昨日はクラウンパレス秋北にて降圧配合剤リザルタスについての講演が
ありました。特別講師は東北大メデイカル・メガバンク機構の清元教授の体
質にあったオーダーメイド医療の実現について、興味ある御講演がありました。
腎臓病の専門家らしく、微量アルブミン・蛋白尿量の評価の重要性について、
心血管イベントとの強い相関と,この蛋白尿軽減効果が期待できる薬剤選択
が重要としています。結果、配合剤リザルタスは充分な降圧効果だけでなく、腎
保護作用を持った理想的な薬剤であり、ARB(オルメテックなど)の次に選択す
べきであるとしている。また腎不全では交感神経亢進が認められ、これも抑制する
薬剤CCBではカルブロック(アゼル二ジピン)が有効で、アムロジン(アムロジピン)
では亢進傾向を示すらしい。個人的には腎保護作用だけでなく、心保護作用も重要
であり、どちらにもリザルタス配合剤は有用であると考えられる。