己丑の「初」、東洋大学。

【新聞記事より】平成21年1月1日日経新聞「春秋」

歳時記をひもとけば「初」を冠したいくつもの季語が出番を待っている。初明り、初茜、初晴、初御空、ひとまとめにして初景色。元旦のすがすがしい気分で眺めると、いつもの空も街も輝いて見える。希望に満ちた美しい言葉だ。
ものみな凍りつく経済危機のなかで新年を迎えた。世界中が冬景色に違いない。しかし、私たちの国はかつて敗戦で破滅を体験し、そこから甦った記憶を持っている。まだ60年ほど前の忍苦と再生の風景である。
戦後初めての丑年は1949年。ちょうど今年と同じ「己丑(きちゅう)」だ。証券取引所が再開され、国鉄の特急列車が復活し、湯川秀樹博士はノーベル物理学賞を射止めている。この立ち直りの早さはひたむきに生きた一人ひとりの底力ゆえだろう。日本人もあまり捨てたものじゃない。
丑という漢字は指先に地からを入れて強くものを取る形からできた。そんな由来にあやかって復活のカギをつかみ取りたい。憂いは多く道は険しいけれど、過去と未来に思いを巡らせばまた新しい景色が見えてくるかもしれない。
「加速するものこと光れ初御空」(五島高資)


【ちょっと一息】

今年の「初」は、やはり「初優勝」でしょうかね。

箱根駅伝で、東洋大学が、総合優勝を達成しましたね。おめでとうございます。直前の監督辞任で窮地に追い込まれたにもかかわらず、偉業達成できたことは本当に素晴らしいと思います

また、山の神と言われた今井選手を上回る箱根山登り記録を打ち出した

「新山の神」柏原選手、

素晴らしい一年生ですよね。

以前に仕事で箱根駅伝に関わったことがあるんですが、東京大手町のゴール付近は、選手が近づいてくると、観客の「うおー」という応援が地面から響いてくるような感覚なんですよね。ゴールを切る選手は幸せでしょう、きっと

一方、シード権を獲得できなかった大学も参加できなかった大学も今年一年、復活のために、頑張ってください

来年、応援に行くなら中継所の場所は以下の通りです。

◆読売新聞社(スタート/ゴール)(場所はiタウンページスクロール地図!

★昨年のスタート地点の模様は、こちら。

◆鶴見中継所 (場所はiタウンページスクロール地図!

◆戸塚中継所(場所はiタウンページスクロール地図!

◆平塚中継所(場所はiタウンページスクロール地図!

◆小田原中継所(場所はiタウンページスクロール地図!

◆芦ノ湖(ゴール/スタート)(場所はiタウンページスクロール地図!


ところで、干支ですが、干支は、十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10の要素からなり、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の12の要素からなっており、あわせて干支と呼ぶんですよね。

その年は、十干と十二支の組み合わせ、60通りで表わされています。それで、今年の干支は「己丑」なんですね。

「丑(うし)」の特徴は、粘り強さと誠実。この経済状況を打ち破るにはもってこいの年かもしれませんね。頑張れ、ニッポン

iタウンページもこの景気回復の為に尽力を尽くしたく思います。

ちなみに、私の生まれ年の干支は「癸卯(きぼう)」です。希望に満ちていた時代だったのでしょうか。今年も希望に満ちて頑張ります


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