうから、その時にワックスかけておかないとなぁ。

板を出して、小僧の親父の車にブーツと板とストックを乗せる。
しかし・・・そそくさと荷物を入れてるのは親父だけ。
おっかあと小僧は・・・おっかあはまだ部屋の中だし、小僧は雪まみれ(笑)
まあ、気持ちはわかるけどねぇ・・・
都会じゃ雪ったってそんなにド派手に降らんし、きたないし。
でも、これから遊びに行くんだから準備くらいさせたらいいんだけどね。

「かえって時間がかかるから、俺がチャチャッとやったほうがいいんだよ」
ま、その家庭のやり方だからいいけどね。

ちょうど全部の板を積み終わったころにおっかあ登場。
自分の後輩ですからね、おっかあ。
「お前さ、みんな準備してるんだから、手伝ったら?」
「だって、アタシが手伝うと怒るんだもん」
「段取無視すっからだろ?」
「いいの。それが一番効率的だから」

そりゃあ親がこれじゃ子供手伝わないわ・・・

さて、出発。時間ももうすぐ11時だし・・・
と思いきや・・・
「あ、ごめん。忘れ物」
声の主はおっかあ。ヲイヲイ、お前最後まで部屋にいなかったか?
「お前なあ、いい加減にしろよ!いっつもじゃねえか」
と小僧の親父がブチ切れる。
相方と俺はもう無言。黙ってるしかない(苦笑)

部屋に戻って5分・・・
おっかあが歩いて戻ってきた。
「走ってこいよ。待ってるんだから」
「すみません。コンビニ寄って下さい。お願いします」
「は??」
「お願いします」
親父、物凄くムッした顔で車を動かす。
車はコンビニへ。
つくとおっかあ、店の中へ。
子供達も降りようとすると・・・
「お前らは降りるな!!」
親父またもや怒声。
まあねえ、ただでさえ遅れてますから。
ここで小僧降ろすとお菓子売場でさらに遅くなりますからね。

おっかあがコンビニ袋さげて帰ってきた。
「何買ったの?」
「髪止め。持ってきてると思ってたんだけどね」
「輪ゴムでいいじゃん」
「なかったんだもん」
「そんなものの為に遅れたんだぞ。反省しろ」
親父、口調が怒ってます。いや、そんなに怒らんでもええやん。

「にしても今日は混んでるのかなぁ」
この重い雰囲気を打開するため相方が切り出した。
「あー、どうだろ。今年はスキーバス走ってるの見たからな」
「やっぱあれじゃない?映画とかやってるから、その影響で客増えたって聞いてるけど、それなんじゃない」
「それだったらモーグルがブームになっちゃうじゃん」
「初心者がコブコブ行ったら立ち往生するよ」
「あ、俺それだ」
「よーしわかった。編集人、上から落してやろう。んでもって下からその悪戦苦闘ぶりをビデオに収めてやるよ」
「よーしわかった。そんなことしたらなあ、小僧どもも道連れにしてやっからな。30度の斜度でトンと突き飛ばしてやっからな」

冗談とはいえ、口調はマジ(笑)
「えー、ヤダ」
小僧が騒ぐ。冗談を間に受けた。
面白いのでそのまま親父とのマジメなバカ話が続く。
「そんなことやったらなぁ、昼飯にメタミドホスぶちこんでやっからな」
「持ってるのか」
「持ってないと思うのか」
「持ってないと思うぞ」
「正解」

くだらねぇ・・・(笑)

「話戻すとあれなんだよな。俺らみたいな連中が子育ても一段落してスキーできるようになったんだよ」
「俺らはずーっとやってたけどな」
「そりゃあお前ら独身だもん。だからお前らは結婚しろよ、とっとと」
「だっていないんだもん」
「探せよ」

やっぱ行きつくところはその話か(笑)

車はスキー場へ。

そこで我々が目にしたものは・・・

次回に続く・・・

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