今朝、たまたまHOMA2について検索していたら、DM発症に関する前向き
研究 Whitehall Ⅱstusy (英国)に遭遇した。それによるとDM発症群では
発症3年前からFBA(空腹時血糖)およびBS2(食後2時間血糖)ともに急激
に上昇するらしい。HOMA2‐%S(計算上のインスリン感受性)は発症5年前
から急激に低下、HOMA2‐%B(計算上のインスリン分泌能)は発症3-4年
前から増加して、その後DM発症時にかけて低下するとしている。この結果から
インスリン抵抗性の急激な増大後、一定の対応期間(2年前後)を経てインスリン
分泌が低下し、DMが発症すると考えられる。当院でも75gGTTにて血糖が正常
あるいは軽度上昇群で高インスリン呈する症例を散見するが、このような症例では
IGTあるいは正常耐糖能だとしても、3~4年後にはDMを発症するハイリスク群相
当であると考えられる訳であります。ですから、このような症例群では積極的な介入
が必要でありますね!【追申】HOMA2に関しては計算ソフト(オックスフォード大学)
があるらしく、無料で計算してくれるらしいですが・・・。