ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

Zetia Forum2016要旨③

2016年06月08日 07時55分28秒 | 趣味

 「冠動脈病変と脂質異常との関連性」について豊橋ハートセンター内科部長

の寺島先生のご講演がありまし。実際動脈硬化病変では7‐ケトコレルテロール

の蓄積が多く認められ、不安定プラーク症例ではコレルテロール吸収能の亢進

とFc(fibrous cap)の菲薄化が認められる。このような症例にゼチーアを投与す

ると、不安定プラークの縮小とFcの肥厚化がOCTにて確認している。したがって、

不安定プラークの質的安定化も期待できるとしている。当院でもスタチンにゼチー

を投与している症例が多いが、高TGのDM症例でインスリン抵抗性改善薬アクト

ス投与群ではTGの著名な低下(約50%)を認め、非常に驚いております。また、最

場したSGLT2阻害剤でも優位なTGの低下が期待できます。

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