ドクトール隆の日常日記(秋田県大館市 伊藤内科医院)

日常診療とプライベイトに思う・・・

冬将軍2008!いよいよ到来!

2007年11月19日 07時41分04秒 | Weblog
 遂にいよいよ!シベリアから冬将軍が到来!青森や秋田では雪が断続的に降り続いております。例年に比べると段々遅くなっているようでありますが、一面は銀世界であります。昨晩は我が家のベランダにあるツリーの青いイルミネーションがとっても綺麗でした。実は昨日は「GERD研究会」の帰りで夕方羽田から青森空港へ帰る予定でありまして、天候が心配されましたが、無事帰還致しました。着陸態勢に入ってから機体は左右に揺れ、「無事着陸できるのかな?」と心配するくらい揺れました!まさに昨日の天気図は西高東低の冬型で上空の寒気も-6℃以下となり、結果雪混じりの大荒れの天気となった訳です。しかし、ボーダーやスキーヤーにとっては待ちに待った季節の到来でありましょう!小生も冬将軍の到来で今年初めてジャンバーに手も通しましたが、空気も乾燥してきており、皆さんも風邪を引かないようくれぐれもお気をつけてください!予防接種はお早めに・・・!
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インフルエンザ流行2008!早めの予防接種を!

2007年11月16日 10時19分18秒 | Weblog
 今年は11月に入りすでに東京ではインフルエンザの流行が始まっております。例年に比較して2008年度は流行するのではとの観測が広まっております。したがってワクチンの予防接種を早めにする必要があります。毎年インフルエンザはその型(亜型)を少しずつ変化させており、なおかつ昨年打ったワクチンは約5ヶ月で無効となるため、毎年打つ必要があるのです。毎年市販されているワクチンは原則的に2種のA型(ソ連型と香港型),1種のB型が含まれており、毎年流行が予想される種類の亜型が入っております。したがって予想が的中しない場合もあり、その効果は年によって若干のばらつき(40~80%)がありますが、集団流行や重症化を未然に防止するためには必要なものであります。特に高齢者や乳幼児さらには集団生活をしている施設入居者や医療関係者は是非打っておく必要があります。現在抗インフルエンザ薬のタミフルは使用制限(10~19才は使用不可)がかかっており、慎重投与の状態であります。それに替わる薬剤としてはリレンザ(吸入)があり、タミフルと遜色ない効果が期待できます!いずれにせよ早めのワクチン接種をお勧めします!
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女子ゴルフ世界ランキング!日本トップは桃子!

2007年11月14日 10時49分33秒 | Weblog
 女子ゴルフ世界ランキングが先ほど発表され、日本女子トップは16位の上田桃子選手であった!17位に宮里藍、18位に大山志保、20位に横峰さくらがランクインしている。ちなみに1位はロレーナ・オチョア、2位はアニカ・ソレンスタムがつけている。ところで上田桃子は先日日本で開催された米国ツアー(LPGA)ミズノ女子ゴルフで初優勝しており、まさに注目にされている選手である。現在賞金女王のトップであり、あと2試合を残してまさに正念場と言えよう!ちなみに現在の賞金総額は上田が1億4341万で、2位の横峰が1億1136万円であり、3200万の差を付けてトップに立っている。まあ今年の賞金女王は間違いないと思うが、最後まで気を緩めず頑張ってもらいたい。桃子ちゃん!頑張ってネ!期待してます!また桃子ちゃんの満天の笑顔が見たいです!
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米屋の青カビから「スタチン」誕生!

2007年11月12日 08時43分09秒 | 診療&トピツクス
 現在抗高脂血症剤として広く使用されている薬剤「スタチン」。正確にはHMG-CoA還元酵素というが、日本では7種類が使用されており、世界的にも約3兆円以上の売り上げを上げている人気商品である。実はこの薬剤の発見には日本人研究者”遠藤章”氏(現東京農工大名誉教授)の偉大なる功績があったのだ。遠藤氏は6000種類のカビを丹念に調べて、抗コレステロール作用のある物質”コンパクチン”を世界に先駆けて発見した方であり、三共と共同で新薬の開発に挑んだが、副作用などで途中断念。その頃、米国メルク社がコンパクチン類似物質を発見、87年にロバスタチン(商品名メバコール)の商品化に初めて成功した。それから遅れること2年後に三共でもメバロチン(プラバスタチン)を商品化した。この薬剤は水溶性で副作用が少なく、安定したマイルドな薬剤である。その後、強力なスタチン系剤が続々と発売され現在に至っている。話は前に戻るが、実はコンパクチンは京都の米屋で見つかった”青カビ”から取ったものだそうで、”何処に妙薬の原石”が転がっているか?解りませんネ!「それにしても素晴らしい仕事をしましたね~!」感心致しました。
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医龍2!”バーディバーディ”ってなあに?

2007年11月09日 09時35分49秒 | Weblog
 昨日医龍2が放送され、我が家全員で観ました。高2の次男が”バーディバーディ”って何のことと質問してきたので、「それ来た!」とばかりに血液専門医の知識のあるところを見せつけるチャンスと思い、はりきって説明しました!これはゴルフの2連続バーディのことではなく、特殊なRh(-)の血液型のことであります。その前にRh抗原はC,c,D,E,eなど46種類あるとされており、3抗原で構成されております。しかし先天的にDの両端の抗原が欠損している人があり、これが-D-(バー・ディ・バー)と言われています。しかし通常の血液型検査で不規則抗体を検査しない場合Rh(-)でありながらRh(+)と判定されてしまいます。従って、過去にRh(+)の輸血を大量に受けた場合、自己(不規則)抗体(抗C,c,D,E,eなど)を作ってしまうのですが、特に抗D抗体が重要であります。このような患者さんにRh(+)の血液を誤って輸血すると溶血性ショックを起こす危険があります。非常に稀(1%以下)でありますので、手術や化学療法などで輸血が必要な場合は、事前にD抗原(-)でRh(-)の血液を用意する必要があります。小生も同様の症例に化学療法をした経験がありまして、日赤を通じてRh(-)手帳のグループを探して貰い、輸血該当者を探したことがありましたが・・・。それにしても難しいオペを40分で完了する浅田は現代版ブラックジャックでありましょう!また来週も観よっと・・・!
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